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2006年9月 6日 (水)

城下町サミットの見直し

 「世界城下町サミット」というビッグイベントをご存知ですか。平成17年度に500万円、平成18年度に800万円の予算が市議会で賛成多数で承認されています。累計1300万円は、一括で「世界城下町サミット実行委員会」に支出され、この委員会の事務局の意思で費消できるという仕組みです。ヨーロッパへの視察ツアーは、小澤市長と秘書室長の費用は小田原市が支出し、随行した2人の職員は実行委員会が支払い、ご一緒なさった市長夫人は自己負担とか。なんか複雑な仕組みです。随行した職員のうちお一人は「非常勤の職員」で小田原市では「行政経営担当顧問」の下村則雄さん、実行委員会の委員でもあります。この方が、このプロジェクトのまとめ役なのでしょうか、視察ツアーの前にはブルガリアへの1時間近い長電話を含め31回の海外通話をなさっています。(通話料小計 35,733円)非常勤の公務員というのがあるんですね。この方、ベリコ・タルノボ市とお親しいようで、この都市だけは、ずいぶんたくさんの方と会われて、「ベリコ・タルノボ市市制820年式典」にも出られています。
 この視察ツアーは、小田原市では「歴史的資産の保存と活用」ヨーロッパ都市行政調査とされていて、訪問目的は「歴史的資産の保存と活用について調査を実施する」ことです。それにしては、ツアーメンバーがあまり適切ではないように見えますね。市長夫人は私費参加で調査してくださったのでしょうか。
 一方、実行委員会ではこの目的を「世界城下町サミット打合せのため」としています。こちらのメンバーは、下村実行委員(小田原市行政経営担当顧問)と実行委員会事務局員(小田原市企画政策課長補佐)です。よく分からない視察出張です。
 今日の小田原市議会では、「世界城下町サミット」開催の一時延期とその実現の可能性を探る「検討委員会」の設置を求める請願が日程に入れられましたが、どういうわけか、11時少し過ぎた頃、この日程に入る前に「休憩」。例によって議場外ネゴなんでしょうか。議運が開かれたりして、再開は午後1時15分。誓願の紹介議員は15人でしたが、再開後は14人。大野議員が誓願を紹介し、質疑に入りましたが、冒頭に志澤議員から「誓願標題は一時延期となっているが、誓願項目では一時見合わせとなっている」として、様々な国語辞書を引用して、延期と見合わせは違う、従ってこの誓願は再提出すべきであるとの「動議」を出すとの発言がありました。この動議を取り上げるか否かで、議運再開。いやはや、傍聴者としては「いい加減にしろ」と言いたくなる始末でした。1時45分本会議再開、「動議」の採決では賛成2名、「賛成少数」で否決。これでやっと討論に入り、木村議員、原田議員、三部議員、小松議員が賛成討論、加藤議員、守屋議員が反対討論。
 採決は、賛否を挙手で問う方法で、賛成議員は18人、反対議員は10人と思われますが、議事録には賛否の数は記録されません。「賛成多数、よって本誓願は採択」となりました。
 いやはや、傍聴者にとってはつらい一日でしたが、議会が市長の施策にはっきりとNOを突きつける瞬間に立ち会うことができました。誓願者に祝福の拍手をして、議会を後にしましたが、議会の根本的な改革が必要であることを痛感した一日でした。

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