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2011年1月

2011年1月31日 (月)

タケダワイナリーを守る(お願い)

110131takeda_winery 山形県上山市に創業90年を迎えたワイナリーがあります。先年の洞爺湖サミットでは、ここのスパークリングワイン「キュベ・ヨシコ」が使われるなど、注目を集めているワイナリーです。
 今月25日の朝日新聞(山形版)は、「新清掃工場建設に反対広がる」と報道しました。日本ワイン振興ネットワーク(JwN)では、タケダワイナリーを守るための署名運動への協力を、全国のワイン愛好家に呼びかけています。
 この「山形広域清掃工場」の建設については、1月7日発行の市報かみのやま別冊版で、2市2町の山形広域環境事務組合による事業内容を知ることができます。それによると、2001年に計画決定していた日量315トンの大型工場建設が2度にわたって用地取得に失敗し、山形市と上山市に2工場(共に日量150トン)の分散新設に変更したようです。上山市の住民説明会では、候補地選定(4ヶ所から)の経過が全く市民に知らされず、マスコミ報道で漏れたということも市民の怒りを買っているようです。河北新報の社説では、「最初の計画発表から10年、過去2度の失敗で10億円が消えたとも言われる。戦略なき愚行をいつまで続け続けようというのか」と批判されています。
110131takeda_winery2 苦し紛れか、止むを得ずか、土地取得の可能性が高いということで、タケダワイナリーの至近という選択になったのでしょうか。「蔵王スター・タケダワイナリーを守る会」が結成され、構想の撤回を求める署名運動が始まっています。小田原市でも1市3町の広域ごみ処理計画は、戦略なき愚行といわれそうな状況ですが、未だ候補地などはまったく見えないままです。排出量の削減などの徹底で出口を探したいものです。
 昨日から、署名用紙をダウンロードして、署名集めを始めました。このワイナリーを守ってください。署名運動にご協力ください。指定先又は松本茂(小田原市城山4-1-11)までお送りください。署名集計は2月末日までです。


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2011年1月30日 (日)

小田原城跡御用米曲輪の整備

110129castle 昨日の土曜日、1月29日、「御用米曲輪整備計画(実施設計)市民説明会」が行なわれました。快晴に恵まれましたので、現地での説明会は大変スムーズに、1時間足らずで終了しました.みなさん、「北東土塁(旭丘高校側)」に鬱蒼と茂っているクスノキの大木の間で、トレンチ調査された外側石垣や蔵基礎、水路跡など興味深く見学されました。整理された調査結果の報告が待たれます。この土塁上のクスノキ、約40本、ていねいな樹木調査が始まったようです。それぞれ、かなりの樹齢と思われますが、誠に見事な姿を見せています。城址の中で最も美しい樹林と言われていること、みなさん十分に納得されたようでした。これらのクスノキ40本、すべてを伐採するとした「植栽管理計画」の策定は信じ難い思いがします。
110129kanagawa 現地見学会に引き続き、三の丸小学校の立派なホールでプロジェクターを使用しての「整備計画」の概要説明がありました。「実施設計素案」は画像の神奈川新聞の報道の通り、植栽管理計画策定委員会による事業と様変わりして、樹木については可能な限り残すという「緑保護」を表明しました。市民意見はさまざまありましたが、記事で触れられていないいくつかの主要な意見を紹介します。(神奈川新聞と毎日新聞の記事)
① 史跡整備と緑の共生という新しい指針にそって、「整備基本構想(平成4年度)」そのものを見直す作業にかかるべき(回答:整備委員会でも点検する時期に来たという意見も出た。今後検討が進みより良いものに進むと思われる)。
② 伐採する樹木についての記述が曖昧だ。伐採整理については、一本一本市民に説明するというのが約束だ(回答:まだ決めかねる状況だが、約束通り一本一本の説明は実行する)。
③ 城址は国の史跡に指定されている。市民公園ではない。預かっているものだ。この整備は「当面」のものか(回答:緑との共生のもとに整備実施する。修景の整備である。当面かどうかの回答は回避。バランスを考えた整備)。
④ お城には本来樹木などないはず。城址の樹木はすべて伐採すべし。市民説明ではなく、議会の承認を得るだけで良い。教育環境などという意見は身勝手な考え。自分で環境を作れ(回答:新しい指針で素案を作った。理解して欲しい)。
⑤ 事業スケジュールは?(回答:3月中旬に実施案が決定される。3年間の事業です。)
 長時間(午後1時から4時45分まで)の説明会でしたが、小田原城址に対する市民の皆さんのさまざまな心持ちが示されたとして、疲労を覚えながらも納得して帰宅。(もう少し賢い手法があるのではないかと残念な気持ちも同居していました。)

