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2006年9月 6日 (水)

市議会を変えよう

 小田原市議会9月定例会がこの1日から始まりましたが、来年4月の統一地方選挙に向けて、恒例の「定数削減」が市議の間で論議されているようです。現在の定数は30人ですから、これを28人とか26人とかにしようというような条例改正を議員提案するということでしょうか。本会議場の椅子は40席ありますが、これまで、選挙のたびに少しずつ減員してきたのです。現在は、後ろ一列がまるまる空席です。(議席図 http://www.city.odawara.kanagawa.jp/citycounc/assembly/gisekishigi.html)
 私は,この2年間ほど地方議会の仕組みに振り回されてきましたが、どうにも現状は我慢できません。代議制という、私たちが選択した民主主義の手法からあまりにもかけ離れているからです。戦後民主主義化の中で日本の議会制度改革は積み残されてきてしまったのでしょうか。地方議会は、国政での議会制度のミニ版のようにして仕組まれてきたのでしょう。住民主権、自治拡大などと言われていますが、現在の議会制度では、住民主権は成立しないのではないでしょうか。
 議席図をご覧になっても分かるように、本会議場は、誠に仰々しいものです。この席に座って、ロボットのように「規則正しく」議事をこなし、あたかもやんごとない神事のごとき光景は、目を覆うばかりの醜態です。一度でも本会議を傍聴された方は、この違和感をいだかれたと思います。
 そこで、私の議会改革案
1. 20万都市小田原の代議者数は、住民1000人に一人だと200人、5000人に一人だと40人(今の議席で間に合う)。次期選挙までに定数40人とする条例を定める。その後段階的に増員していく。
2. 小田原市の財政状況では、議会費を増額することはできない。現在の425百万円の中で、運営する。事務局職員13人の給与費120百万円の削減は困難だろうから、議員報酬など29人分の255百万円を増員後も同程度で収めると、40人だと一人当たり637万円。100人だと255万円。200人だと127万円。
3. 現在の人材状況を、段階的に増員することで、新たな質の人材で補填し、この状況を改善する。
4. 地方議会代議者の職業化はだめ。代議で生計を立てることはできない。もちろん、市議を専業にしなければならないような負担は掛けない。それぞれの有職は可能にする。年金は市民と同様とする。
5. 代議者が政策立案に必要とされる経費は、その政策案支持者が負担するとともに、その状況により現在の「行政調査研究経費(本年度2813万円)」によって清算する。
6. 会議開催は、土日または平日夜間など、生業を持つ市民が参加できる時間帯にする。これは直ちに試行し、その後段階的に拡大していく。
7. 議会施設は、当面現施設を使用するが、できるだけ早い機会に、市民に開かれた新たな議会施設を設ける。駅前ビルのリノベーションなどが考えられる。

今日の議会の醜態を見せつけられ、何が原因か考え、とりあえずの改革案を示しました。極めて粗雑な私案ですが、皆さんの知恵で成案にして、議員諸兄姉の支持を求めたい。

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コメント

あまりに斬新、大胆、まっとうなため、コメントできません。

投稿: onoda | 2006年9月 9日 (土) 19時32分

onoda様
まっとうな話が、そんな馬鹿な話、日本じゃ無理だよ、と言われても、挫けず真っ当を続けるしかないと、皆さんといっしょに覚悟したい。

投稿: 松本 茂 | 2006年9月 9日 (土) 22時35分

市議会を変えることの方が、国政を変えること以上に大切だと、私は思っています。
松本さんに出会って、少し希望を持ちました。
諦めない覚悟の方が、居ると言う事は大きいです。
夜間の開会は是非お願いしたい。

投稿: 笹村 出 | 2006年9月11日 (月) 04時28分

国政も大事です。でも、基礎自治体の市民主権が確立せずに、国政が市民に顔を向けることは絶対にない。基礎を変えること、基礎を監視すること、基礎を支えることが絶対的な条件だと思います。
まず、議会の夜間開会、休日開会を求めませんか。市民が出かけて問題に触れる機会をつくりましょう。議長への陳情行動からはじめませんか。皆さんのご意見ください。

投稿: 松本 茂 | 2006年9月11日 (月) 06時51分

まじめに賛成です。私は、傍聴したくても平日だったため行けませんでした。大多数の市民の都合に合わせる・・なんだ、夜間開会、休日開会っていう手があるんですね。少なくても、土日を含む期間設定から始めたらどうでしょう。どういう手続きが必要なのでしょうか。

投稿: onoda | 2006年9月11日 (月) 20時54分

onoda様 ありがとうございます。「議会の夜間と休日の開会を求める陳情」を具体化しましょう。みなさんご意見をお寄せください。松本茂宛のメールでも結構です。

投稿: 松本 茂 | 2006年9月11日 (月) 21時06分

さらに付け加えるとしたら、女性の議席数を指定する。やはり1/2でしょうね!それから、子ども連れ議員のために、傍聴席にプレイスペースを設ける。議会の様子を見ながら、遊ぶ子ども。きっと議会が身近になることでしょう!

