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2009年11月

2009年11月30日 (月)

小峰発電所(3)発電量111kWh

091130hatsuden 今月の9日から「太陽光発電」を始めました。画像はモニターに表示された「発電量」21日間のの日計表です。今月の天候はさほど悪かったとは思えませんが、10kWhを超えた日は2日だけでした。発電量111kWhというのは誠に僅かなものですが、太陽光で電気をつくった初めての経験は結構愉快でした。発電量が消費量を上回った際の「売電」については、東京電力から「余剰購入電気料金計算書」が毎月12日頃の締めで送られてくるようです。今月は9日から12日までのたった4日間でしたので、5kWh、単価24円13銭(電力量料金)−2円35銭(燃料費調整)。売電料金は108円でした。
091130sekisan 消費量399kWhというのが、かなり過大なんですね。自給率27%では、わが国の食糧自給率にも及ばない.大いに反省です。それでも、この1ヶ月近くは節電に努めました。これが一番のエコだったのかも知れません。250万円の投資は、自らに課した罰金のようです。でも、やはり250万円は高いですね。100万円をきるような簡易な設置を可能にし、普及度を大いに高めたいものです。

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2009年11月29日 (日)

「ごみ処理広域化講演会」?

091129kouikigomi 今日の午後2時から、標題の「講演会」がありました。定員は先着200人とされていましたが、それでも150人くらいはいらしたでしょうか。6月の「考え方説明会」よりは、たいへん盛況でした。私の後ろの方は熟睡されていました。何とも妙な「講演会」でした。開会から1時間、6月となんら変らない「事業説明」を1市3町広域化協議会の職員(湯河原町中村さん)が淡々となさいました。
 講演者横田勇さん(中央環境審議会 建設リサイクル専門委員)の演題は「これからのごみ処理を考える」となっていて、お話も「これからのごみ処理(資源化、堆肥化なども)」のことでしたので、「広域化講演会」というのはやや詐称気味。平成32年に、この1市3町で日量320トンのゴミ焼却が必要と本気で考えているとは信じ難いことです。10年後の減量化が十分でないとしても、焼却ごみは一人当たり日量500グラムを超えることはないでしょうから、過大に見ても日量100トン程度の処理で十分になるはずです。320トンの処理能力施設に200億円もかけるような愚策を、市民の前で「説明」して平然としていることには、許し難い思いがします。平成10年の2市8町から始まり、平成18年に設置されたこの1市3町広域化協議会(会長加藤憲一)、3町から職員1人、小田原市からは2人(?)ほどの職員を張り付けているという存在自体が「仕分け」され「廃止」が検討されるべきものではないでしょうか。なんとしてでも、毎日325トンのごみを連続燃焼高温溶融炉(熱回収装置・高効率ごみ発電施設とのこと)で処理するのが最適な手法という説明を繰り返すならなら、その「考え方」を1市3町の住民にしっかり示してください。これまでの「説明会]「講演会」ではまったく伝わってきません。言いたいことがあったら、協議会事務局まで出かけてきて、意見を行ってくれというのは傲慢ではないですか。

 11月16日の事業仕分け結果 ▽環境省【循環型社会形成推進交付金】一般廃棄物処理施設などを整備する市町村向けの補助に使い535億円を概算要求。「毎年(使い残しとなる)多額の不用額が出ている」として「10%程度の予算要求額の削減」と判定。(47NEWS,2009.11.16.)

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馬屋曲輪修景整備工事見学会

091128bunkazaikengaku 昨日は、朝方からインディアンサマーとでもいうような温暖快晴でした。この見学会、定刻10時半には200人近い方が参集され、実に熱心に見学されていました。発表者側では「小田原市文化財公開事業」という位置付けだそうです。この馬屋曲輪整備事業については、馬出門枡形 門・土塀復元から始まった2001年以来、たびたび「公開」がされてきました。見学者の方々も「常連さん」になって、この事業の進展に関心を高め、何より愛着を抱くようになられています。昨日は見学者体験型の石割りまであり、何人もの方が挑戦して汗を流していられました。
 「文化財保全」という「人気のある」事業だからできることなのかも知れませんが、小田原市の行政には、市民の関心を高め、愛着を持って欲しい事業をたくさん抱えているのではないでしょうか。「情報公開」、隠されていたものを請求されれば「公開]しますということではなく、タックスペイヤーへの営業活動としての「公開事業」、「プレゼンテーション」をするべきではないでしょうか。なんらの情報発信努力もなく、廃止、見直しなどと「仕分け」されてしまうのは行政職員として本当に恥ずかしいことではないでしょうか。まさか「公開」に耐えない事業内容だということはないでしょうから。
 自らかかわっている「事業」は、市民からの「徴税」で成り立っていることを自覚し、誇りを持って所管の事業を「見学」してもらうような努力を高めて欲しいものです。

