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2010年3月27日 (土)

「歴史共同研究」

100327kanagawa 今朝の神奈川新聞は、3月26日、安重根の処刑100年の追悼式が、韓国ソウル市庁舎前広場で行われたと報じています。(安重根義士記念館のことは昨年記事にしました)3月23日の同紙では、韓国政府機関が安重根遺骨調査に日本政府の協力を求めていると報じています。処刑は当時の関東州旅順刑務所内(現中国大連市旅順口区)にてなされていますので、埋葬の記録などを求めているようです。処刑の年、8月22日には、「韓国併合ニ関スル条約」(明治43年)が締結されます。第1条で「韓国皇帝陛下ハ韓国全部ニ関スル一切の統治権ヲ完全且永久ニ日本国皇帝陛下ニ譲與ス(調印日本側統監寺内正毅・韓国側内閣総理大臣李完用)」とされ、韓国併合は1945年8月15日まで35年間継続しました。今年は「併合」100年目です。
 去る1月31日に「日中歴史共同研究報告書」が、3月23日には「日韓歴史共同研究報告書(第2期)」が公表されました。「日中」は2006年12月26-27日に北京で第1回全体会合を持ってから3年半ほどで400頁ほどの報告書が出ました。一方「日韓」は、2001年から始まり2005年に報告書(4000頁ほど)を出しましたが、ふたたび2007年6月から第2期の「共同研究」が始まり、23日の報告書(2500頁ほど)公開に至ったのです。特に第2期では、3つの時代区分の分科会の他に、「教科書小グループ」が設けられました。2つの報告書を見る限り、「中韓」2国との「歴史」を巡る「合意形成」はまったく見えてきていませんが、中国と韓国の研究者の姿勢に大きな差を感じます。大国になった中国の余裕、日本国と正面から向き合い続ける韓国ということでしょうか。日本国は、韓国に対しては何かはぐらかしのような姿勢があるのではないでしょうか.韓国研究者の「論文」と日本側のそれとはかなり違います。
100327blossom いまだに、加害者と被害者が和解できていないということなんでしょう。「近くて近い国」としてスタートしたこの「共同研究」、一体いつになったら「成果」が得られるのでしょうか。「日韓併合100年」の今年、少しでも「近くて近い国」になることに努めたいものです。
(画像は今朝の桜、冷え込みで開花一休みです)

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