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2008年6月14日 (土)

地域担当制

 市長選は終りました。加藤市長の「所信表明」をテレビモニターでお聞きしました。たいへん良く整理された、分かりやすいスピーチでした。彼が4年間の準備で顕在化させた市政イメージを、マニフェストの形に仕上げたものの確認でした。210人の市民傍聴者と在庁職員の方々が、しっかりと聞いていただけたものと思います。緊急課題など待ったなしの施策転換作業が待ち構えていますが、市政の基礎的な政策の新しい展開も速やかに推進しなければなりません。
 課題は目白押しになっていると思いますが、その中でも特に「職員の地域担当制」の検討には,強い関心を持っております。市民参画、地域自治と言う「新しい小田原」の核をなすものと考えます。
 近くでは、習志野市の先行事例がありますが、中核市規模でも多くの市で,形は様々のようですが,制度としてスタートし始めたようです。過日、所用があり八王子市を訪ねた際に「市の各種相談窓口」という案内書をいただいてきました。八王子市の黒須市長はなかなか意欲的な方で、良い取り組みをなさっています。この相談窓口もさまざまな記載があり,多様な対応が出来るようにも見えますが,市民がかかえている課題解決に提供する情報としては、可成り不足があるように思えます。
 住民が抱えている課題は、すべて行政が解決できることでもなく,いかに専門性のある職員が対応しても,住民満足が得られる訳でもないでしょう。我が加藤市長のマニフェストには「地域の課題は地域で解決する」「市民に出来ることは市民でやる」と謳ってあります。「職員の地域担当制」は、「市民でやる」という地域風土を育てて行くことだと思います。職員が地域に張り付いて住民サービスをすると言う制度になってはならないと思います。「住民は文句ばかり言う厄介者」「職員は机の前に座り込んで住民の話を聞かない」こんな関係は早く卒業したいですね。この制度状況のアンケートに「市民 による自主的なまちづくりを側面的に支援してきたが、団体の活動が自立し、自主的に活動でき るようになったため、目的を達成し、役目を終了した」(八王子市のレポートから)と回答した市もあるようです。我が小田原も、早くこんな状況に達したいですね。

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コメント

いつも、ブログを拝見しています。

地域の問題は地域で解決することは、良いことです。
しかし、解決のための意思決定やその執行は誰が行うのでしょうか?いつも疑問に思っています。
最近の小田原行政の流れを見ても、公正な選挙で信託を受けた市長や市議会議員が意思決定を行っても、納得されない市民が出てきます。地域でも同じことが起こるのではないでしょうか。
意思決定する地域協議会(?)の委員・議員をどのように選出するのでしょうか?
地域で普通選挙を行うのでしょうか、地域の団体の代表を充てるのでしょうか。
結局、「地域協議会の委員は、住民の意見を聴こうとしない」というようなこれまで市長、市議会に対して行われていたのと同じ批判が、地域でも生まれるのではないかと思うのです。
市行政は、法律に基づいて行われ、市民のほかにマスコミや国、県の監視があります。自主性を重んずることを建前とする地域ではそれがありません。地域の有力者の独裁がまかり通るのではないかとも心配します。
私は、はっきり言って、このような制度には期待しておりません。

投稿: 金谷 | 2008年6月14日 (土) 16時07分

金谷様 コメントありがとうございます。私の記事は、職員の地域担当制のことについてのもので、地域協議会、あるいは地域自治区の問題ではありません。金谷さんのおっしゃるように、地域協議会が住民の代議機関として、地域施策の意思決定をする機能を持つのであれば、その「委員」などの選出は公正な仕組みを用意すべきですね。ぜひ、ご一緒に考えてまいりましょう

投稿: 松本 茂 | 2008年6月15日 (日) 15時30分

地域の問題は地域で解決することは、良いことです。
しかし、解決のための意思決定やその執行は誰が行うのでしょうか?

このことは本当に大切な疑問だと思います。
これから進む所は、第一歩として、
問題化して、解決する能力がないという行き詰まりに、
地域自らが、立ち至る所が、重要ではないでしょうか。
意見の違いを他人事にしていられる。今の体制が一番良くない。
街灯をひとつ新しく設置する。これをみんなで相談して、決めてゆく。この体験を共有する。
黙っていたり、強引な事ではうまくすすまない。
そういう民主主義の、話し合いの基本ルールを
市民が学ぶ事ではないでしょうか。

投稿: 笹村 出 | 2008年6月18日 (水) 05時36分

笹村さん ご意見ありがとうございます。地域自治の考え方は、日本の民主主義を草の根から再出発させる、壮大な施策になるのではないでしょうか。この地域協議会も、この施策の試行だと思っています。住民が真剣になって、行動して行かなければなりません。加藤市長の「基底的施策」であるとともに、住民にとっても「基底的課題」だと考えています。

投稿: 松本 茂 | 2008年6月19日 (木) 06時03分

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