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2010年6月20日 (日)

World Cup の裏番組

100620okinawa 土曜日の日蘭サッカー中継、その時間は新宿に所用がありTV観戦はあきらめていましたが、裏番組のNHKスペシャル「沖縄返還"密約"の真実」は気になっていました。ご存じのように、沖縄復帰の裏外交交渉(公開しない)の凄まじい「欺瞞」「密約」、その一部が少しずつ暴露され始めています。この番組もその一つで、佐藤栄作首相に見込まれて、キッシンジャー相手の密使となった若泉敬氏の悲劇を報ずるものです。
 沖縄は、米国にとって決して手放せない重要戦略基地で、復帰など想定していないものだったようです。その国家間約束(もちろん密約)を封じて、新たな密約のもとに復帰を実現させ、なんとノーベル平和賞を手にしたのです。この密約が、沖縄核密約なのです。この核が「抑止力」「沖縄永久基地化」を固定しているのです。
 佐藤首相は、若泉氏の苦悩、悔悟など歯牙にもかけず「功なり名遂げて」この世を去り、片や若泉氏は自ら命を絶つという結末となっています。NHKディレクターの思いは、日本国の体制と沖縄の未来をこの悲劇から読み取ろうとしたのではないでしょうか。
 私のささやかなブログ記事にも「外交による和平を目指すのもよいと思いますが、軍事力がバックになくては、外交には何の力もないと思っています」というコメントが寄せられます。人間の歴史を辿ればとても理にかなったようなご意見ですが、この日本国が「軍事力をバックにした外交」でどのような歴史を作ってきたか、そしてアメリカ合衆国が「軍事力をバックにした外交」でどのような悲劇を生み続けているのか、人の命に思いを馳せてお考えいただきたいと切望します。軍事力が破壊するのは人の命です(敵味方なく)。ヒトが焼け死に瞬時に数万人の命が奪われ、暮らしが崩壊するのです。外交で生まれるものは「国の体制」の生死です。統治の「変遷」にすぎないのです。私は人の命を最大にすることを貫きたい。
 この貴重な放映が、World Cup の裏番組であることに、この国の未来に大きな不安を覚えます。
(画像はWikipediaから)


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