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2010年4月25日 (日)

もう一つの4月25日

100425fukuchiyama 今朝、5年前の信じ難い大惨事、JR西日本の福知山線死傷事故の慰霊式が行なわれたと報じられています。「一番好きだった季節が、一番つらい季節となった」と時事通信の記事にあります。2005年4月25日午前9時19分に発生した、事故死者107人、負傷者562人という鉄道事故です。(画像はWikipedia)
 日本国有鉄道の民営化による利益至上の経営で、過密ダイヤ、安全対策軽視が原因と指摘されています。日本の都市住民ならどなたも経験している公共交通機関の不十分施設、定員超過、多発する事故など、日常的な現象と受け止めています。この福知山線事故によって、危険箇所のATS設置さえしていなかったJR西日本の企業体質が暴かれましたが、事故調査委員への不当な関与を行なっていたことさえ暴露されています。
 一握りの富裕層以外の日本人にとって、公共交通機関の利用は避けることのできないものです。私自身は、身体的都合もあり満員電車に乗ることは少ないのですが、横浜からの帰路、JR東海道の車内は恐怖さえ感じます。経済大国、豊かな日本どころか、人権小国、最貧国と思えます。民営化に当たっては、大量の首切りだけでなく、県や市町村に過大な負担をかけています。公共性のある巨大企業が、商業化、利益至上に走り、経営管理の公正ささえ忘れ去る、こんなことがいまだに発生し、「一番好きだった季節が、一番つらい季節となった」声を生み出しています。鉄道会社の中でもJR各社は、その巨大な資産をもとに利益追求に汲々としていますが、自らの出自を振り返ってみるべきです。
 慰霊式で、ぼそぼそと原稿を読み上げているJR西日本社長の姿を TV で眺めている内に、遺族のみなさんの口惜しさと怒りが乗り移ってきました。


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コメント

国鉄の分割民営化の真の目的は労組つぶしのためのウルトラCですよね。国労と日教組は日本の癌の双璧ともいえる組織でした。

労働者の地位向上を口実に、
「資本主義を倒せ」とかわけのわからないことをいって、ストのオンパレード。またはセクト主義に走ったり、そうかとおもうと、一部の幹部だけがうまい汁をすする(労働貴族)を生み出したり。
散々、国民に害悪を垂れ流してきたんです。
そのため大衆の支持を受けることは到底無理で、
まじめに労働運動をしようとするものがこの連中と仲間と思われてはたまったものではありません。
分割民営化は必ずしも利用者の利益になることばかりではないと思いますが、労組の影響力低下は最大の功績です。

投稿: 小田原不良市民 | 2010年5月 5日 (水) 15時06分

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