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2006年11月19日 (日)

城下町サーカスホール?

 去る11月17日(金)の「ポスト紙」に、城下町ホール事業についての意見広告を掲出しました。この事業は、小田原市民の誰もが抱いている永年の願望です。1990年から整備検討委員会で計画が進められていましたが、昨年6月の「基本構想」発表で、この願望を拙速に片付けてしまおうとする不誠実な動きが出てきました。極めつけは、プロポーザルコンペによる設計者選定委員会(藤森輝信委員長)で、昨年の12月にたった3人の委員が選んだ「山本案」で、この願望は押しつぶされてしまいました。
 設計者山本理顕氏の考えです。
 「小田原市が事前にまとめていた基本構想では、シューボックス型の多目的ホールが想定されていました。でもぼくは、シューボックス型の閉ざされたホールでは、多目的な使い方にも限界があって、面白いことは出来ないんじゃないかと思いました。それに、小田原で従来通りのシューボックス・ホールをつくっても、クラシック・コンサートや演劇のための場所として使われる回数がそれほど多いとは思えなかったんですね。-----外から直接ホールに入ることもできて、通り抜けられる。-----失礼な言い方だけど、何かオタクっぽい。コンサートや演劇にあまり関心がない人の方がむしろ多数派だと思うのです。-----例えばプロレスやサーカス、フリーマーケット等々、普通の劇場ではできないような催しができるようなホール。-----」*
 城下町ホールの所管課からは、全く違う説明を聞いていたのですが、設計者は明らかにイベントホールをつくるべきと考えているのです。発注者である小田原市は、何をつくろうとしているのでしょう。いくらなんでも、ひどすぎるのではないでしょうか。しかも驚くべきことに、このひどい事業を批判する文化団体の方たちに、市の文化政策担当責任者が圧力をかけているのです。こんな理不尽なことを通用させてはなりません。
 所管課は、なぜユーザーである市民といっしょにワークショップを開かないのですか。山本さん、サーカスができるホールをつくるべきかどうか、市民と話し合いましょう。12月10日に、市民によるワークショップがあります。午後と夕刻の2回行います。どちらかにでも時間を作って出かけてきて下さい。あなたは、基本設計概要の説明会で「私は市民の皆さんと協同でつくりたい」という意味のことを言われました。実行して下さい。
*建築設計雑誌 [GA JAPAN 3-4/2006 No.79] より引用

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コメント

設計者の、この発言はちょっと許せません。
コンサートホールじゃなかった、んだ。
ジャー何ナノ。

審議会で、何を時間をかけて相談していたのか。
どうやって事を進めるかが滅茶苦茶。
一切無視して、設計家の独断であんな設計していい訳無い。
あれほど奇妙奇天烈な物作るなら、
なおさら、充分市民への説明の義務がある。
結論だけ示されて、意見は聞いたで、済むわけ無い。

こうした、市民軽視の進め方は、本当に許しがたい。

投稿: 笹村 出 | 2006年11月21日 (火) 11時29分

新しい建築のあり方としては、面白い作品かもしれないけど、
作るなら民間でやってほしい。
公のものにこんな見世物小屋みたいのなのいらない。

投稿: | 2006年11月29日 (水) 17時09分

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