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2007年12月 3日 (月)

Maurice Bejartの死 その2

 彼の父親は、彼がパリに戻って、やっと仕事が世間で高く評価されるようになった当時に事故死されています。なかなかの人物だったようで、息子へ残した言葉にこんなものがあると、モーリスが語っています。
 「地上の人生に未練はない。卑しむべき権力にも、壊れ易い快楽にもだ。私は人間のことを考えずにはいられない。地上には二つの貴重なものがある。一つ目は愛、二つ目はそのずっと後になるが知性だ。実は両者は本質的には大して変らないものだ」
 モーリス・ベジャールは、今年の1月1日で80歳になりました。それを記念して、セルジュ・コルベール(彼の仕事に長く付き合っている映画監督)がつくったDVDの中で、彼自身が語っています。「卑しむべき権力」「壊れ易い快楽」、それに「愛」と「知性」の対比。至言です。彼の作品は、たいへん多彩なものですが、常にこのことが基底にあったのだということに、深く共感しました。
 「生誕80年記念」のDVDと「愛、それはダンス」という2005年の世界ツアーの作品集のDVDがあります。一見の価値あるものです。お貸しできます。
 
 

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