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2011年1月28日 (金)

今日の城址公園

110128castle_1 久しぶりに、昼日中に陽の光を浴びながら愛犬とともに小田原城址公園に出かけました。金曜日でしたがかなりの人出があり嬉しい限りです。画像の看板、「城址公園愛犬家の会」を生み出した記念碑です。かつて、この看板が8枚、この広場を取り囲むように立っていましたが、やっと1枚だけに整理されました。「愛犬家の会」が市民会館で大勢の市民とともに集いを開いたのが、2009年1月17日でしたから、ちょうど2年かかって、このような気遣いをしていただくまでになったようです。これも一寸嬉しい思いでした。
110128castle_2 北村透谷碑の移転、樹齢127年の古木の伐採で、TV報道までされた「馬屋曲輪整備地」は、土塁の整備が進んでいるようです。市民の楽しみを奪った「オオムラサキツツジの撤去」については、お堀の景観の回復として「復元」が強く求められています。お堀端通りでの復元が難しいのなら、三の丸小学校側の、この土塁に復活させてもらえないものでしょうか。史跡整備は、市民の喜びの中でやりたいものです。
110128castle_3 現在慌ただしく事業が進められている「用米曲輪整備地」に回ってみました。「植栽管理計画」の見直しにともなって、あらたに仕事に就かれた専門技術のある臨時職員さんが、北側土塁上の樹木の調査を丁寧になさっていました。この画像は、土塁のトレンチ調査で石垣と蔵の基礎などが現れてきた様子です。このトレンチが5本目で最後とか言われていました。
110128castle_4 この土塁の北法面に、「弁財天祠」があります。かつての弁財天曲輪にあったものが、八幡山古郭に移されていましたが、再度この場所にささやかに復活させたのだそうです。これまで、全く承知しておりませんでした。
110128castle_5 今日の散策で土塁の下に人影を見かけてお声をかけたところ、旧知のN氏でした。小田原では著名な方ですが、今日はこの地の古木などの「供養」に回られているとのこと。これまで、さほど気にしていなかったこの碑ですが、N氏からその由来をお聞きすることができました。現在の旭丘高校の地にあった「相模工事事務所(国の出先機関)」が、工事安全の祈願もあって、この碑の再興を実施されたのだそうです。
110128castle_6 先月の専門部会での資料にはまったく触れられていませんが、単なる撤去だけなのでしょうか。「植栽専門部会」には関係ないという訳でもないのでしょうに、とりあえず撤去して、蓮池、弁財天島の復活まで保存、ということでしょうか。それとも、今回の整備は「仮整備」だから、この祠は手つかずで、そのまま数十年後の「本整備」まで残置するということでしょうか。一寸心配です。
110128castle_7 西側の進入路からの画像です。臨時駐車場は、完全な空地になっていますが、この「森」の姿、見事ですね。何度見ても感動します。先月の専門部会では、密集し過ぎ、間引きすべきとの声もあったのですが、何とかこの壮大な姿を消して欲しくないと強く思いました。29日土曜日には、午後1時から現地見学会、整備案の説明などがあります。市民の皆さんに周知されているのでしょうか。

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2011年1月27日 (木)

