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2010年6月 3日 (木)

併合後ノ朝鮮ニ対スル施政方針決定ノ件

100603toukanfu_2 100年前の今日、6月3日、閣議決定されました。韓国統監は寺内正毅陸相の兼務です。8月の併合に向けて、国内法の整備が進みました。

併合後ノ朝鮮ニ対スル施政方針決定ノ件(1910年6月3日閣議決定)
 一、朝鮮ニハ当分ノ内憲法ヲ施行セズ大権ニ依リ之ヲ統治スルコト
 一、総督ハ天皇ニ勅隷シ朝鮮ニ於ケル一切ノ政務ヲ統轄スルノ権限ヲ有スルコト
 一、総督ニハ大権ノ委任ニ依リ法律事項ニ関スル命令ヲ発スルノ権限ヲ与フルコト但本命令ハ別ニ法令又ハ律令等適当ノ名称ヲ付スルコト
 一、朝鮮ノ政治ハ努メテ簡易ヲ旨トス従テ政治機関モ亦此主旨ニヨリ改廃スルコト
 一、総督府ノ会計ハ特別会計ト為スコト
 一、総督府ノ政費ハ朝鮮ノ歳入ヲ以テ之ニ充ツルヲ原則ト為スモ当分ノ内一定ノ金額ヲ定メ本国政府ヨリ補充スルコト
 一、鉄道及通信ニ関スル予算ハ総督府ノ所管ニ組入ルルコト
 一、関税ハ当分ノ内現行ノ儘ニナシ置クコト
 一、関税収入ハ総督府ノ特別会計ニ属スルコト
 一、韓国銀行ハ当分ノ内現行ノ組織ヲ改メザルコト
 一、併合実行ノ為必要ナル経費ハ金額ヲ定メ予備金ヨリ支出スルコト
 一、総監府及韓国政府ニ在職スル帝国官吏中不用ノ者ハ帰還又ハ休職ヲ命ズルコト
 一、韓国ニ於ケル官吏ニハ其ノ階級ニ依リ可成多数ノ朝鮮人ヲ採用スル方針ヲ採ルコト
 附憲法ノ釈義
 韓国併合ノ上ハ帝国憲法ハ当然此ノ新領土ニ施行セラルルモノト解釈ス然レドモ事実ニ於テハ新領土ニ対シ帝国憲法ノ各条章ヲ施行セザルヲ適当ト認ムルヲ以テ憲法ノ範囲ニ於テ除外法規ヲ制定スベシ

 こうして、日本国とされる「朝鮮」ですが、「(大日本帝国)憲法ヲ施行セズ大権ニ依リ」統治をするとされ、天皇大権による直轄地としたのです。その大権は統監に委任され、法律ではなく制令による統治をすることになります。この強権統治は僅か35年で幕を閉じますが、その35年間の日本統治は、朝鮮半島の地に拭い去ることのできない「苦難」と「屈辱」を与えた歴史を残し、いまだにその過去は精算されていません。(画像はWikipediaから。この統監府庁舎は1905年、当時の京城府龍山の地に設置されました。併合後にはあらたに総督府庁舎が景福宮の面前に設けられましたが、共に現存していません。)

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コメント

一言申し上げたいと思います。
日本の韓国併合は、欧米列強の白人による有色人種支配、植民地支配とは、根本的に異なります。
白人のそれは、ただひたすら搾取するだけでしたが、韓国併合は全く異なります。
日本は韓国に学校を5000校も造り、道路・橋梁、鉄道などのインフラ整備をしました。高麗大学は、大阪大学や名古屋大学よりも早く整備しました。
それは、東進政策を進めるロシアの脅威に対抗するために韓国に国力を付けてもらいたかったからです。朝鮮半島は日本の生命線でした。本当は韓国に自立してもらいたかったのです。
しかし、当時の韓国にはそれができませんでした。
何しろインフラが整備されておらず、国力がありませんでした。李氏朝鮮は、道路を整備するとそこを通って中国やロシアが攻めてくると、意図的に整備せず、橋をわざと落としたりしました。
また、日本は働かざるもの食うべからずと、労働が美徳になっていますが、当時の韓国は厳しい身分制度があり、儒教の影響により学問優先で、空理空論ばかりもてあそび、身分上位の両班は決して働きませんでした。働く者は身分の低い者だけでした。だから当時の韓国では働くことは恥ずかしいことなのです。これでは、怠け者の国になるのは当然です。
さらに、李氏朝鮮はハングル文字を使うことを禁じていました。言葉と合わない漢字しか使わせず、文盲率が高く教育が行き届いていませんでした。ですから日本が学校を造り、ハングル文字を使わせるまで、韓国には民間の文学などほとんどありませんでした。
日本は韓国や台湾のインフラ整備に国家予算の15%も使っていましたが、そんな外地に予算を投入するより我々のほうのインフラ整備をして欲しいと、これに反対する日本人も多かったのです。伊藤博文もそうでしたが、韓国のテロリスト安重根に暗殺され、韓国併合が促進されました。
韓国併合などについて、フィリピン人は、当初スペイン、後にアメリカに支配されましたが、フィリピンにも日本が来てくれてインフラ整備をしてくれたら、韓国や台湾くらいの経済発展ができたのに、と嘆いています。
台湾人も、日本には感謝しています。
しかし、韓国人は歴史を捻じ曲げ、捏造し、日本を悪者にしています。
歴史を捏造しなければ惨めなのでしょう。
真実の韓国の歴史は、中国に毎年米三千俵、麦三千俵、美女3千人を献上していた朝貢外交をする属国で、日本との併合によりやっと国力を付けることができたというものです。
韓国の嘘、捏造には、中国やロシアまでもがあきれています。その嘘をろくに検証もせず、鵜呑みにして日本を悪者し、謝罪や賠償を求めるのは、日本人としてすべきことではありません。

投稿: 佐藤 和夫 | 2010年6月 4日 (金) 22時30分

佐藤和夫さん 丁寧なコメントありがとうございます。「それは、東進政策を進めるロシアの脅威に対抗するために韓国に国力を付けてもらいたかったからです。朝鮮半島は日本の生命線でした」という認識は、私もさほど違いません。
「韓国人は歴史を捻じ曲げ、捏造し、日本を悪者にしています。歴史を捏造しなければ惨めなのでしょう」ということは、たいへん誤っております。日本国の支配下で、韓国に「国力を付ける」ための施策は、日本国自国のためであり、その施策実施のためになされた非道を無視してはなりません。両国は、東アジアの隣国同士として、歴史認識を共有することを強く願っています。

投稿: 松本 茂 | 2010年6月 5日 (土) 00時00分

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