初めて傍聴に言ったのは、下の子どもがまだ0歳のときでした。
友達と2人で赤ちゃん連れで行ったら、受付の職員さんに議会始まって初めてのことだとびっくりされました。傍聴しながら、おっぱいを上げてたら、議長と目が合ってしまいました。

そんなことが許される、おおらかな議会になれば、町も、おおらかで、暮しやすくなるのかも。

茅ヶ崎市では議員はみんなアロハで、開会の時には私大好きなハワイアンデュオ「LAULA(ラウラ)」が演奏したそうです。小田原も、じんべえと浴衣とか、どうでしょうかね。

投稿: sasaki | 2006年9月12日 (火) 22時02分

sasaki様 ご意見は当然の要求です。外国籍住民の議席確保なども考えられますね。お母さんには子供が同伴するのは当然で、今の傍聴者待遇では、お母さん拒絶です。ですから、傍聴席の年齢は凄く高い。服装の自由化、ジーパン議員などが問題になったこともありましたが、小田原市議会は、完全なドブネズミルックです。でも昨日の委員会傍聴には鈴木美伸議員がTシャツでみえていました。
 いろんな意見を、どしどし集めて、一度意見交換会をやりましょう。この定例会では、定数削減などの動きがあるようですよ。

投稿: 松本 茂 | 2006年9月13日 (水) 07時22分

おもしろくなりそうですね。sasakiさんの提案に賛成です。ことに女性議員を増やさなくてはね。さて、どうしよう?

投稿: onoda | 2006年9月13日 (水) 08時26分

現在の定数は30人ですから、後10人増員して、男性20人、女性20人、定数40人(議席の椅子はあります)。現在の男性市議は25人、女性市議は4人です。いかがでしょう。sasakiさん、onodaさん、まずみなさんで立ち上がってください。

投稿: 松本 茂 | 2006年9月13日 (水) 20時30分

松本さん

ご指摘になった点で共感できる部分が多々ありますが、議会事務局職員13人の給与費が120百万円だとすれば、一人当たりの給与は900万円を超える計算になります。

これは、かなり高い給与水準ではないでしょうか。小田原市の中小企業の経営者や勤労者で900万円を超える所得を得ている人は、あまりいないのではないかと思われます。

職員の月間勤務時間はどの程度なのでしょうか。9時-5時の勤務でこれだけ高い給与を得ているのでしょうか。夏や冬のボーナスはこの中に含まれているのでしょうか。

こうした給与の官民格差を小田原市が直面している財政難との関係でどのようにお考えでしょうか。松本さんの見解をお聞かせいただければ、大変参考になります。

投稿: 匿名希望 | 2006年9月14日 (木) 19時34分

匿名希望さま
 私も、あなたと同様の市民感覚を有しておりますので、小田原市の危機的財政事情を考えると、市職員の給与等の実態には大きな関心を有しております。
 私がここに表記しました数字等は、平成18年度の予算書によります。もう少し詳しく記しますと、「節」として給与(職員)は59,895千円、職員手当等は114,872千円とされ、「説明」として職員給与費(13人)120,207千円となっていますので60,312円(120,207-59,895)が職員手当、54,560円(114,872−60,312)がその他(市議等?)の手当と思われます。つまり、職員の年間基本給?平均は7,308千円(59,895/13)、それに年間諸手当平均が4,639千円(60,312/13)となっているのではないでしょうか。勤続年数の高い職員の比率や時間外勤務の過大さなどの要素で、高水準になっているのではないでしょうか。
 9月21日より「決算特別委員会」が開会され、平成17年度の決算の審査がなされます。「平成17年度の議会事務局職員の給与及び手当の支出に関わる一切の公文書」の閲覧請求をぜひなさってください。
「官民格差」の問題を論ずるには、もう少し勉強してからかなと、今は思っております。いっしょに勉強しましょう。

投稿: 松本 茂 | 2006年9月14日 (木) 21時48分

小田原市は、職員数が2000名を超え、一般会計の予算規模が500億円を上回る巨大行政組織です。

これに対し、市議会は総予算425百万円、スタッフ13名、29名の市会議員で構成されています。予算面では100分の1、議員を含めたスタッフ数では50分の1に過ぎません。

松本さんが提案されているように、40名のパートタイム議員に増員したところで、果たして市政を十分に監視出来るのでしょうか。

問題はむしろ、行政と市民によって直接選任された最高意思決定機関である議会との予算、スタッフ面でのアンバランスにあるのではないでしょうか。

投稿: 匿名希望 | 2006年9月14日 (木) 21時53分

匿名希望さま
 折り返しのご意見ありがとうございます。小田原市政府の正常化のために、今後もご教示くださるようお願いいたします。
 「市民によって直接選任された最高意思決定機関」の運営について、相当の費用がかかること、あるいは、現在以上の費用捻出が必要になるということは、良く理解できます。しかし、現在の「最高意思決定機関」の実態から考えますと、これ以上の市民負担を問うのは背信的ではないかと思います。
 市町村、末端自治体の意思決定は、かなり直接民主制に近づけて良いのではないでしょうか。専業代議者ではない、多くの「パートタイム議員」の能力と意思によって「意思決定」することが、むしろ良い結果を生むと、ここ2年間の市議会との関わりで確信しました。
 もちろん、はなはだ経験不足の私の考えには、不十分な部分があると思いますが、現在の市議会が小田原市の「最高意思決定機関」の責務を果たしていないことだけは確かです。
 近々に、市民を中心に市議さんも含めた、市議会改革のための意見交換会を開きたいと願っています。お骨折り願えませんか。

投稿: 松本 茂 | 2006年9月14日 (木) 22時25分

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