地方議会は生き続けられるか

110116koumei 小田原市議選挙は、ひょっとすると無投票かもと言われていましたが、候補者は2、3名オーバーする程度でめでたく選挙になるようです。一方、県議選挙も新たな候補者が名乗りを上げて、無事「連続無投票」の汚名は回避されるとか。
 去る16日には、「小田原市議会を考える市民の会」の努力により、広瀬克哉さんの「開かれた議会とは」講演会が開催されました。とても納得のいく講演会でした。でも、市議さんの参加が少なかったことで、小田原市議会の改革意欲は低いと見られてしまったのはたいへん残念でした。
 名古屋市、阿久根市などの騒動は、地方議会の改革は待ったなしの状況であることを示しています。1月13日公明党は、「地方議会改革への提言」を機関紙上に発表しました。
 『◎ 各議会で「基本条例」を制定
 ◎ 原則「通年議会」で権能強化 ◎ 情報公開で「見える化」推進 ◎ 住民参加へ「出前議会」など ◎ 議員定数・報酬などを適正化』という提言です。(公明新聞の提言関連記事)他の政党からは未だこのような提言はありません。
 かなりの数の地方議員(現員2,996)をかかえる政党としては当然のことでしょうが、あらためて提言されたことは、求め続けられてきたことで、どうしてこれまで「提言」されなかったのでしょうか。議員報酬を半減する、議員定数を大幅減にする、こんなことが選挙民に受けています。議会が全く信用されていないのです。議会無用論さえ出てくる始末です。これまでの怠慢がここにきて吹き出してきたのではないでしょうか。
 小田原市議会議員選挙の投票率、2003年4月は52.59%、2007年4月は49.10%、これが示すものはまさに議会制民主主義の断末魔です。この4月の地方選挙、かなり「茹で蛙」的状況ですが、選挙民は全候補者に対し、議会改革にどのような問題意識を持っているのか、徹底して問いただし、候補者は議会改革についての政策的約束を表明すべきです。
 昨年10月11日にこのブログで公開した議員回答一覧を再掲します。議員回答書の詳細については「小田原市議会を考える市民の会」のサイトをご覧ください。「議会基本条例を考える会(川口市)」のサイトには「地方議会改革に対する提案」がアップされています。

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司法の自壊・国の自壊

110127miyake 「裁判なんかやめて泣き寝入りしなさい」。横浜地裁水野裁判長の昨日(2011年1月26日)の判決です。この事件かなり以前から注目されていた裁判です。自衛隊員の死亡原因の一位は「自殺」だそうです。若い隊員が過半でしょうから、病死が少ないのは分かりますが、自殺死亡率が突出しているのは不可解です。この「たちかぜ事件」の様相は「帝国陸軍内務班生活」を思わせるものです。
 日本国の司法制度というものは、こんなことをいちいち取り上げて、国家賠償などしていたら戦争などできないということでしょうか。自殺に至るほどの私的制裁があったことは認める。精神的苦痛は償ってやるべし。でも、そんなことで自殺するような「予見可能性」があったとは認めない。賠償など出来ない。
 5年間もこの裁判に命をかけて来られたであろう原告にとってあまりにも冷酷な判決です。裁判に期待したって、無駄ですよという風に思えます。この判決の傍聴席には、「空自隊員のいじめ自殺」「格闘訓練による虐待死」の原告も居られたとのことです。自衛隊組織内の人権は、今後もこのような状態が続くのでしょうか.恐ろしいことです。(神奈川新聞報道/カナロコ
画像の図書は、この「たちかぜ事件」など、ブレーキの壊れた巨大組織、自衛隊の姿を描いた三宅勝久さんの“自殺事故”多発地帯からの報告、2008年の出版です)

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2011年1月24日 (月)

