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2010年3月 3日 (水)

歴史を隠すのか

100303kanagawa 政権交代以来、かねてから指摘されてきた日米密約問題で、新政権は「密約調査」を進めるとして、有識者委員会を設置しましたが、その報告書が来週にも公表され、「2001年の情報公開法施行の前に関連文書が破棄された」との記載がなされるようだと、神奈川新聞が報じています。日本国外務省の正当性が全否定されるだけでなく、「歴史を隠す」という卑劣な行為が、日本国政府によってまたもや平然と行なわれているのです。1945年の敗戦時に大量の公文書等を慌ただしく焼却したと聞きますが、「国際社会において、名誉ある地位を占めたいと思ふ」と憲法前文で宣言して、悔い改めたのではなかったのでしょうか。行政の名誉ある公正さを回復したいものです。
 ところで、3月1日は朝鮮半島の三・一独立運動(삼일운동1919年)の記念日(三一節)です。全土的な広がりを見せた運動も、朝鮮総督府の軍警によって5月にはほぼ鎮圧されました。記憶に残る「堤岩里(チェアムリ)事件」では、基督教会堂に集められた32人の村民が焼殺されています(4月15日)。この他にも官憲の手による村落の放火焼殺が記録されています。これらの事実は、総督府長官から原敬総理大臣宛の報告書(4月22日)などに記録されています。この報告書をはじめ、事件の顛末その処理などの記録文書が、日本国外務省の外交史料館に保存公開されています。この時代の公文書は「公開」されることなど想定しておりませんので、貴重な事実がしっかり記録されております。
 外務省の公務員も「日本国憲法を遵守」すると誓っています。日本国を「国際社会において、名誉ある地位」から転落させるような行為は許されるものではありません。僅か10年ほど前のこの行為に関与したすべての公務員は、厳しく処罰されるべきです。歴史を隠すことは止めたい。

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