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2009年11月23日 (月)

小田原市の「小ホール」

091122kyohsen 小田原市民会館の3階に「小ホール」はあります。定員300人。44年前の1965年開設。なかなかしっかりできていますが、躯体の構造バランスが悪いのでしょうか、耐震診断結果でIs値0.19(3階南北方向)の箇所があるとのことで、来年2010年の5,6,7,8,9月の4ヶ月休館になるそうです。確かにこの建物は、小ホールを3階に抱え込んでいるためでしょうか、梁間が12mと長大で3、4階2層吹き抜けとなっています。 国土交通省告示では IS値が0.3未満だと「 地震の振動及び衝撃に対して倒壊し、又は崩壊する危険性が高い」とされていますので、「診断結果」を無視するわけにはいかないのでしょう。
 この小ホールで、昨日「芸歴90周年響泉会」とする長唄の演奏会が、午前10時から午後7時頃まであり、大勢の市民、特に高齢の方が集まっていられました。私も開演から1時間、終演前に1時間半ほどおじゃまして「綱館」「鏡獅子」「木賤刈」の3番を楽しませていただきました。先にも記事にしましたが、響泉さんは96歳ですが、この日はまったくの現役、私などの数倍確かな記憶で会話してくれました。響泉さんは、新しい小ホールで90周年をなさりたかったのではないでしょうか。次回95周年を新ホールでなさっていただきたいと願わざるを得ません。このような貴重な演奏会が、多くの方に楽しまれている情景が、この地の少数の方々のご尽力のみで継続していることに深い敬意を覚えました。
 ところで、このホール、耐震改修は柱梁などを補強されるのでしょうが、ぜひ内装や設備、特に備品(椅子)などは診断するまでもなく、早急な改善が求められています。300席のホールが、なんとこの時代「パイプ椅子」を並べただけの貧しさ。こんな醜態どこにもないと思います。

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2009年11月17日 (火)

安重根義士記念館

091113anjungkun 先週の水曜日から土曜日まで、仕事のためにソウルに行きました。慌ただしく過ごした最終日の午後3時ころ、1時間ほどの時間ができましたので、以前から訪問したいと思いながら一度も訪ねていない表題の記念館に駆けつけました。幸いなことに滞在ホテルからは大変近く、ものすごい交通ラッシュにもあわず、こころ静かに伺えました。この訪問には、かなりの思い入れがありました。
 この南山の地には、かつて(64年前)朝鮮神宮があり、特別の権威ある施設と子供心に思って過ごした記憶がしっかり残っています。南山に上る石段の下を市電が通る際にはいったん停車して、乗客全員起立して最敬礼をしていたのです。いまで言う朝鮮民衆の「公民化政策」だったのでしょう。この施設は、1919年に朝鮮半島の総鎮守、官幣大社朝鮮神社として創立列格され、祭神は天照大神と明治天皇を祀られました。それ以後本格的な工事が始められ、1925年6月に「朝鮮神宮」と改称され、10月に鎮座されました。前段で触れたような「参拝強制」は25年の鎮座以前からあったようですが、満州事変以後に強化されたようです。そのただ中での少年体験がいまでも大きな違和感として残っています。
 日本の敗戦、朝鮮半島の「光復」後、きわめて早い時期にこの地は「南山公園」として整備が進められ、山頂部にある「ナムサンタワー」からの展望が楽しめます。
 朴正煕大統領時代の1970年、この朝鮮神宮の跡地に、安重根義士記念館が新設されています。安重根は、ちょうど100年前の1909年10月26日、哈爾浜駅構内で伊藤博文を暗殺した「愛国者」として知られていますが、韓国と北朝鮮では大きく評価が分かれています。
 このブログ記事を、ロマンスカー車内で中途アップした段階でコメントが寄せられたように、日本では、評価以前にきわめて短絡的にに断定する傾向にあります。かなり前ですが、中野正剛氏のご子息中野泰雄氏(本年4月に他界)によるソウルJCでの講演録が、亜細亜大学の紀要に残されています。大変丁寧に語られているものです。亜細亜大学の紀要(亜細亜学園創立50周年記念号)にアクセスしPDFでご精読ください。私たちアジア人の将来展望考察の糧になると思います。

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2009年11月15日 (日)

まちづくり勉強会(2)

