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2006年4月15日 (土)

我が小田原市政府の悲惨

駅前再開発のことです。市議会3月定例会最終日の3月29日に「小田原駅東口お城通り地区再開発事業」についての要望書を小田原市長に提出しました。その回答が、約束の日に遅延して4月14日に郵送されてきました。住民に密着した基礎自治体としての小田原市政府の品質と志は、評価のしようがありません。こんな市政府を我々市民が税負担して支えていること誠に悲しく思います。このプロジェクトのために、呆れるほどの血税が垂れ流されてきましたし、今後も垂れ流し続けられ、そのあげく「うまく行きませんでした」「幕引きにまたお金がかかります」ということにさせてはなりません。このプロジェクトを一刻も早く停止させ、私たちの政府の財政体質を再生させなければ、取り返しのつかない悲惨を後代に残すことになります。みなさまの監視と行動を切望します。
少し長くなりますが、私たちの要望書とそれに対する小田原市長の回答を掲載します。ご高察ください。

【私たちの要望書全文】
小田原市長 小澤 良明 殿
「小田原駅東口お城通り地区再開発事業」についての要望書
【要望趣旨】
 小田原市が事業推進されている標記の施策について、3月1日に貴職宛に本件事業の中止を求める要望書をお出しいたしました。しかるに3月9日と12日に開催された説明会では、市民の真剣な質疑および意見に対し、所管課職員からはなんら納得できる説明はなく、前記の要望書でも指摘したとおり、事業用地が大きな欠陥を抱えることになったにもかかわらず、事業は従来通り推進すると強弁するだけで、参加した市民はますます不信感を募らせました。
 多くの市民が、強い不信感を抱き質問と発言を求めている中を、強引な閉会宣言で打ち切り、しかもその不当を訴える参会者に対し、「反対意見は何回聞いても同じこと、説明会を開いてもしょうがない。」との暴言を吐いた職員までいました。
 私たちがこれまで多くの市民に接触した限りでは、市民はこの事業の仕組みを全く承知しておりません。わずか2箇所で開催した説明会では、所管課職員の説明によってでは無く、一般市民の質疑とその回答から初めてその姿の一片を知り、驚き呆れているのです。圧倒的に本件事業の中止を求める声が出るのは当然です。貴職が先頭に立って市民の意見を十分に聞き取り、その合意を得てから事業を進めていただくことが肝要と考えます。
 また、この説明会において、事業者公募を4月に行うとの説明を受けました。しかも、この賃貸ビル事業の賃借人として、コンベンションホール部分だけは小田原市が賃借人になることが前提となっているかのごとき説明が市民質疑で明らかになりました。ホテルやオフィス部分などと同様に、コンベンションホール部分のテナントを募集するのは事業者の事業責任です。
 事業者公募の条件に、いかなる形であれ、コンベンションホール部分の賃借義務が小田原市にあるような条件を付すことは、これまでの手続においてなんら承認されて居りません。
【要望項目】
1.小澤市長自らがこの事業の市民説明会を主催し市民と対話してください。
2.計画用地至近に有効な市民説明図書・模型など説明資料を掲示することを含め、広くこの事業の全容を、分かりやすい方法により市民に周知させてください。
3.この事業に対する市民意見を聴取する、アンケート調査を実施してください。
4.「準備組合」が4月に行うとしている事業者公募の条件に、小田原市はいかなる義務も付さないでください。
5.上記4項の要望について、4月5日までに文書によりご回答ください。
以上
平成18年3月29日
小田原の駅前を再生する市民連絡会議

【小田原市長の回答書全文】
広拠第2号
平成18年4月13日
小田原の駅前を再生する市民連絡会議 様
小田原市長 小澤 良明
「小田原駅東口お城通り地区再開発事業」についての要望書(回答)
 時下ますますご清祥のこととお喜び申し上げます。
 標記の件について、お答えいたします
 本事業につきましては、事業進捗や予算等の節目において市議会のご審議、ご議論をいただくとともに、広報おだわら等で多くの方々にその概要をお知らせしてまいりました。
 市民の皆さんのご意見などにつきましては、民間地権者の方々と共同して行う再開発事業という性格から、まずは、市が受け止め、準備組合と相談していくというスタンスで進めてきており、今後もそうしていく考えであります。
 また、この事業で計画されているコンベンション施設は、現在の市民会館本館が担っている役割を土台として、その上に、駅直近という立地特性を活かし、幅広な活用を考えており、市民会館の本館機能に代わるべく施設として、市がしっかりと担っていく必要があることから、事業施行者公募の条件については、こうした基本的な考え方を踏まえて検討してまいります。
 いずれにしましても、この事業は、昨年4月にスタートした市の総合計画「ビジョン21おだわら」後期基本計画に位置付けられており、また、広域交流拠点構想の実現とともに、中心市街地活性化のためにも大変重要な事業であり、広域的な「人、もの、情報」などの交流の場を創り出し、集客力の向上や雇用の創出、小田原の顔としてのアイデンティティの向上など、様々な面での波及効果が期待できることから、この事業を着実に進めてまいりたいと考えておりますので、ご理解、ご協力をお願い申し上げます。
(事務担当 広域交流拠点整備課 電話33-1653)

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コメント

市の回答を、市民一人ひとりに読んでもらいたいものです。
これは何も答えていないで、答えたことにしよう、という行政の体質をあらわにしています。

観念論をいまさらここで説明してもらう状況ではありません。
具体的なことは何一つ応える事が出来ず。不誠実な行政の典型的な、事例だと思います。

投稿: 笹村 出 | 2006年4月15日 (土) 21時47分

つまり、準備段階で、4億以上「村井さん」とかに支払っていて、新しい市民会館と、駅前120億、トータルでいくらかかるのですか。金額があっちこっち跳んで分からなくなっちゃうようになっているのですか。大体幾ら掛かるのか、教えてください。テレビ局に持って行きますから!!!松本茂さん1人だけが吠えたって小田原市政の悪漢たちにはチクリとも来ないのでしょう。
こどもたちに降りかかる事件が多くあるのに、街灯を「ここにほしい」「ここにもほしい!」なんていう自治会の要望にも市は「予算がない・お金がない」と渋々&次年度にようやく一基分支出している状態なのに、毎年2億4千万!円!!!気前よく駅前のビルに払おうとしている・・・なんて、絶対!!!あり得ない!!!

