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2007年9月 9日 (日)

西湘バイパスの崩落

 今度の台風は、9月6日の夜に小田原に上陸しました。西湘バイパスは、高波のためお昼頃から通行止めになっていたようです。車両通行のない時間帯の翌日7日の午前6時ころ、海側の一部が崩落したようです。
 神奈川新聞9月9日号の記事を紹介します。
1キロ超崩落・西湘バイパス 復旧めど立たず
 台風9号で擁壁が一キロ以上にわたって崩落、道路の陥没などが起きた西湘バイパス(大磯町〜小田原市、二〇・五キロ)の応急復旧工事が八日、始まった。しかし、崩落を食い止めるのが主眼。崩落個所によって道路管理者が異なる事情などもあり、通行止めが解除される見通しは立っていない。崩落があったのは、二宮町の西湘二宮インターチェンジ付近。西湘バイパスは同インターの東側を国土交通省横浜国道事務所が、西側は中日本高速道路が管理しているが、東側は約一キロ、西側は二カ所計二百五十メートルが崩落した。崩落個所はアスファルト下の土砂が流され、路面の一部が陥没。ガードレールや照明灯も倒壊した。被害はいずれも海側の下り線に出ており、上り線は崩落をまぬがれた。このため、まず中央分離帯付近に鉄板を打ち込み、被害の拡大を防ぐ必要が急務となっている。中日本高速道路は鉄板の打ち込みにより、「一〜二週間で上り線を通れるようにしたい」としているものの、横浜国道事務所は「道路の安全性を確認しないと、すぐに通行できるかどうか分からない」とも説明。本格復旧の工法や着手時期については、どちらも「未定」という。原因については「擁壁の老朽化や施工不良などはなく、猛烈な雨や高波が長時間続き、擁壁が持ちこたえられなかった」とみている。通行止めが続いているのは、上りが大磯西〜橘インター間、下りは大磯西〜国府津インター間。西湘バイパスは一日三万台超の車が走り、箱根、伊豆方面へ向かう観光客が多く利用。横浜国道事務所は「並行する国道1号は混雑が激しい。当面は東名高速道路や国道246号などを利用してほしい」と呼び掛けている。現場空中写真
 上り線の復旧を急いでいるようですが、土砂崩落ですから、崩落拡大の阻止が先ず第一でしょう。崩落部分の下り線を完全に撤去してから、基礎工事のやり直しなんでしょうか。かなり困難な、リスキーな工事になりそうですね。中日本高速道路株式会社のサイトでは、箱根新道の被害も報じられ「応急復旧完了まで数日を要する見込み」とされています。サイトで開いた被災箇所状況の写真です。
 国土交通省横浜国道事務所のサイトの被災状況もご覧ください。
 西湘バイパスは、1970年11月の供用開始から、既に37年の歴史があり、その間順次路線を延長して現在の形になり、箱根バイパス、小田原厚木道路にも接続するまでになっています。この高架道路により、大磯、二宮の2町と小田原市のビーチは、完全に失われてしまいました。湘南海岸は、藤沢、茅ヶ崎、平塚が生き残っていますが、どのような経緯で大磯以西の西湘のビーチは不要と判断されたのでしょうか。この相模湾ビーチは、沿岸都市の成長の中で、決して失ってはいけない宝物です。
 今回のダメージから、新たな見直しが検討されるべきではないでしょうか。太平洋ビーチの喪失と中央公園内の競輪場のいたずらな延命は、小田原市のまちづくりにとって致命的のように思います。如何に困難であっても、検討を急ぐ大きな課題と思います。

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コメント

いっそ全部崩壊して、
トンネル化にでもして、
砂浜を蘇らせたほうがよいのでは?

投稿: | 2007年9月11日 (火) 15時25分

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