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2009年7月10日 (金)

小田原市議会の怪

090710soybean 6月25日、小田原市議会6月定例会の本会議がありました。この日は平成21年度一般会計補正予算の常任委員会審査(6/18,6/22)での補正予算一部(駅前再開発、市民ホール関係)削除の修正についての質疑、討論、採決がありました。その「討論」の際、普通の市民感覚では異常と思える事態があったようです。討論には8人ほどの議員が発言されました。その中で公明党小松久信議員の削除修正賛成発言「4月30日に全協で議員説明会があった。この日は何の日か。同僚議員新生クラブ青木議員の告別式の日であった。午前10時からの説明会、失礼じゃないか。これは大事な計画、いろんな提案事項もある。短時間では無理。時期尚早、咀嚼がたりない。ずっと反対するわけではない。9月か12月か(定例会で)議員にしっかり説明すべき(それまではだめ?)」に対して、今となっては伝聞ですが、緑の風安野裕子議員が「告別式の日ではあったが、午前10時からの説明会では質疑の時間もありましたのに、何もなかったじゃないですか。」というような趣旨の反論発言が、議長の許可を得てなされたようです。傍聴された方、中継をご覧になった方はお聞きになっています。
 4月30日の議員説明会の後に、6月18日と22日に常任委員会で論議されていますし、約2ヶ月の間小松議員は、「説明」を待ち続けていられたのでしょうか。この補正予算は、昨年の11月からの検討委員会による膨大な作業の末に、市長に報告され、それに基づいて極めて初期的な調査予算の承認を求めたものです。予定されていた議員説明会が同僚議員の告別式(午後)と重なったことで、説明不足になるとは思えません。
 安野議員の討論発言は、削除されています。その事由を議会事務局にお尋ねしたところ、討論は1議員1回だけという「きまり?」があり、安野議員も志澤議長もその「きまり」をお忘れになっていたので、安野議員からの削除申し出を志澤議長が許可した。録画から削除しました。もちろん議事録からも削除します。この「きまり」は議会規則にもなんら規定はないが、従来から「討論」での発言はお一人1回限りにすると、申し合わせられているのですとのこと。
 何とも不可解な「きまり」議員間談合です。一般人の感覚では、「討論」の発言が1回限りで、間違ってもう1回発言したら「削除」なんて、奇々怪々な話です。一人が何回も発言し出すと「収拾がつかなくなる」といわれますが、会議が長引いた際は「討論打ち切りの動議」だってあるんですよ。小田原だけではありません。地方議会はほとんどそう「決めて」います。どこも規則・規程はないようですといわれますが、議員同士の申し合わせで議事の進行が進められていいのでしょうか。納得し難いのですが、「納得できるような資料を揃えてみましょう」ということですので、再度お尋ねすることにしています。
 地方議会の現状は、どの自治体でも問題視されていますが、小田原市5月臨時議会で「議案に対する議員毎の賛否を公開することに関する陳情」が否定されたように、議会は市民に対して完全な「説明不足」を続けています。議員のための議会ではなく、市民すべてに「開かれた議会」にすべきです。議会改革の動きが見えてこない今、市民からその改革を求めなければならないようです。
 7月16日(木)には、議会改革を論議する市民集会も開催されます。普通の市民が納得できるような「きまり」を持った議会改革、開かれた議会は市民にとって喫緊の最重要な課題になっています。
(画像 6日前に撒いた6粒の大豆が芽を出しました)

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コメント

議会を聞いていましたが、
ビデオでも削除できるんですね。
こういうことの技術はあるのに、
あの見づらい画面なんとかなりませんか?
金かけるところが違うでしょ。

録画された方はどうされるんですか?

本当に安野さんが自発的に削除したんですか?
削除させられたのが正しいのではないでしょうか?

投稿: 小田原不良市民 | 2009年7月16日 (木) 08時06分

事務局では、当該議員から自発的に削除の許可を求める申し出があり、議長が許可したので、事務局で関係発言一切を抹消したという説明でした。
何の規則決まりもないので、議長を補佐している議会事務局長も、議長を制止しなかったということです。
つまり、自主的に削除申し出することが、この特殊社会の不可侵の「不文律」だそうです。
議会改革は待ったなしです。

投稿: 松本茂 | 2009年7月17日 (金) 10時37分

ありがとうございます。
問題の安野さんの発言聞いていました。
発言内容もきわめて常識的なものでしたし、
発言自体禁止されていたものではなかったわけです。
議事録削除が安野さんからの申しであるのは、
とても残念です。
議会改革派であり市民派市議とおもっていただけでに、
こういう理不尽な制度には最後まで抵抗してほしかったです。
他の会派や議員からの圧力でもあったのかと疑いたくなります。


昨年、松本さんが要望された市民検討委のテープについても「差別発言」とか「いい間違え」を理由に公開できないようですが、テープから問題発言を削除することは、すでに行われていることだったんですね。だったら、非公開の理由はないということですよね。

投稿: 小田原不良市民 | 2009年7月17日 (金) 11時03分

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