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2008年4月12日 (土)

閉ざされた議会

 先に3月28日の記事「市民と議会の姿」で、小田原市議会3月定例会の最終日の様子を書きました。平成20年度予算の採決に関して、個々の議員の賛否の姿が明らかにされないまま議事が終結することについて触れました。賛否を議会だよりなどで市民に広く公開すべきという意見が以前から出されていますが、議員のみなさんからは、賛否に至るプロセス抜きで、賛否のみが公表されるのには賛同できないという意見もあります。確かに公式の議事録を拝見すれば、議員のみなさんのご意見は、本会議でも委員会でも知ることができます。ただ、議事録の公開が3ヶ月後では、ものの役に立ちません。市民はリアルタイムで知りたいのです。
 本会議は、全日程がビデオ記録、オーディオ記録に残されています。ただ、この記録は議事録を作るためのものとしているので、作成作業終了とともに消去するというのです。
 小田原市情報公開条例第6条によって、このビデオ記録、オーディオ記録の公開を請求しましたが、議長より『公文書不存在決定通知』をいただきました。条例第2条第2項では『「公文書」とは、実施機関の職員が職務上作成し、又は取得した文書、図画及び電磁的記録であって、当該実施機関の職員が組織的に用いるものとして、当該実施機関が保有しているもの』とされておりますので、当然に公開されるべきものです。ところが、同項の第3号で『文書又は図画の作成の補助に用いるため一時的に作成した電磁的記録であって、市長(議会にあっては議長、小田原市土地開発公社にあっては理事長)が定めるもの』は除くとし、小田原市情報公開条例施行規程第2条第1号で『会議その他これに類するものの記録を作成するために録音又は録画をした録音テープその他の記録媒体に記録されている電磁的記録』は公文書から除くと「議長が定めた」から、不存在だというのです。
 行政府が作成あるいは保有している文書は、原則としてすべて公開すべきものです。特に議事録の公開までに3ヶ月もかかり、同時に議事録では洗わせない情報が記録されているに、これを公開、保存せず消去してしまうというのは、議会の非公開体質、市民軽視思想を示すと言えるのではないでしょうか。条例の精神が、一片の議会告示で否定されてしまうのは信じ難いことです。
 小田原市議会議員諸兄姉、「開かれた議会」を目指すためにも、議会告示の見直しを切望します。
 

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