091115workshop 先週7日(土)の記事でお知らせしましたが、今日15日(日)、まちづくり勉強会を小田原市荻窪の神奈川県合同庁舎で開催しました(この会場は初めての利用でしたが、音響環境に問題があるのか、奇妙な雑音が断続的に発生し聞き取りにやや困難を感じました)。
 講師をお願いした日置雅晴「景観と住環境を考える全国ネットワーク」代表は、豊富な経験をもとに「なぜ日本で建築紛争が起こるのか」と題した135ページに及ぶPPTを使用しての講演でした。開発、都市計画、建築基準法という、一般市民には馴染みにくい事項を、分かりやすい事例を挙げてお話いただきました。今回の勉強会は、法制度の問題指摘という基本的なテーマでしたので、小田原市、箱根町はもちろん、大磯町、真鶴町、二宮町、開成町、横須賀市、平塚市、相模原市からも参加されました。市議、町議、職員の方も多く、たいへん有意義な勉強会になりました。このところの経済不況で、マンション紛争もやや下火になっていますが、開発紛争だけではなく、放棄マンションという新たな地域問題が発生していることの指摘もありました。(この問題は「住宅会議」誌 2009.10 第77号で松本恭治氏が指摘している)
091115resume 80分ほどの講演の後、各地の参加者から報告があり、県西地域のさまざまな問題が提示されました。まちづくり運動の広域連合、県西ネットワークが誕生しそうです。
 この貴重な講演のPPTのコピーをお分けすることができます。ご希望の向きはメールでご連絡ください。

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2009年11月 9日 (月)

小峰発電所(2)温室効果ガス25%削減

091109panel 民主党政権発足翌日の9月17日に、わが国の経済産業相は「2020(平成32)年の温室効果ガス排出量を1990年比で25%削減するという中期目標について、「主要排出国が枠組みに加わる」という条件つきで、国際公約として打ち出していく」としています。「そんなの無理です」と冷ややかな経済界の反応はさておき、国民の一人としてささやかな貢献を始めました。今日11月9日の午後3時40分から、わが「小峰太陽光発電所」は稼働を開始しました。
 9月21日の記事にも書きましたが、やや衝動的な設置工事契約(8月26日)から、2ヶ月半ほど、工事完了からでも57日掛ったことになります。結構めんどうなものですね。この記事で補助金のことを書きましたが、私の誤解でした。日本国の補助金が、70,000円/Kw×3.24Kw=226,800円で、小田原市と神奈川県の補助金はないということでした。小田原市環境政策課の担当職員にお聞きしたところ(かなり面倒そうに答えてくれましたが)、平成21年度の当初予算で、40件分(180,000円×40=7,200,000)を組んだが、100件近くの申込があり、抽選で40件にしぼった。その後抽選漏れの方にも交付したとのことでした。財政課にもお聞きしましたら、9月補正予算で56件分(180,000円×56=10,080,000円)が承認されたそうです(この補助金は県が3分の2負担)。国の補助金は本年度分、昨日までに70,517件を受理したと、一般社団法人太陽光発電協会のサイトに記されています。月別の受理数も記載されていますが、4月の2,989件から10月の14,825件まで、急拡大です。11月は9日までで3,199件。平成20年度は総計22,501件ですから、前年度比6~7倍になりそうです。1発電所当たり3.5Kwとすると、3.5Kw×140,000=490,000Kwの太陽光発電が稼働することになります。10月30日に営業運転を再開した浜岡原子力発電所3号機(沸騰水型1,100,000Kw)の半分近くはまかなえそうです。2020(平成32)年までには、10,000,000Kwくらいになるのでしょうか。

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2009年11月 7日 (土)

まちづくり勉強会(1)

