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2007年6月

2007年6月19日 (火)

住民監査請求審査会での陳述

 去る6月5日に提出しました「小田原市職員措置請求書」に係る証拠の提出及び陳述が、本日(2007年6月19日)行われました。監査委員は秋山栄雄、神戸和男、木村信市の3氏です。小田原市には常時3人の監査委員が「市の予算、事務事業の執行監査」のためにお仕事をなさっています(平成19年度予算—監査委員費ー72,554千円)。請求事項は「不適切な業務の結果不当な広報支出をしたことの損害を市長以下の理事者は補填すべし」というものですが、監査委員の皆さんは、請求人陳述者側の遠慮がちな背景論議にも多少踏み込んで、質問などをして下さいました。その後、「立会人」と位置づけられた市民部長、文化交流課職員、広報広聴課職員などからの聴取は、誠に心ない形式論議のみのもので、小田原の将来責任を背負っている自負は全く感じられませんでした。監査委員の皆さんの公正な判断の如何が、小田原市民文化の未来を開くか閉じるかにかかっていると思います。
 小田原市長が、なぜ異議を唱える市民と向き合って対話できないのか、なぜ弱い立場の職員に、ごり押しの広報などさせて、苦しめるのか、もしそんな怯懦な人生を望むなら、首長などの職にとどまるのはあなたにとって誠に不幸なことです。決断をして下さい。
 本日、陳述の機会をつくって下さった監査委員、この場に立ち会ってくださった大勢の市民、市議のみなさんに衷心より感謝を申し上げます。
 (追記)「監査委員費ー72,554千円」とことさらに注記したのは、冗費という意味なのかという叱正をいただきました。確かに、現在の監査手法であるなら、冗費に近いのかもしれませんが、各会計総額1435億円の監査としては、たいへん小さい費用です。現在の市職員(6人)による監査事務、3人の非常勤委員による監査では、適正な監査が出来るとは考えられません。監査は、当然「外部監査」でしか正当性の保証は難しいでしょう。小田原市は外部監査の採用を日程にあげていないようです。「市町村ではやってないのが普通」との回答ですが、歳出についてだけでも、きちんと洗浄して欲しいもの、そのための支出は、市民も認めてくれるはずです。

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2007年6月14日 (木)

一方通行の「市民説明」?

 本日、2007年6月14日、小田原市議会総務常任委員会が開かれ、(仮称)城下町ホール整備事業についての報告がありました。所管部の幹部諸氏「予算委の付帯決議で義務づけられた市民説明は、4月の選挙期間中にもかかわらず毎日のように7回もやりました。その他にも機会を見つけて5つほどの団体の会合で説明しました。市の公式広報誌でも、別冊広報紙でも、民間地域紙の紙面を買ってまで広報を徹底しました。ケーブルテレビには市長自ら出演して、宝塚でも歌舞伎でも呼びますと宣伝しました。中には勇み足、お手盛りコメントもありましたが、市は悪くない。なりふりかまわず、それほど一生懸命やりました。これ以上何をやれば良いの。これで責任は果たした。したがって、神奈川県につくって下さいと要請して、「協定書」を締結して、6,342,148千円の事業に踏み切ります。説明することと納得することは別です。」こんな論理でした。どんな欠陥事業でも、「説明」さえすれば、手続終了なんですね。社保庁さんにも教えてあげたい論理です。びっくり仰天、驚愕の事業でも、びっくり仰天の説明会でも、念仏のごとく唱えれば、手続クリアという訳です。
 この事業、あまりにも杜撰、拙速、市民不在の施策です。設計が完了していないのに、小田原市も神奈川県もちゃっかり「19年度当初予算」に、債務負担行為6,342,148千円、継続費5,700,000千円をそれぞれ仲良く組み立てています。設計なしで予算が決まるのでしょうか。神奈川県が振り回されているのか、小田原市が振り回されているのか、それとも、熱きロンドで舞っているのでしょうか。
 いまこそ市議会、県議会のチェック機能を高めていただきますよう切望いたします。未来責任です。

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定期借地権の証券化?

