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2007年9月 5日 (水)

建築の質

 いま、小田原市のつらい課題となっている二つのまちづくり事業、城下町ホールと駅前再開発のことです。城下町ホールの設計案は、藤森照信さんが委員長となって、伊東豊雄、本杉省三の専門家委員、市橋匠、坂本惠三の小田原市委員、松村みち子タウンクリエーター委員、この6人の方が、238点の応募案の中から山本理顕さんのエスキースを選定されました。山本さん「凸面状の空間を造りたい」委員会評価「非日常性を感じさせる魅力あふれる提案」「舞台を無視した設計にはならない」こんなやりとりで、3票の支持を得て選定されています。
 63億円の債務負担を市民に負わせる決定が、こんなことで決まってしまうのかなあと、いささか悲しい思いです。私たち市民は、老朽化した「市民ホール」が新しい機能を持ったすてきなホールに、狭い敷地ですが、何とか誕生すると楽しみにしていましたが、「非日常的な凸面の空間」を選定されたのです。まちづくりにとって「建築の質」は重要なものです。63億円の債務負担が意味を持つような名建築が誕生するのであれば、私たちも納得できるでしょう。「凸面状の空間」の価値をお教え下さい。
 藤森委員長、市橋副市長、この設計案が小田原市にとって最高の提案であることを市民に説明して下さい。選定委員は、お遊びではありません。小田原市民は、平成41年まで、63億円を超える負債を負うのですよ。委員長から説明がないのであれば、小澤市長、山本案が建築の質として最良のものであることを説明して下さい。
 駅前再開発の設計は、まだ全く見えていません。村井案のときは、多額の費用を投じて、基本設計まで見せてくれました。今回のアーバン事業案では、建築は何にも姿を見せていません。にもかかわらず、この優先交渉権者を事業施行者にしようとするのはなぜですか。
 まちづくりにとって、建築の質はきわめて大切なものです。小田原市、選定委員、しっかり説明をして下さい。ホールの所管課には、この希望を8月にお願いしてありますが、いまだ回答をいただいておりません。
 

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コメント

市民会館での説明会に参加しましたが、「凸面上の空間」の価値については、説明があったと思います。
・地震に強い
・コストは他市のホールの平均
・音響には問題がない
ということでしたよ。
意匠については好みがあるでしょうが。
「凸面上の空間」に何か問題があるというのなら、松本さんの方で、それを示すべきではありませんか?
コストがいくら高くなるとか、具体的に示せばよいと思います。

投稿: 諏訪 | 2007年9月15日 (土) 21時47分

 諏訪さん わざわざお書き込みいただきましたが、私の記事の意味を全くご理解できないようで、たいへん奇異に思います。時間の無駄ですから、簡単に言います。この設計案を選択した「選定委員会」に、選定の意図を「小田原市、選定委員、しっかり説明をして下さい」と言っているのです。きちんと文意を理解してからお書き込みください。

投稿: 松本 茂 | 2007年9月15日 (土) 22時40分

 松本さん、申し訳ありません。
 ですから、選定の意図について、説明会で「市から」説明がありましたよ、と申し上げたのです。
 市の説明を受けて、それに対する反論をしていかないと建設的な議論になりません。

投稿: 諏訪 | 2007年9月16日 (日) 10時49分

諏訪様 再度の書き込みに、一言だけ申し上げます。
選定委員会が「地震に強い」から凸面空間を選定したのでしたら、そのように説明すべきです。地震に強いなどということは、選定の理由にはなりません。
選定委員会の説明を求めているのです。

投稿: 松本 茂 | 2007年9月16日 (日) 17時24分

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