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2008年5月 2日 (金)

朝日・読売・日経の3紙の報道

●4月25日の朝日新聞の報道をasahi.com から全文転載
「砂川闘争」の新資料見つかる 全体像知る手がかりに
2008年04月25日07時09分
 旧米軍立川基地(東京都立川市)の拡張計画を地元住民が阻止した「砂川闘争」の全体像を知る手がかりになる資料が、立川市中央図書館に未整理のまま保管されていることが分かった。全国の基地反対運動の原点とされる砂川闘争だが、ねばり強い反対運動のまとまった資料は、これまで残っていないとされていた。
 砂川闘争は、警官隊と反対派が衝突した1956年秋の「流血の砂川」で知られる。米軍に接収された農地の返還を求め、同年に住民が国を訴えた「土地返還訴訟」では、滑走路を畑に戻して無条件返還するという画期的な和解が76年に成立した。
 今回見つかったのは主に裁判資料でファイル約100冊分。土地返還訴訟の20年間の記録のほか、地元住民が米軍に土地を接収された時の様子などを語った法廷証言の速記録などがある。米軍が国有地と勘違いして農地を接収し、その後日本政府を通じて改めて住民から借り上げた賃貸借契約書など、これまでほとんど知られていなかった事実の資料も含まれている。
 資料の大半は、当時裁判を担当した立川市の榎本信行弁護士(73)が32年前、東京経済大名誉教授の色川大吉氏(82)に寄贈したもの。色川氏の意向で約25年前に立川市の別の図書館に預けられ、さらに中央図書館に移されていたらしい。色川氏は「戦後の歴史的事件を克明に記録した、価値の高いものであることは間違いない。光を当てる若い研究者が現れてくれれば」と話している。(須藤龍也)
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●4月18日の読売新聞の報道をYOMIURI ONLINE から全文転載
よみうり寸評
 憲法9条を巡る違憲判断と聞き、古い裁判のいくつかを思い出した。もう随分長い時が流れている◆まず「砂川事件」の一審判決(1959年、東京地裁)。米軍基地・立川飛行場の測量をめぐるトラブルの裁判で米軍の駐留を違憲とした。裁判長の名をとって「伊達判決」と呼ばれた◆次は「長沼ナイキ基地訴訟」の一審判決(1973年、札幌地裁)。北海道の国有保安林を航空自衛隊の訓練施設にするため保安林指定を解除したことを巡る行政訴訟で自衛隊を違憲とした◆が、両判決とも上級審で違憲判断は覆されている。さて、きのうの名古屋高裁判決。テーマはこれら裁判の系譜に連なるが、いささか異色で戸惑う◆請求は不適法として原告側控訴を退けながら、傍論でイラクでの自衛隊の活動を違憲とした。原告は満足で上告せず国側は勝訴で上告できない。最高裁の判断もなしに違憲判断が残る◆かつて憲法判断を回避して「肩すかし」と言われた判決(恵庭事件)があったが、これは「言いっ放し」判決か?(2008年4月18日13時56分 読売新聞)
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●4月18日の日経新聞の報道をNIKKEI NET から全文転載
空自のイラク空輸違憲・名古屋高裁判断「武力行使と一体」
 イラクへの自衛隊派遣は憲法違反として、弁護士や市民らが国に派遣差し止めや慰謝料などを求めた訴訟の控訴審判決で、名古屋高裁の青山邦夫裁判長(高田健一裁判長代読)は17日、「イラクでの航空自衛隊の空輸活動は憲法9条に違反する」と述べ、違憲との判断を示した。イラク派遣を巡る訴訟で違憲判断は初めて。
 派遣差し止めや慰謝料請求の訴えは、原告が全面敗訴した1審・名古屋地裁判決を支持し、控訴を棄却した。原告は上告しない方針。勝訴した国も上告できず、違憲判断が確定する見通しだ。
 判決で青山裁判長はイラク国内の状態を「多国籍軍と武力勢力との間で、国内治安問題にとどまらない武力を用いた国際的な紛争が行われている」と指摘。首都バグダッドで一般市民に多数の犠牲者が出ている点などを挙げ、イラク特措法が定める「戦闘地域」に該当すると認定した。(17日 23:01)
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●4月19日の日経新聞の報道をNIKKEI NET から全文転載
「そんなの関係ねえ」の空幕長発言、原告団が抗議
 航空自衛隊のイラク空輸活動を違憲とした名古屋高裁判決を受け、防衛省の田母神俊雄航空幕僚長が「『そんなの関係ねえ』という状況だ」と述べたことに対し、原告で「訴訟の会」の池住義憲代表らは19日「司法判断を愚弄して判決の価値をおとしめようとするもので、許されない」とした抗議文を防衛省に送った。
 抗議文は「政府や防衛省の『本音』を端的に示したもので『憲法なんて関係ねえ』と発言したに等しい。三権分立を否定した発言の責任は厳しく問われなければならない」としている。
 田母神航空幕僚長は18日の定例会見で「隊員の心境を代弁する」として発言をした。〔共同〕(00:48)
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 以上日本の3大紙の「違憲関連記事」ですが、それぞれに4月17日の名古屋高裁のイラク派兵違憲判決に絡んだ報道がなされました。

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