地方議会の自壊を止めよう

110124odawara_council この4月には統一地方選挙があります。竹原阿久根市長、河村名古屋市長、橋下大阪府知事などが「話題」となって、かなりの選挙民から「受けて」いるようです。それぞれに、選挙民に「分かりやすい」「受けそうな」施策を掲げて強い支持を得ています。多分選挙民の半分近くは、地方議会がどのようになっているのかほとんど関心を寄せていられないのでしょうが、議員報酬を引き下げるとか、住民税を下げるという話には「納得」されるでしょう。選挙民の中の4半分くらいの方が多少の関心と不満を持ち接触を試みられる方たちのようです。小田原市議会が行った「無作為抽出市民アンケート」の集計結果からも読み取れます。
 4分の1か5分の1くらいの市民は、本会議の中継などに接触されたことがあり、傍聴に足を運ばれた経験をお持ちの方もおいでです。初めての方は、議会の議事運営などの「堅さ」「異様さ」に辟易され、異文化の世界を感じられています。議員は番号で呼ばれている。傍聴者には議案書の写しなどはまったく知らされない。服装規制では、マフラー禁止、パソコン持ち込み禁止とか、もちろん録音撮影禁止などなど、犯罪容疑者の気分になってしまいます。委員会傍聴者の椅子はパイプ椅子、議員や職員は立派な椅子、いささか僻んで、「市民主権」どころか「市民無権」のありさまです。
 議会便りには、傍聴に来て欲しいような美辞麗句がありますが、本気にしたらひどい目に遭うことになります。うっかり感動して拍手などしたら、即刻退場です。配布された資料はすべて「返還」させられます。普通の市民感覚が、すべて否定される「異次元世界」にあきれ果てて、2度と足が向きません。しつこく通う一部の市民は、不逞のクレーマー扱いになりそうな恐怖と戦いながら通っているのです。
 かなり前(2006年の12月定例会)になりますが、小田原市議会基本条例の制定を十数人の市民とともに「誓願」したことがあります。その際、各会派控え室に趣旨説明に伺いましたが.ある会派では、若い市議T氏から「即刻出て行きなさい」と退場を命じられました。アポもなしに訪問するとは無礼千万、ということなのかも知れませんが、何ともこの議員の傲慢さに腹立たしい経験をさせられました.(この誓願は、6議員の採択賛成のみで葬り去られました)
 議員個々人は、それぞれの地縁で支持者を集められているのでしょうが、議会そのものが制度として市民の支持を受けているようには思えません。不可解な、役立たずの制度と見られているのではないでしょうか。議会改革の声は少しずつ高まり、基本条例のご調査研究も始められたのでしょうが、1周も2周も遅れたたちあがりです。
 基礎自治体の2元代表制は、その機能を発揮していない、むしろ害毒にさえなっている、そんな市民の感情が高まっているのではないでしょうか。個々の議員さんの能力とか志などもあるのでしょうが、基本的には地方議会の制度設計の欺瞞だと思います。
 4月の一斉地方選挙で、小田原市議会議員も選挙となりますが、10人を超えるような新たな候補者が名乗りを上げられているようです。悪意なく眺めても、何となく再就職活動のように見えます。公務員、教員、団体職員などの退職後の「天下り」のようにさえ思えます。現役の勤労者あるいは自営業者などには、市民の代議者などとても勤まりませんので、このような余裕のある方が出現するのもやむを得ないのでしょうか。出勤時、退勤時の駅頭に、寒風にも負けずただ立ち続けている候補者、「お早うございます。いってらっしゃい」と連呼されている候補者、このような姿が現在の制度の貧困さを示しています。(車内でのアップなので、今日はここまでとし、どう止めるか、項を改めて記事にします)

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2011年1月22日 (土)

住宅リフォーム促進事業

110122housing 今夕、小田原市で標題の施策に関するフォーラム(主催 西湘地域住宅リフォーム助成制度推進協議会)が開かれました。案内をいただいた際にこのテーマの重さについて強い関心を抱き、寒さの中馳せ参じてみました。岩手県宮古市の建築住宅課長(滝澤肇氏)からの基調報告がありましたが、とても納得できる話でした。宮古市の「住宅リフォーム促進事業補助金」の制度は、『地域経済の活性化を図るとともに、市民の住環境の向上に資する』とする「経済対策」として制定されたものだそうです。
 日本国では、米国流に住宅は「個人の甲斐性/持ち家制度」という縛りに支えられ、全くの個人資産として認識されています。今日では、公営住宅政策はこの国ではほぼ絶滅といっても良い状態になっています。住宅水準は、所得の格差によってその姿を全く変貌させます。縮小社会時代に入ったこの国で、住宅貧困は大きな社会病理的様相さえ呈しています。
 住宅のリフォームに補助金を支給する施策は、「個人の資産形成」に公共団体が補助するという、公益性に反する不公正な政策とされます。宮古市は住宅政策ではない「経済対策」、緊急な経済刺激策という迂回的論理で、切り抜けて実施にいたったとのことです。
 住宅を単なる個人資産として捉えていいのでしょうか。個人の所有権は及んでいますが、一握りの富裕層の「お屋敷」はいざ知らず、必要最小限の暮らしの装置として存在し、まち、コミュニティーを形成しているものです。リフォームしたから「資産形成」に資したなどというものではない、明らかに「社会的資産」の向上なのです。滝澤課長の報告でも、住宅リフォームの64.4%は、「住宅の長寿命化目的」です。これによって、経済的刺激策とはなったのでしょうが、それ以上に、「社会的資産」の拡大につながった効果が大であるといえます。
 今日の「住宅リフォーム助成制度フォーラム」は、混迷の中で喘いでいる日本の社会に、地方・地域から発信する施策。基礎的な未来展望を開く「得難い施策」。小さな施策ですが極めて刺激的な施策に成長するものを示してくれました。基礎自治体は、勇気を持って「民間住宅(個人資産)」支援の政策に舵を切るべきです。あらゆる福祉、社会保障を支える最大のものは住宅です。民間住宅は社会的資産なのです。
(この制度の実現にご関心のある方は、フォーラム主催者にお問い合わせください。0465-47-1700)

