« 建築と行政(2) | トップページ | 小峰発電所(2)温室効果ガス25%削減 »

2009年11月 7日 (土)

まちづくり勉強会(1)

091115leaf 久しぶりのまちづくり勉強会です。この夏の「政権交代」は、これまでに疲弊しきった日本国にもかすかな明かりが差し込み始めたようです。この明かりが夜明けを示すものであるようにしたい。そんな思いで企画された勉強会のお知らせです。
 昨夕、小田原市27区公民館で、「史跡小田原城跡八幡山古郭東曲輪整備工事に関する住民説明会」がひそやかに開催されました。小田原市民ならしっかりご記憶に残されていると思いますが「城山三丁目マンション計画阻止」の住民運動(2004年12月14日から2005年6月4日まで)によって公有地化された用地の整備です。高層大規模マンションなどに対する地域住民の反対運動は、この小田原でも各地で激しく行なわれました。その中で唯一「計画阻止」に成功し、その跡地がいよいよ公園化され、まさに希有の「記念公園(2010年4月開園)」が出現することになります。
 日本国の各地で、マンション紛争、開発紛争など地域住民の膨大なエネルギーを投入して計画阻止運動が展開され、市町村政府の行政力に解決を求め、あるいは訴訟に持ち込むなど、長期の努力が払われ続けましたが、それが報われることは極めてまれなことでした。建築自由、開発自由が度重なる規制緩和で、地域住民が驚愕するような計画が発生しても、「適法」という名の下につくり続けられてきました。たとえ市町村政府が住民要求の妥当性を認識しても、「国法」の前に屈するのみ、「行政指導」などしようものなら、首長や職員に損害賠償請求訴訟が提起される、そんな歴史のもとで開発業者に屈服するしかないとされているのです。
 「安心して住み続けられる街、美しい都市をつくるために」、現行の都市計画法制度は見直されるべきです。専門家の間からは、さまざまな提案がなされています。政権を握った民主党の政策集にも、「持続可能な社会を目指すための原則を明記するとともに、情報公開と市民参加を徹底した地域主権型のまちづくりのシステムを、都市計画法や建築基準法を抜本改正することによって構築します。」と謳ってあります。
 専門家、行政職員はもちろんですが、私たち一般の市民も、自らのまちづくりの仕組みをしっかり把握したいと考え、この勉強会を計画しました。日置雅晴教授が代表をされている「景観と住環境を考える全国ネットワーク(景住ネットワーク)」では、先月10月から来年の1月にかけて「連続シンポジウム 都市計画法・建築基準法改正へ」を開催されます。まちづくりに係る行政職員のみなさまには、ぜひご参加いただきたいものです。
 この勉強会は、11月15日の午后1時30分開会です。当日はさまざまな行事がありますが、ぜひ大勢の市民、行政職員のみなさまにお越しいただけることを願っております。

|

« 建築と行政(2) | トップページ | 小峰発電所(2)温室効果ガス25%削減 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/139245/46695372

この記事へのトラックバック一覧です: まちづくり勉強会(1):

« 建築と行政(2) | トップページ | 小峰発電所(2)温室効果ガス25%削減 »