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2010年2月17日 (水)

設計者選定委員会の亡霊

100217yamamoto 触れたくもない話題ですが、再度一言。小田原市長と設計者山本氏の「公開対話」。なんと、設計者選定委員伊東豊雄氏が、設計者山本氏のの陪席者として出てくるとのこと。いったい「建築家」というのは近代市民社会の基本常識をわきまえていないのでしょうか。児戯に類する行為を「創造」に少しでも絡むものと考えているのでしょうか。これらの建築家が、公共施設を「自己記念碑」とするために公費を使い続けていることになんらの反省もないこと、腹立たしい限りです。
 小田原市の「(仮称)城下町ホール」は、市民の賢明でねばり強い努力によって完全に否定されているのです。エスキースコンペという愚行を推進した前市長は、再選出馬を断念し、ホール事業見直しを掲げた新市長が誕生しています。建築家のまち壊しから小田原市の「神聖な場」を守りきったのです。
 山本設計案阻止運動の真っ最中に、社団法人劇場演出空間技術協会の会長であった小谷喬之助先生(昨年7月28日死去83歳)から電話をいただき、「基本設計見たよ。山本はやり過ぎだよ。必要があったら出かけていくよ」という話をいただいたことがありました。私も建築家の創造性を否定はいたしません。しかし、「公共建築」の発注者は市民であって、行政や市長ではないのです。市民が求めたものは、「都市の自由広場」ではないのです。建築家の仲間内で勝手な幻想をでっち上げて、幼い論議の果てに「やり過ぎ」た自己主張に貴重な公費を費やしてしまったのです。一義的には、用地の整備さえできていないのに、エスキースコンペというトリックに乗せられた「行政の愚策」が真犯人ですが、仲間内で「設計者選択」した建築家も共犯者です。
 対話の設計者サイドに伊東豊雄委員が出てくるのなら、藤森照信委員長も出かけてきたらどうでしょう。市長サイドには桧森さんなどの準備会委員も参加されるべきです。所管課の職員さんは、加藤市長の補助者はなさらないのですか。できないのですか。それとも、したくないのですか。
 もう、亡霊の徘徊はいい加減に止めて欲しい。


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コメント

建築家と市長の公開対話は議論がかみ合わず公開の意味がない無駄な時間となりました。
わかった事は小沢元市長の市民無視のホール設計方法と市幹部の盲目の追従、トラブル処理の無能さでしょうか。加藤市長がまず手をつける事は市幹部の入れ替えのような気がしました。

投稿: ? | 2010年2月21日 (日) 09時58分

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