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2010年8月20日 (金)

小田原市総合計画 (1)「新しい公共」?

100820sougoukeikaku  一昨年の新市長登場以来、新総合計画の策定について、最重要課題として「おだわらTRYフォーラム(無作為抽出によって 選ばれた市民、200 人)」「市民アンケート(4,401回収)」などを経て、本年4月には「(庁内で取りまとめた)基本構想、基本計画素案(60頁)」が出現、「パブコメ(25 人)」を経て、去る6月22日の小田原市総合計画審議会(第1回)において、「第5次小田原市総合計画行政案」が公開されました。-----私事ですが、この日午前9時に自宅で不調となり、救急搬送で市立病院に入院しました-----
 今日久しぶりに、小田原市公式サイト(新しい総合計画)にアクセスし、「第5次小田原市総合計画 基本構想・基本計画 行政案(72頁)」を拝見しました。これまでに7回の審議会が開かれ、10月22日の第10回審議会で答申を決定する予定のようです。6月の行政案と4月の素案をざっと対照してみましたが、大きな変更事項はないようです。パブコメの際に私も10項ほどのささやかな市民意見を提出しましたが、反映された様子は発見できませんでした。「施策の展開」32項が4項増えて、36項立てとなっています。4項は「市立病院」「小田原のものづくり」「市民活動」「職員の育成」に関するもので、「共生社会の実現(人権・男女共同・平和施策・多文化)」の項が「暮らしと防犯・防災」政策分野に移動しています。一寸奇妙な感じですが、審議会でも指摘されています。平和施策が防犯防災の政策とは思えませんが。
 「市立病院の機能拡充と健全経営」が大きな政策課題になったことは、納得できますが、市立病院入院体験者の感想としては、「高度で専門的な医療」も重要事項ですが、施設の良好な維持管理も利用市民、患者・弱者にはとても重要なことです。管理欠落のような施設に直面して驚愕しました。
 総合計画は、「ビジョン21おだわら」以来、何となく飾り物のように感じていましたので、「新計画」の詳細施策は、もう少し「詳細」に示していただけるのかなと期待していましたが、さほどの変化は見出せません。「詳細施策・情報共有の推進・広報紙、ホームページ、ラジオ、テレビなどを活用し、事業や施策の情報発信を充実させます。また、行政が 行う事業やさまざまなデータなどの情報を積極的に公表・提供し、活用できる仕組みや環境を整えます。」などという記述を目にすると、膨大な労力(市民・委員・職員)を重ねて策定する意味があるのだろうかと、とても空しく感じます。
 本年3月には、地方自治法の改正が政府提案され、地方公共団体への「義務付けの撤廃」が成立する見込みです。市町村基本構想は、今後は策定義務は無くなるのでしょう。何かさらなる空しさを覚えます。仰々しい計画策定より、「新しい公共」が見えるような具体的な事業を一つでも実現することが求められているはずです。

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