091115leaf 久しぶりのまちづくり勉強会です。この夏の「政権交代」は、これまでに疲弊しきった日本国にもかすかな明かりが差し込み始めたようです。この明かりが夜明けを示すものであるようにしたい。そんな思いで企画された勉強会のお知らせです。
 昨夕、小田原市27区公民館で、「史跡小田原城跡八幡山古郭東曲輪整備工事に関する住民説明会」がひそやかに開催されました。小田原市民ならしっかりご記憶に残されていると思いますが「城山三丁目マンション計画阻止」の住民運動(2004年12月14日から2005年6月4日まで)によって公有地化された用地の整備です。高層大規模マンションなどに対する地域住民の反対運動は、この小田原でも各地で激しく行なわれました。その中で唯一「計画阻止」に成功し、その跡地がいよいよ公園化され、まさに希有の「記念公園(2010年4月開園)」が出現することになります。
 日本国の各地で、マンション紛争、開発紛争など地域住民の膨大なエネルギーを投入して計画阻止運動が展開され、市町村政府の行政力に解決を求め、あるいは訴訟に持ち込むなど、長期の努力が払われ続けましたが、それが報われることは極めてまれなことでした。建築自由、開発自由が度重なる規制緩和で、地域住民が驚愕するような計画が発生しても、「適法」という名の下につくり続けられてきました。たとえ市町村政府が住民要求の妥当性を認識しても、「国法」の前に屈するのみ、「行政指導」などしようものなら、首長や職員に損害賠償請求訴訟が提起される、そんな歴史のもとで開発業者に屈服するしかないとされているのです。
 「安心して住み続けられる街、美しい都市をつくるために」、現行の都市計画法制度は見直されるべきです。専門家の間からは、さまざまな提案がなされています。政権を握った民主党の政策集にも、「持続可能な社会を目指すための原則を明記するとともに、情報公開と市民参加を徹底した地域主権型のまちづくりのシステムを、都市計画法や建築基準法を抜本改正することによって構築します。」と謳ってあります。
 専門家、行政職員はもちろんですが、私たち一般の市民も、自らのまちづくりの仕組みをしっかり把握したいと考え、この勉強会を計画しました。日置雅晴教授が代表をされている「景観と住環境を考える全国ネットワーク(景住ネットワーク)」では、先月10月から来年の1月にかけて「連続シンポジウム 都市計画法・建築基準法改正へ」を開催されます。まちづくりに係る行政職員のみなさまには、ぜひご参加いただきたいものです。
 この勉強会は、11月15日の午后1時30分開会です。当日はさまざまな行事がありますが、ぜひ大勢の市民、行政職員のみなさまにお越しいただけることを願っております。

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2009年11月 1日 (日)

建築と行政(2)

091101kenchikujournal2 先月10月9日の記事で「建築ジャーナル」誌の取材をお知らせしました。一昨日、当該誌11月号を受領しました。特集「公共建築は身の丈であるべきか」とされています。建築家(私もその一人と思っていますが)への情報提供の雑誌ですが、他建築雑誌とひと味違う問題意識でつくられているようにも思えます。実施設計まで受託し、工事入札の寸前に「中止」というのは、建築設計者にとっては、たとえ十分な設計料を受領しようとも、納得し難い「事件」であることは確かです。山本氏にとっては邑楽町に次いで連続二つ目ですから、ちょっと痛々しい「事件」です。この事態が発生したのは「公共建築の身の丈」ではなく、「建築家」自身の「公共意識錯誤」にあると思います。社会的職能を標榜している「建築家」であるなら、公共建築の発注者である「公共団体」あるいはその「首長」を、クライアントと見るべきではありません。「まち・住民・その文化」に視点をおくべきではないでしょうか。
 山本理顕氏は『小田原市がコンペで選んだ「都市の中の自由広場」はなぜ駄目なのですか』として、この事態に戸惑いを示していられます。いまだに「なぜ駄目なのか」の説明を「発注者」はなさっていないようです。「発注者」であった当時の小田原市市民部長であった植田理都子市会議員(2007年から)も、「説明責任はごく自然のこと」と言われています。
 私たち「市民」は、2005年末のエスキースコンペによる設計案選択以来、山本案の「錯誤」を指摘し続けてきましたので、いやになるほどご理解いただいたと考えています。それでもなお受託者としては発注者である「公共団体」からの「説明」が欲しいというのは、まあ「自然」でしょうが、公共に視点の定まった建築家であれば、あらためての「説明」など求めないと思います。ご納得いかないのであれば、植田議員とともに不当行為として提訴なさったらいかがでしょうか。それとも、市民に向かって不当を訴える集会など開催されますか。
 この特集で、ぜひ取り上げて欲しかったのが、設計者選定委員長の藤森照信氏、委員の伊東豊雄氏のお考えでした。コンペの委員長、委員の説明は極めて重要であり、この不幸な「事件の主体」としての責任を果たしていただきたいものです。委員のお一人音響研究者本杉省三氏の「聲]はちょっと、理解し難いものです。多目的ホールの難題を解決した魅力ある案として、ハンス・シャロンの事例で立証されようとなさるのは、かなり見当違いではないでしょうか。建築という行為を「もの」としてしか考えていられないのはきわめて残念です。
 何れにしても、この「事件」は行政も議員も市民もそして建築家、コンペ委員も、真剣に考察を整理して、「再発防止」のためにも、この無惨な記憶を風化させてはなりません。当事者責任を果たして行きましょう。
 なお、この11月号、当地小田原の書店では扱っていないとのこと。入手なさりたい方は雑誌のオンライン書店(概要も紹介されています)にアクセスされるか、あるいは当方までご連絡ください。

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