« 地域自治の土台が先決 | トップページ | 小田原市の市力 »

2008年8月 6日 (水)

西湘海岸の消波ブロック積み上げ工事

 今日8月6日は、日本人と米国人にとってとてもつらい日です。時間はかかっても、何れしっかり相互の歴史認識を整合させなければならないでしょう。そんな思いを抱きながら、7月いっぱいの病院生活を送った伊勢原まで、今日は術後経過の診察を受けに出かけました。帰路は平塚経由から、西湘バイパスを走ってみました。このところの「異常気象」の日常化は、悲惨な事故を連続させています。昨年9月の西湘バイパス崩落事故に、自然現象と人智の齟齬を強く感じましたが、「復旧工事」はたった1度の住民説明会で、消波ブロックの積み上げ工事を開始しています。二宮海岸には何とも異様なコンクリートブロックが3mの高さに積み上げられようとしています。
 西湘バイパスは、国道1号を補完する利用度の高い道路になっていますので、「早急な復旧」が求められたのでしょうが、どう考えても後先を考慮しないやや強引な「国道」工事(横浜国道事務所)であったと思います。
 道路管理は「国」海岸線管理は「県」という行政区分、この中で「消波ブロックの積み上げ工事」を国道の保全工事として実施するということでしょうが、明らかにこの工事は「海岸管理」にとって致命的なダメージを与えるものです。県の管理者は、「昔の砂浜が3mの高さがあった。その高さ以上には上げないという調整をして了解した」とされていますが、一寸腑に落ちない論理に思えます。西湘海岸保全対策検討委員会の第2回会議では、人口構造物の敷設が「砂を止めてしまった」という懸念が、多くの委員から出されている状況で、いかに「国道」優位とは言え、いささかの暴挙ではないかと思います。
 西湘海岸保全対策検討委員会は、国の京浜河川事務所と県の平塚土木事務所が所管しているようですが、これまでにH19年2月27日、6月3日、7月12日に会議を持っています。大磯町、二宮町の関係者の方々が、住民の懸念を鋭く発言されています。今回の崩落事故は、二宮の被害が最も大きかったことは事実ですが、西湘海岸保全の問題は、大磯と二宮に限定して考えて良いのでしょうか。漂砂の自然回復については、酒匂川が大きな要素となっていますし、台風9号の被災も大きかったのですから、当然に小田原市住民も参画すべきではないでしょうか。県の所管が平塚土木事務所ということで、大磯港から二宮漁港までの6Kmに止めている訳ではないでしょうが、一寸納得し難い思いがします。小田原市にとっても、海岸保全、なぎさ回復はまちづくりの最重要課題です。市民参画による真剣な取り組みが求められます。
 一昨日、8月4日から神奈川新聞では、「消える砂浜、湘南の渚は今」と言う連載記事が始まっています。

|

« 地域自治の土台が先決 | トップページ | 小田原市の市力 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/139245/42087593

この記事へのトラックバック一覧です: 西湘海岸の消波ブロック積み上げ工事:

« 地域自治の土台が先決 | トップページ | 小田原市の市力 »