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2008年6月 1日 (日)

西湘バイパス復旧工事説明会

 5月28日、二宮町公民館で行われた国土交通省横浜国道事務所主催の「西湘バイパスにおける道路部分の本復旧工事の説明会」なるものに参加してきました。町民のみなさん中心に100人ほど参加されていました。説明者側は、横浜国道事務所、神奈川県、中日本高速道路、二宮町の職員など50人ほど。
 もう半年にもなりますが、昨年9月7日の台風9号によって、二宮町の浜辺につくられた西湘バイパスが無惨に崩壊した復旧工事についての住民説明会です。この被災については私の昨年9月9日のブログで状況を報告しています。被災現場空中写真
 主催者側の目的は、「交通確保のため4車線開通を急ぎ、とりあえず矢板による擁壁で路盤をつくったが、仮設消波のコンクリートブロックを積み上げないと、再度台風がきたら、又崩落する。海岸のなぎさは神奈川県の管理なので、3メートルの高さまでの積み上げを了解してもらった。このブロック積みの工事を了承してもらう」ということのようでした。
 少し腑に落ちないのは、この説明会は「工事説明会」とされていますが、横浜国道事務所の説明員は計画の説明に終始されていました。つまり、この計画は二宮町民などの関係者に周知されていないようです。大勢の職員が見えていましたが、計画説明の資料も信じ難いほどの簡単なもので、いささか驚きました。
 町民の一番の懸念は、二宮町海岸の喪失した砂浜の回復にあります。主催者側の焦り気味の説明は、ただ「仮設消波のコンクリートブロック積み上げ工事を実施します。これが出来ないと、みなさんの大切なバイパス道路が無くなります」ということ。
 被災部分は緊急に復旧工事をやって、4車線開通にこぎつけた。今のままでは危険。何とか早くブロック積みをと言われるばかりで、説明会の体をなしていませんでした。海岸管理者は神奈川県で、県では「西湘海岸保全対策検討委員会」の第1回会議を2月27日に開催し、この6月3日に第2回委員会が開かれることになっています。県や町の意向をきちんと把握してから、「復旧計画説明会」そして施工計画や工程表を示した「工事説明会」に進むべきではないでしょうか。
 説明会終了に当たり、「ご説明させていただきましたので、工事に入らせていただきます.よろしく願います」と言われました。この説明会は何だったのだろうかとびっくりしました。
 台風であっけなく崩落したこの海岸線道路は、貴重ななぎさを占拠して設けられました。経済成長、交通量増加、道路開発という「高度成長路線」の姿を象徴するような、自然破壊の道路です。これからの気候変動によって、予想外の被災が発生することは十分に考えられます。この海岸道路については、根本的な論議が必要ではないでしょうか。

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