投稿: サトウ | 2006年4月15日 (土) 22時51分

笹村さん、サトウさん コメントありがとうございます。
小田原市は1800億円の負債を抱えていて、無理無理な歳出削減をしていますが、すべて弱いところの小額な、何十万円、何百万円といった程度の予算を切っています。小中学校の先生が学校敷地に駐車したら駐車料を取るそうです。それに反し、例えばこの事業の代行者に「準備組合」が基本設計料金等(9050万円!)として支払っていますが、小田原市は、なんと基本設計図書は受け取っていない、見たこともないそうです。小田原市はお金を出すだけ、それをどうするかは「準備組合」の役員会、組合と代行者は一心同体、受け取るという考えはないのだそうです。これが小田原市の「常識」だそうです。
街頭の補助金、20万円ほどだったでしょうか。毎年2億4千万円分の街灯、1200基をつけられるのです。新年度に入ると、いよいよ事業者を公募するそうです。4月5月段階で、この事業を止めなければなりませんが、市民の皆さんはこの不可解な仕組みと、税金の無駄遣いが知らされておりません。まず、市民の皆さんに知ってもらうことに取り組みます。

投稿: 松本 茂 | 2006年4月16日 (日) 08時04分

この件の追加お知らせです。
市役所4階に、「行政情報センター」という、市の行政を公開する小さなセクションがありますが、苦労して公開させた下記の資料が閲覧できます。ぜひ足を運んでください。読み取れない、分からないことがあったら、遠慮なく職員に「所管課の担当者」を呼んでもらって説明を受けてください。私たちは、タックスペイヤーの権利をしっかり行使する、そのことが、「小田原市政の悪漢たち」に一撃を与えると思います。友人たち大勢で訪ねられるといいですね。
公開させた公文書(大きなフォルダー5冊です)
1. 準備組合役員会総会の議案書(第43回役員会から現在)
2. 準備組合役員会総会の議事録(設立総会から現在)
3. 準備組合の事務局として打合せした業務記録(H13-現在)
4. 準備組合の事務局として保管している契約関係書類(H13-現在)
5. 準備組合の事務局として保管している補助金関係書類(H13-現在)
以下も見られます。
*小田原市が準備組合に払った小田原市負担金の明細(H12-17)
*小田原市が準備組合に払った小田原市補助金の明細(H1-17)
*準備組合が業務代行者に払った業務委託費の明細(H14-17)

投稿: 松本 茂 | 2006年4月16日 (日) 08時34分

昨日、市民活動応援補助金の説明会がありました。
市民活動に補助金を出す活動です。
この補助金も今度削減されるそうです。

こんな再開発に、湯水のように、全くの無駄金として使ってしまって。
わずかな市民活動の補助をさらに減らすとはないごとぞ。

投稿: 笹村 出 | 2006年4月21日 (金) 17時18分

説明会には、後半の相談会だけ参加したので、知りませんでした。
えーっ!市民活動応援補助金なくすんですか?
それだって、私たち(小田原にCAPを広める会)のような小さい団体にとってはハードルが高いと思うのに。
この補助金で、市民活動と行政が連携するひとつのきっかけになるのではと思っていたのにとても残念です。
市民主体の市民活動を市が軽く見ているということなんでしょうか。

この間は学校の先生と話をしましたが、とにかく、「学校にお金がない」と心から、ため息をついて語っていて、もう、「学校でCAPやりたいんです」という気が失せてしまいました。

今学校でお母さんたちと話をしていると、「学校にお金がないって言うけど、じゃあ、どこにお金が行ってるのかしらねえ」という話になるのですが、「駅前に行ってるんですよお!」と鼻息を荒くしている私です。

投稿: 佐々木 | 2006年5月10日 (水) 07時48分

佐々木さん ほんとうに「お金がない」のでしょうか。
市の財務は私たちの財布、私たちの貯金、私たちの借金なんです。無駄遣いで、飲んベーで、ふしだらな役立たずが、幼子のミルク代をかっさらっていくそんなイメージでは無いでしょうか。タックスペイヤーの市民の皆さんは、あまりにも寛容すぎます。市長は、任期ごとに2000万円もの退職金をもらうんだそうですね。4期やると8000万です。村井設計さんにも基本設計料8000万円。その設計誰も見たこと無い。こんなこと黙っていていいのですか。是非、それぞれの場所で異議申し立ての声を高めましょう。

投稿: 松本 茂 | 2006年5月10日 (水) 08時55分

「ふしだらな役立たずが、幼子のミルク代をかっさらっていく」
まさにそんなイメージです。でも、そんなろくでなしを選んでしまったのは、「私」=市民です。悪口なら、いくらでも言える。でも、この生活から抜け出すには勇気ある1歩が大事。なんかDVの講座みたいな話ですが、異議申し立てをしていきます。
 がんばります。

投稿: 佐々木 | 2006年5月10日 (水) 23時15分

いっそ建設させて、
市長の悪の象徴として残してみてはいかがでしょうか?
全国から取材も殺到します。

投稿: | 2006年5月12日 (金) 15時57分

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