 一昨日、2007年6月12日、小田原市議会建設経済常任委員会において、お城通り地区再開発事業についての報告がありました。この事業は、再開発事業経緯に示すように、1984(昭和59)年以来、紆余曲折、長期の放置、突然の事業フレームの変更など信じ難いほどの迷走を続けながら、いよいよ強行不時着の様相を呈しております。
 昨年9月に唐突な事業転換で新たな事業者公募。2002年の公募は1社、今回は2社!!
 本年2月には、再開発物件の「証券化」を提案した株式会社アーバンコーポレイションを「優先交渉権者」に決定。4月には、パシフィックコンサルタンツ株式会社を「事業推進補助業務」者として業務委託。そしてこれらの経過報告が、この委員会でなされました。これまでの基本設計は全面変更、施設の規模も用途も全く違うものに変身。委員の皆さんも、狐につままれたようでした。象徴的だったのは、「土地は土地」「建物は建物」という2002年に登場した「業務代行者村井さん」の権利変換フレームを継承して、担当部長の庄司さんが説明。証券化するのは建物だけです。土地はそのままなのです。えっ、よく分からん。それはそうでしょう。土地なしの建物はありませんので、建物が証券化されているのに、50年後の土地返還はどうやって保全するのですか。よく分からんでお買いになった証券保持者の権利は、50年後に突然停止するのですか。その時点で証券価値はマイナス(解体費用負担)になるのですか。すごいリスク証券なんですね。「優先交渉権者」の証券化手法をしっかり審査されているのですか。心配性の私は、ものすごく焦っています。市有地だけでも、市民の血税、73億円が投入されてるそうですよ。50年後には、私はもちろん、今日の委員会の市議さん10人の中で存命されているのは、お一人だけでしょうね。その方が市民の皆さんから「どうしてくれるの」と小突かれそう。
 素人考えでは、誠に奇怪な「公共事業」。証券化で事業者に大きな利益が出るか、はたまた不動産市場の変化で、立ち往生するか。スピード勝負なんでしょうか。ご専門の方、ご教示ください。
 ご心配の向きは、小田原市の所管課(準備組合事務局)0465-33−1654 Mailto:koiki@city.odawara.kanagawa.jp にお問い合わせください。

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2007年6月13日 (水)

陳情審査の怪!!!

 地方議会にも常任委員会が置かれています。小田原市では、2名の定数削減に伴うとして、4つの常任委員会がこの5月からの新議会では3つになりました。常任委員会は議案等を専門的、効率的に審査するためとされ、議案審査、陳情審査の他に所管事務調査(報告聴取や委員会プロパーの協議)などが行われます。議案審査は、議案を提案した所管課の職員を20人ほど立ち会わせて、質疑をし討論を経て採決します。報告聴取でも委員からの質疑に執行部が答弁するという作業の末多少の委員意見などが出て終わりです。
 この6月定例会には4つの陳情が提出され、昨日(2007年6月12日)の建設経済常任委員会には、この委員会に付託された二つの「陳情審査」が行われました。「JR不採用問題の早期解決についての陳情書」と「日豪EPAに関する陳情」です。陳情審査に当たっても、やはり関連するかもしれないと思われる執行部の所管課スタッフ20人ほどが立ち会って、質疑答弁をします。
 「JR不採用問題」は、20年間にも及ぶ不当な労働行為について、政府が早期問題解決に努力すべしという意見書を小田原市議会に出して欲しいという陳情です。神奈川県内でも幾つもの市町村、横浜市も意見書を出しています。勤労者対策/雇用施策所管事務ということでしょう、経済部産業政策課のスタッフワンセットが立ち会いました。陳情書が読み上げられ、委員から執行部スタッフに質問が投げかけられますが、「JR不採用問題」を所管している訳ではないのですから、全くのひと事答弁です。委員も質問のしようがないので、すぐに各委員の意見表明に入りましたが、委員の皆さん、「そんな話聞いたことがあるよな」「でもよく分からんなあ」といった程度の認識の委員さんもおいでになり、やはりひと事。よく分からんから継続が良いのでは。ハイ継続。この審査には陳情者と思われる方が、5人ほど見えて審査を凝視していられましたが、とんちんかんなやり取りに一言も口を挟めない理不尽さ、全く憮然たる表情。長年に渉る苦難の道、未だ解決に本腰を入れない政府、まさにわが国の人道に反する不当労働行為が、「うちにはあまり関係ないよな」と言った扱いで、ペンディングになる、こんなことで良いのでしょうか。
 さて一方、「日豪EPA」については、陳情者が西湘農協ですので、ワンセットは経済部農政課。この陳情は、所管課は熟知したテーマでもあり、陳情者に成り代わって答弁あっという間に採択。
 陳情審査で、陳情者陳述を排除していることの不当性が鮮明になった委員会でした。また、委員会審査は、執行部の保証がないと、委員会では判断できない、取り敢えず継続審査として、再審査そして不採択。そんな理不尽さが小田原市議会にはあります。特に小田原市の施策に異議を唱えるような陳情に、執行部が答弁すれば当然否定的なものになります。したがって委員さんは「不採択」意見。こんなことが未だに通用しています。だから、「議会なんか必要ないよ。定数どんどん減らそうよ。」という、代議制否定の道に進んでいくのでしょうか。
 かねてよりお願いしていますが、陳情審査の委員会では、陳情者陳述が不可欠です。弁護士抜き、検察官だけの裁判のような、こんな旧弊は一刻も早く卒業して下さい。(思い出したこと。3年ほど前のある議員の発言「陳情者陳述?陳情なんて、審査しないで、議員に配布して、ハイお終いでもいいんだよ。審査するだけでもあり難いと思ってくれ」。この方が、議会改革特別委員会をなさっていました。)

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