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2007年12月

2007年12月29日 (土)

住民訴訟提起

 昨日、2007年12月28日、仕事納めの日、横浜地方裁判所第1民事部に、事件番号平成19年(行ウ)106号「土地賃貸借契約締結差止請求住民訴訟事件」の訴状を受理してもらいました。
 この住民訴訟は、「小田原駅東口お城通り地区再開発事業」にかかる施策について、去る10月5日の監査請求を小田原市監査委員が「理由がない」として棄却したことに不服があり提訴したものです。
 監査請求、住民訴訟の趣旨概要は、つぎのとおりです。
1.小田原市は株式会社アーバンコーポレイションに対して、「駅前」の土地を貸し付けてはならない。(面積9,423,2㎡)
2.同じく、「優良建築物等整備事業補助金交付要綱」に基づく補助金を交付してはならない。
(市は、本年11月6日に1億1760万円の補助金交付決定通知を出しております。未交付。県も同様)
3.同じく、「コンベンション負担金」を交付してはならない。
(債務負担行為18億4600万円を補正予算で組んでいます)
4.平成16・17年度の補助金交付決定を取り消さないのは違法であることを確認せよ。
(既に、小田原市、神奈川県が共に2,260万円交付しております)
 この提訴について、同日横浜市弁護士会館に於いて司法記者クラブに対して発表をいたしました。TVKテレビでは夕刻5時30分のニュースで報道されました。(ビデオテープお貸しできます)
(この記者説明に当たり配布しました、訴状、監査結果通知書などの資料を差し上げます。ご通知ください)
 既にご承知と思いますが、この「再開発」事業は、極めて不可解で、信じ難いほどの奇妙な施策になってしまいました。昭和59年の国鉄用地売却の引き受け、平成2年の「第一生命・三井不動産」を事業協力者とした開発は平成9年3月に終了などを経て、平成13年までは日本設計をはじめとする業務委託先に支出した調査費等は、1億4,200万円にもなっております。
 平成13年には、村井合同設計が公募方式を立案し、公募1者として「一般業務代行者」となり、基本設計まで完成させた段階で、ダグアウトから突如外野席に席替え。遂に本年2月3日には、光多長温氏を委員長とする審査委員会によって株式会社アーバンコーポレイションが「選定」され、姿を消しました。いやはやどうしたのと思うまもなく、6月には「アーバン案」が登場、7月には「立体駐車場」が出現して、「基本設計」は廃棄されました。設計料8,000万円は「成果物」が引き渡されているので不当な支出ではないそうですが、何とも狐につままれたようです。
 株式会社アーバンコーポレイションは、再設計中と思われますが、すでに、11月6日に新たな補助金交付が決定されています。民間事業ですから、小田原市と違って、素早い事業展開になることでしょう。小田原市長、事業担当部長、所管課長、担当主査の皆さんは、この商業ビルが、小田原市中心市街地の活性化を促し、50年間の地域貢献を継続すると、本当に信じられているのでしょうか。
 この住民訴訟が、どのような思いで起こされたのか、監査委員の皆さん、行政執行者の皆さん、しっかり考えて欲しい。司法の判断を仰がなければならない事、2004年以来見直しを求め続けてきた原告の一人として、たいへん悔しい思いです。

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2007年12月24日 (月)

小田原の住まい

 小田原はとても「豊かなまち」です。住宅も「お屋敷」と言っても良いような構えがたくさん観られます。このところ連続してリーフレットの配布をさせてもらっていますが、つくずく考え込んでしまいます。私の住まいは競輪場の側で、来場客の無作法にはとても不快な思いをさせられるような地域ですが、城山三丁目、四丁目、南町は結構立派なお屋敷の街並が続いています。特に門塀の壮大さには驚嘆します。
 でも、エントランスへの配慮のなさには、がっかりさせられます。住まいは住まい手のもの、そう考えられているのでしょう。人を寄せ付けない住まい、閉じた住まい、そんな光景にぶつかります。
 豊かなまちは、住まいが豊かです。豊かな住まいは住まい手とまちのためにあるのです。コミュニティーのためにあるのです。住居は社会的な資産なのです。住まいがコミュニケーションの場、社交の場、情報交換の場、開かれた住まいになる、そのとき住まいは本当の資産、所有権者にとっても、コミュニティーにとっても、本当の資産になるのだと思います。そして元気な住まいが、元気なまちをつくるのだと思います。
住まいの7原則 

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2007年12月19日 (水)

明日(あした)への遺言

 大岡昇平さんの「ながい旅」を原作として、映画化された「明日への遺言」が2008年3月1日より公開されます。東京極東裁判の中でたたかったある人物を描いたものです。必見の映画です。ご予定ください。

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2007年12月16日 (日)

四街道市の住民投票(4)

