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2008年12月24日 (水)

歴史まちづくり法(1)

Rekishimachi 「地域における歴史的風致の維持及び向上に関する法律」が、今年の1月に制定、11月4日に施行され、法に基づく「基本的な方針」がだされています。(所管は文化庁、国土交通省、農林水産省の3省共管)文化財行政とまちづくり行政が統合的に実施できるよう,市町村による「歴史的風致維持向上計画」を3省が共同で認定し、実施について「強力に支援」するとしています。小田原市でも、すでに計画策定が進んでいるかと思われますが、法で定められている重点区域の指定など、小田原市のまちづくりにとって、火急の課題では無いでしょうか。
 昨日、23日(火)には、文化財課による馬出し門等の復元整備工事と馬屋曲輪の発掘調査の見学会が行われました。午前と午後の2回開催で、250人ほどの市民が参集したようです。小田原城跡に対する関心の高まりはとても大きなものになってきています。見学会では「樹木伐採」についての説明もなされました。文化財保全のためのやむを得ぬ措置との説明がなされました。
Cutting 今日24日、城址公園には朝からチェーンソーのエンジン音が響いておりました。この1日で4本の松を伐採したそうです。それぞれ80年ほどの樹齢の大木、市民に馴染んだ貴重な樹木でした。市民からは「なぜ切るの?」「この樹も市民の歴史的資産じゃないか」という声が寄せられていました。小田原城跡は、城址公園として市民散策の最良の場所です。暮らしの中の大切な場所になってはいますが、やはりこの地の住民の記憶の集積としての「史跡」であることはしっかり合意されております。だからこそ、切り倒される松の木を受け入れているのです。
 「三の丸地区」は、この史跡にとって大手門の存在を抱いて、まさに歴史環境の「重点区域」なのです。明治の廃城から、百数十年に渉って壊され続けた「城」がやっとここにきて、調査、復元、整備の努力が継続されています。「持続可能なまち」が模索されているこのとき、この区域の馬出し門正面の狭小な用地に容積率200%と言う非常識な巨大公共施設を作ろうという、無謀な構想が実施設計にまで進んでしまったこと、市政府はしっかり総括すべきです。
 にもかかわらず、昨日の「検討委員会」では、「前市長以来の既定路線を、ぐずぐずいわずに進めるべき」という「地域団体」選出委員の思考停止的発言には仰天しました。小田原のまち壊しをこれ以上進行させることは、決して許されるべきではありません。

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