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2011年1月15日 (土)

市民ホール基本構想(案)の説明会!!

110114hall_2 13日、14日、2回にわたって標題の説明会がありました。「市民ホール」については、1990年3月の「小田原市民会館整備検討委員会発足」以来20年以上の長年にわたって「検討」が続けられてきています。未だに続けられています。このための行政コストだけで、市民ホールが出来てしまうのではないかとさえ思えます。今日の「説明」では、2017年3月までには完成させるとされていました。これも、今後2年間で用地買収(4,000㎡ほど)が成功してとのこと。これまでの3年間で、やっと250㎡ほど取得できたそうです。取得見通しをお尋ねしましたが、「個別交渉ごとなので公開できない」とのこと、よほどの秘密交渉の仕掛けでもあるのでしょうか。
101001hall_lot 市民ホール基本構想(案)は、現在パブコメ中です。締め切り1月21日です。みなさまもぜひご意見をお届けください。今夕の説明会は、市民文化の創造・ホール計画の詳細についての丁寧なご説明でしたが、実現性については「当方の与り知らぬこと」という建設準備会委員長とファシリテーターのお立場ですので、たいへん意見を申し上げにくい空気でしたが、勇気を出してKYな指摘を3つ手短かに申し上げてきました。
 (1)「城下町ホール」の施策破綻が、きちんと総括されていない。エスキースコンペ以来、藤森照信委員会の設計選択の失敗が明らかにされていない。過去の精算をしないままでは、つぎの計画は出来ない。責任を明らかにすべき。
 (2)三の丸の「計画用地」は小田原城登城のもっとも尊重すべき位置にあり、大規模建造物の新設はふさわしくない。敷地拡張という夢は既に困難であることが明白だ。長期にわたる行政ロスを継続することは間違っている。
 (3)小田原市が現在既に所有している「駅前」の用地を活用すべき。加藤憲一氏のマニフェストを実行することが唯一の実現可能な道。市民は市民ホールの「実現」を求めている。「検討」はもうたくさんだ。行政執行者の勇気ある決断こそ、市民の夢を実現する。
 今夕の説明会参加者37名、昨夕は29名だったそうです。本当にもううんざりです。
(なお、この説明会での委員からの説明と参加者の発言は、許しを得て18時から20時まで音声記録しました。ご希望の向きにはCDでお送りいたします。お申し越しください)

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2011年1月 9日 (日)

