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2010年8月13日 (金)

ポッダム宣言受諾

100814hirohitoshou 明日は、65年前に大日本帝国が、ポッダム宣言の受諾を通告した日です。宣言受諾の申入れと、連合国に対する通告、画像に示した昭和天皇の終戦の詔の全文を記載しました。
ポツダム受諾に関する八月十日付日本国政府申入
(訳文)
帝国政府ニ於テハ常ニ世界平和ノ促進ヲ冀求シ給ヒ今次戦争ノ継続ニ依リ齎ラサルヘキ惨禍ヨリ人類ヲ免カレシメンカ為速ナル戦闘ノ終結ヲ祈念シ給フ
天皇陛下ノ大御心ニ従ヒ数週間前当時中立関係ニ在リタル「ソヴィエト」聯邦政府ニ対シ敵国トノ平和恢復ノ為斡旋ヲ依頼セルカ不幸ニシテ右帝国政府ノ平和招来ニ対スル努力ハ結実ヲ見ス茲ニ於テ帝国政府ハ
天皇陛下ノ一般的平和克服ニ対スル御祈念ニ基キ戦争ノ惨禍ヲ出来得ル限リ速ニ終止セシメンコトヲ欲シ左ノ通リ決定セリ
帝国政府ハ一九四五年七月二十六日「ポツダム」ニ於テ米、英、支三国政府首脳者ニ依リ発表セラレ爾後「ソ」聯政府ノ参加ヲ見タル共同宣言ニ挙ケラレタル条件ヲ右宣言ハ 天皇ノ国家統治ノ大権ヲ変更スルノ要求ヲ包含シ居ラサルコトノ了解ノ下ニ受諾ス
帝国政府ハ右了解ニシテ誤リナキヲ信シ本件ニ関スル明確ナル意向カ速ニ表示セラレンコトヲ切望ス
米英蘇支四国ニ対スル八月十四日附日本国政府通告
「ポツダム」宣言ノ条項受諾ニ関スル八月十日附帝国政府ノ申入及八月十一日附「バーンズ」米国国務長官発米英蘇華四国政府ノ回答ニ関聯シ帝国政府ハ右四国政府ニ対シ左ノ通通報スルノ光栄ヲ有ス
一 天皇陛下ニ於カセラレテハ「ポツダム」宣言ノ条項受諾ニ関スル詔書ヲ発布セラレタリ
二 天皇陛下ニ於カセラレテハ其ノ政府及大本営ニ対シ「ポツダム」宣言ノ諸規定ヲ実施スル為必要トセラルベキ条項ニ署名スルノ権限ヲ与ヘ且之ヲ保障セラルルノ用意アリ又 陛下ニ於カセラレテハ一切ノ日本国陸、海、空軍右官憲及官憲ノ指揮下ニ在ル一切ノ軍隊ニ対シ戦闘行為ヲ終止シ、武器ヲ引渡シ、前記条項実施ノ為聯合国最高司令官ノ要求スルコトアルベキ命令ヲ発スルコトヲ命ゼラルルノ用意アリ
終戦の詔
朕深ク世界ノ大勢ト帝國ノ現状トニ鑑ミ非 常ノ措置ヲ以テ時局ヲ収拾セムト欲シ茲ニ忠 良ナル爾臣民ニ告ク 朕ハ帝國政府ヲシテ米英支蘇四國ニ對シ 其ノ共同宣言ヲ受諾スル旨通告セシメタ リ 抑々帝國臣民ノ康寧ヲ圖リ萬邦共榮ノ樂 ヲ偕ニスルハ皇祖皇宗ノ遺範ニシテ朕ノ拳々 措カサル所曩ニ米英二國ニ宣戰セル所以モ 亦實ニ帝國ノ自存ト東亞ノ安定トヲ庶幾 スルニ出テ他國ノ主權ヲ排シ領土ヲ侵スカ如キ ハ固ヨリ朕カ志ニアラス然ルニ交戰已ニ四歳 ヲ閲シ朕カ陸海將兵ノ勇戰朕カ百僚有司 ノ勵精朕カ一億衆庶ノ奉公各々最善ヲ盡セル ニ拘ラス戰局必スシモ好轉セス世界ノ大勢亦我ニ利ア ラス加之敵ハ新ニ残虐ナル爆彈ヲ使用シテ頻ニ無辜ヲ殺傷シ惨害 ノ及フ所眞ニ測ルヘカラサルニ至ル而モ尚交戰ヲ 繼續セムカ終ニ我カ民族ノ滅亡ヲ招來スルノ ミナラス延テ人類ノ文明ヲモ破却スヘシ斯ノ 如クムハ朕何ヲ以テカ億兆ノ赤子ヲ保シ皇祖 皇宗ノ神靈ニ謝セムヤ是レ朕カ帝國 政府ヲシテ共同宣言ニ應セシムルニ至レル所 以ナリ 朕ハ帝國ト共ニ終始東亞ノ解放ニ協力セ ル諸盟邦ニ對シ遺憾ノ意ヲ表セサルヲ得 ス帝國臣民ニシテ戰陣ニ死シ職域ニ殉シ非 命ニ斃レタル者及其ノ遺族ニ想ヲ致セハ五 内爲ニ裂ク且戰傷ヲ負ヒ災禍ヲ蒙リ家業 ヲ失ヒタル者ノ厚生ニ至リテハ朕ノ深ク軫念ス ル所ナリ惟フニ今後帝國ノ受クヘキ苦難ハ 固ヨリ尋常ニアラス爾臣民ノ衷情モ朕善 ク之ヲ知ル然レトモ朕ハ時運ノ趨ク所堪エ 難キヲ堪エ忍ヒ難キヲ忍ヒ以テ萬世ノ爲ニ 太平ヲ開カムト欲ス 朕ハ茲ニ國體ヲ護持シ得テ忠良ナル爾臣 民ノ赤誠ニ信倚シ常ニ爾臣民ト共ニ在リ 若シ夫レ情ノ激スル所濫ニ事端ヲ滋クシ或 ハ同胞排擠互ニ時局ヲ亂リ爲ニ大道ヲ誤 リ信義ヲ世界ニ失フカ如キハ朕最モ之ヲ戒 ム宜シク擧國一家子孫相傳ヘ確ク神州ノ 不滅ヲ信シ任重クシテ道遠キヲ念ヒ總力ヲ將來ノ建 設ニ傾ケ道義ヲ篤クシ志操ヲ鞏クシ誓テ國體 ノ精華ヲ發揚シ世界ノ進運ニ後レサラムコトヲ期スヘシ爾臣 民其レ克ク朕カ意ヲ體セヨ
裕仁 天皇 御璽
昭和二十年八月十四日

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