四街道市の公式サイトが回復しました。お詫びのコメントが入っています。

市ホームページのダウンについて(お詫び)
12月9日(日) 午後10時 ~ 12月10日(月) 午前10時頃まで、市ホームページへのアクセスが大変集中し、サーバーダウンによる復旧処理のため、つながりにくい状況となりました。ここにお詫び申し上げます。ただいまの時点では復旧いたしました。
-お問い合わせ-四街道市 経営企画部情報推進課

 12月9日に「地域交流センターの建設の賛否を問う住民投票条例」に基づく住民投票が執行され、建設反対との市民の皆様のご判断が示されました。 建設の意義をご理解いただけなかったことは残念ですが、住民投票の結果は厳粛に受け止めております。今日まで、建設に向け、献身的に取り組んでいただいた市民の皆様には、申し訳ない思いですが、(仮称)地域交流センターの建設は断念せざるを得ないと判断するに至りました。都市再生整備計画の扱いについては、関係先とも協議してまいります。市民の皆様ならびに市議会には、今後とも、市政進展のため、ご理解とご協力をお願い申し上げ、私からのご報告とさせていただきます。 平成19年12月10日 四街道市長 高橋 操
-お問い合わせ-四街道市 総務部総務課

なぜこんなことになったのか。かかわった職員の方たちの苦渋に思いがいきます。行政経費の浪費だけではなく、市力、市民力の浪費です。市民力をアクティブに活かしましょう。

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少年F

 フィデルは1926年生まれです。その彼が、記憶にある少年期から「モンカダ」で獄中生活を送るまでの、インタビュー記事と手記をまとめた面白い、私たちには「眩しい」本です。「少年フィデル」トランスワールドジャパン刊
 「少年H」講談社文庫、1930年生まれの、これも知って欲しい過去。日本国のパッシブな死と隣り合わせの物語です。
 お読みいただける方、お届けします。少年フィデルと少年H

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2007年12月12日 (水)

四街道市の住民投票(3)

12月10日の記事の続報です。
中日新聞の記事
住民投票受け建設を断念 千葉県四街道市の文化施設
2007年12月11日 19時14分
 千葉県四街道市の高橋操市長は11日までに、文化施設「地域交流センター(仮称)」建設をめぐる住民投票で反対が賛成を大きく上回ったことを受け、施設の建設を断念する方針を固め、市議会に報告した。同日、予定していた工事の入札も中止した。
 投票は9日に実施され、有効票の約76%が建設反対だった。市は「住民投票の結果で、公共施設の建設を取りやめるのは全国でも極めて異例」としている。
 市によると、施設は建設費約21億円で来年1月着工、2009年6月オープンを目指していた。しかし住民団体が「施設の隣には別の文化センターがあり、税金の無駄遣い」として、住民投票条例の制定を直接請求。市議会が10月に条例案を可決した。
 市は今後、国が交付決定した施設の建設補助金について、取り消しの手続きをする。(共同)
四街道市議会における高橋操市長の発言全文は、つぎのとおりです。(四街道市の公式サイトはアクセスできませんので、よつかいどう市民ネットワークのサイトから転載)
12月議会 定例会   平成19年12月10日
地域交流センター建設の賛否を問う住民投票の結果を受けての市長発言
それでは、議長のお許しをいただきまして、議会並びに市民の皆様方にご報告させていただきます。昨日、地域交流センターの建設の賛否を問う住民投票条例に基づく、住民投票が執行され、市民の皆様の判断が示されました。結果につきましては、建設反対との市民の皆様の判断が示されたところでございます。私としても、建設の意義をご理解いただけなかったことは残念でございますが、住民投票の結果は、厳粛に受け止めさせていただく所存であります。今日まで、建設に向け、献身的に取り組んでいただいた市民の皆さんには、申し訳ない思いでありますが、(仮称)地域交流センターの建設は、断念 せざるを得ないと判断するに至りました。都市再整備計画の扱いにつきましては、関係先とも協議してまいりたいと考えております。議会並びに市民の皆様におかれましては、今後とも、市政進展のため、ご理解とご協力をお願い申し上げ、私からのご報告とさせていただきます。以上でございます。

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2007年12月10日 (月)

四街道市の住民投票(2)

 11月15日の記事の続報です。住民投票は、今日行われました。結果は建設賛成 7,962、反対 25,384 でした。投票率は47.55%。住民投票は成立しました。この民意に行政当局がどのように対処するのでしょうか。行政執行者、議会が市民合意のために努力をしていなかったということでしょう。「市民説明、市民意見聴取、市民参画」面倒なことでしょうが、この努力なくしては、どのような施策も市民支持を得られないことを示しています。
 小田原市の二つの大型プロジェクト事業は、「手続」を経て事務は一気に進行しております。特に駅前再開発事業は、民間事業者への補助金支給が、県、市ともに慌ただしく決定されました。駅前再開発は、20,400筆の署名、城下町ホールは36,346筆の署名で、見直しが求められました。施策推進した現市長は、「建設着手へ道筋がついた」として来年5月で退任されるとか。理解に苦しむ「政治姿勢」です。市の行政にいたずらに混乱をもたらすものではないでしょうか。
 市民の代議は、議会です。議員諸兄姉の責任ある代議執行を願うばかりです。