2011年・小田原のお城

110109blossom 今日1月9日の日曜日も眩しいような快晴でした。陽の光を惜しげもなく受けていると、恵まれたこの地、あしがら小田原に住まいしていることの幸せを痛感します。午後2時、恒例の「ワンワンクリーン大作戦」。ヒトも犬も心穏やかな時間を過ごせました。大作戦のスタート地点にこの画像の紅梅があります。まだ5分咲きほどですが、しばし見とれていました。後景には、旧城内小学校講堂の大屋根が見えます。教室棟は「保存運動」の市民の請求は聞き届けられず解体撤去されてしまいました。この旧講堂も解体撤去が予定されています。
110109manabibashi 通学路であった「学橋(まなびばし)」も解体撤去が予定されています。学橋は、小田原城址への主要入場路ですから、これを撤去する際には大騒動になることは必至です。先年撤去された「隅櫓橋」も、市民怨嗟の声を切り捨てて姿を消してしまいました。この橋の喪失で、散策回遊が不自由になりました。
 「城跡復元整備工事」が実施される前には、必ず市民からの大きな反発があります。誠に不思議な「整備」ですが、平成4年度に決定された「史跡小田原城跡本丸・二の丸整備基本構想」が市民に認知されていないからです。
110109view この画像は、「銅門」北側のスペースにあるマツの巨木の姿です。中央の大きなマツは、銅門に近接していて、「影響が懸念されるが,江戸時代からあったと推定されているため,今後も保護を行なう」という、保護樹木5本のうちの1本です。左側の樹木は「視界を遮っている」ので、整理対象だそうです。江戸時代に存在せず、視界を遮っている樹木は整理される運命のようです。とても頑な「整備構想」です。1本だけ残される江戸マツ、ロンリーパインの悲哀を味わうはめになるようです。
110109shade 銅門手前のお茶壺広場には、見事な4本のクスノキがあります。この広場だけは、芝生張りで一休みされる来場者が多い広場です。(そのおかげで、ペット立入禁止になりましたが)画像で分かるように緑陰が美しい、すてきなオープンスペースです。この広場の隣には、旧市立図書館であった可愛らしい木造二階家がありますが、やはり解体撤去です。このクスノキは「当面は」残存させていただけるようです。周辺のマツはすべて整理対象です。   
110109opening_2 二宮神社と「藤棚」の間に民家が2軒、老朽化したまま使用されていました。市有の住宅で賃貸していた「市営住宅」のようにお聞きしました。城内住宅です。何度かその扱いを問いただしていましたが、2006年の4月に1軒が解体撤去されました。
110109opening_1 残った1軒は無人のまま放置され、ごみ捨て場のような状態でした。いろいろな事情があったのでしょうが、信じ難いほどの長期にわたる措置が必要だったのでしょうか。その間この周辺での早朝ごみ拾い、かなりのアルバイトでした。
110109opening_3 昨年2010年の年末、残った1軒がやっと解体撤去されました。藤棚と二宮神社の間に貴重なオープンスペースが誕生しています。この画像は、今日の午後撮影したものですが、どのような利用計画があるのか読めません。
110109restoration 「整備基本構想」によると、現在の蓮池が「南曲輪南堀」として拡大し、住吉堀につながるようです。小峰橋から天守閣へ行くルートは堀で切断されます。迂回して住吉橋から銅門を通り常盤木橋を渡って本丸に行くことになります。
101026birds_eye 城塞とは本来そう言うものなのでしょうが、本当にそんなことをおやりになるのでしょうか。信じ難いことです。「構想」は絵空事だとでも言うのでしょうか。市民の常識にも叶う、市民利用を排除しない、リアルな「整備構想」を早急に策定すべきです。「植栽管理計画」は、余りにも空想的なロマンチシズムではないでしょうか。「専門部会」などという仮設的措置ではなく、責任ある行政として、「整備構想」の見直しに取りかかるべきです。

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2011年1月 1日 (土)

2011年・新しい小田原

110101height 2011年になりました。元旦には、小田原市中町のセントラルハイツ自治会の「賀詞交換会」に出かけるのを恒例としています。(昨年の記事)
 この「ハイツ」は、小田原における高経年化した大型マンションの一つです。もちろん居住者も高齢化しています。マンションの高齢化は、日本国の大きな住居問題となっています。「区分所有」という便法で、持ち家制度の住居開発を進めて来たことの「後始末」が、地方政府の負担になっています。国はさまざまな「マンション対策」で凌ごうとしていますが、基礎自治体の負担は避けられません。
 日本マンション学会では、「マンション行政取組研究委員会」を設けて、地方政府がかかえている「課題」を探るべく「アンケート調査」として、170ほどの自治体(都道府県市)に回答を求めることとしています。設問は,「住宅政策一般」「住生活基本計画」「マンション施策」などですが,マンション施策については、たいへん詳細な設問になっています。研究委員会では、年度内に取りまとめるべく大わらわで作業を進めています。
 小田原市のマンション居住率は、まださほど高いものではありませんが、早期の調査と対策によって、予防対応策を図るべきです。小田原市に転居して以来、機会あるごとに問題指摘をしてきましたが、今日まで所管する部署もない状況が続いています。住まいはすべての住民福祉の基礎となるものです。早急に基礎調査からでも始められることを強く望みます。

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