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2007年12月 7日 (金)

小田原市の競輪事業(1)

 競輪は、自転車競技法(昭和23年法律第209号)によって、公営の賭博事業として行われています。競輪場は全国に47カ所(公有41、民有6)設けられていますが、神奈川県には全国最多の4箇所あり、川崎、平塚、小田原が市の施設、横浜が花月園の民有です。小田原競輪場は、敗戦に打ちひしがれ、ドッジライン、シャープ勧告などで、赤字財政の解消に各自治体が血を流していた時代、1949年8月、全国で9番目の施設として設置されました。入場人員のピークは1973年度で124万人、売上金のピークは1991年度で551億2670万円、一般会計繰出金もピークで48億円(8.7%)でした。2006年度は入場者21万人、売上金162億9138万円、繰出金2億3千万円(1.4%)でした。
 1953年の静岡開設までに全国で64カ所ができましたが、これまでに、13カ所が閉鎖しています。小澤良明市長は、2004年の市長選挙で、競輪事業については「廃止を含めて見直しを検討するための委員会を設置する」ことをマニフェストに掲げました。あいにく小澤良明市長は、市長継続を断念されたようですので、この委員会はいかなる報告をいつまでにされるのでしょうか。
 マニフェストの3年後、小田原市競輪事業検討委員会設置要綱(2007年4月1日)が定められ、やっと今年の8月20日に第1回委員会を開き、第2回は10月17日に競輪場視察、11月14日に第3回委員会を開かれています。委員会の会議録は、行政情報センターに公開されております。(ただ不思議なことに、この委員会は、「審議会等一覧」にアップされていません。)
 委員は、学識経験者1名(私大経済学部教授)、公募選出市民2名、市長による選出5名という構成で、委員長は学識経験者、任期は今年度末までです。委員長は財政問題研究者?のようで、「特に大きな弊害がないことを考えると、どう経営していくのか、という議論があってもいいのではないかと思う。」事業課長「子どもの自転車乗り教室を開催しているが、---競輪場を知ってもらうためにはいいイベントであると考えている。」第3回委員会ではこんな「論議」が記録されています。ぜひ、行政情報センターの議事録を閲覧ください。第4回は1月23日(水)13時30分から15時30分、市役所4階議会会議室です。公開委員会ですから、傍聴可です。所管は行政経営室です。(続報します)

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2007年12月 6日 (木)

年の瀬の「食文化」紹介

 小田原も、この年の瀬にささやかな変化が姿を現してきたようです。忙中閑ありのお知らせです。やや宣伝気味ですが、新しい食文化成長の一助としてご寛容ください。
 イタリアンとフレンチレストランの、年末(クリスマス)ディナーのご紹介です。
 CIBO & Co. (チーボ 0465-24-3552)小田原市南町3-2-53
 国道1号沿いにある、昭和初期の風情ある建物の1階、客席はオーナーシェフの思いがこもった、カジュアルですが丁寧な空間です。2005年5月5日開店。クリスマス特別メニューは23日(日)と24日(月・祝)の夜だけ、ご予約ください。CIBO & Co.ホームページ
 l'art cuisine la Matiére(マチエール 0465-24-5512)小田原市城山4-1-11
 城址公園藤棚通り競輪場手前に、今年の4月25日に開店したばかり。狭い店ですが、オーナーシェフが精一杯の工夫で、美しい食をサービスします。クリスマス特別メニューは22日(土)から24日(月・祝)までの17:00(8人)と19:30(8人)ご予約ください。

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2007年12月 3日 (月)

Maurice Bejartの死 その2

 彼の父親は、彼がパリに戻って、やっと仕事が世間で高く評価されるようになった当時に事故死されています。なかなかの人物だったようで、息子へ残した言葉にこんなものがあると、モーリスが語っています。
 「地上の人生に未練はない。卑しむべき権力にも、壊れ易い快楽にもだ。私は人間のことを考えずにはいられない。地上には二つの貴重なものがある。一つ目は愛、二つ目はそのずっと後になるが知性だ。実は両者は本質的には大して変らないものだ」
 モーリス・ベジャールは、今年の1月1日で80歳になりました。それを記念して、セルジュ・コルベール(彼の仕事に長く付き合っている映画監督)がつくったDVDの中で、彼自身が語っています。「卑しむべき権力」「壊れ易い快楽」、それに「愛」と「知性」の対比。至言です。彼の作品は、たいへん多彩なものですが、常にこのことが基底にあったのだということに、深く共感しました。
 「生誕80年記念」のDVDと「愛、それはダンス」という2005年の世界ツアーの作品集のDVDがあります。一見の価値あるものです。お貸しできます。
 
 

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