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2011年1月24日 (月)

地方議会の自壊を止めよう

110124odawara_council この4月には統一地方選挙があります。竹原阿久根市長、河村名古屋市長、橋下大阪府知事などが「話題」となって、かなりの選挙民から「受けて」いるようです。それぞれに、選挙民に「分かりやすい」「受けそうな」施策を掲げて強い支持を得ています。多分選挙民の半分近くは、地方議会がどのようになっているのかほとんど関心を寄せていられないのでしょうが、議員報酬を引き下げるとか、住民税を下げるという話には「納得」されるでしょう。選挙民の中の4半分くらいの方が多少の関心と不満を持ち接触を試みられる方たちのようです。小田原市議会が行った「無作為抽出市民アンケート」の集計結果からも読み取れます。
 4分の1か5分の1くらいの市民は、本会議の中継などに接触されたことがあり、傍聴に足を運ばれた経験をお持ちの方もおいでです。初めての方は、議会の議事運営などの「堅さ」「異様さ」に辟易され、異文化の世界を感じられています。議員は番号で呼ばれている。傍聴者には議案書の写しなどはまったく知らされない。服装規制では、マフラー禁止、パソコン持ち込み禁止とか、もちろん録音撮影禁止などなど、犯罪容疑者の気分になってしまいます。委員会傍聴者の椅子はパイプ椅子、議員や職員は立派な椅子、いささか僻んで、「市民主権」どころか「市民無権」のありさまです。
 議会便りには、傍聴に来て欲しいような美辞麗句がありますが、本気にしたらひどい目に遭うことになります。うっかり感動して拍手などしたら、即刻退場です。配布された資料はすべて「返還」させられます。普通の市民感覚が、すべて否定される「異次元世界」にあきれ果てて、2度と足が向きません。しつこく通う一部の市民は、不逞のクレーマー扱いになりそうな恐怖と戦いながら通っているのです。
 かなり前(2006年の12月定例会)になりますが、小田原市議会基本条例の制定を十数人の市民とともに「誓願」したことがあります。その際、各会派控え室に趣旨説明に伺いましたが.ある会派では、若い市議T氏から「即刻出て行きなさい」と退場を命じられました。アポもなしに訪問するとは無礼千万、ということなのかも知れませんが、何ともこの議員の傲慢さに腹立たしい経験をさせられました.(この誓願は、6議員の採択賛成のみで葬り去られました)
 議員個々人は、それぞれの地縁で支持者を集められているのでしょうが、議会そのものが制度として市民の支持を受けているようには思えません。不可解な、役立たずの制度と見られているのではないでしょうか。議会改革の声は少しずつ高まり、基本条例のご調査研究も始められたのでしょうが、1周も2周も遅れたたちあがりです。
 基礎自治体の2元代表制は、その機能を発揮していない、むしろ害毒にさえなっている、そんな市民の感情が高まっているのではないでしょうか。個々の議員さんの能力とか志などもあるのでしょうが、基本的には地方議会の制度設計の欺瞞だと思います。
 4月の一斉地方選挙で、小田原市議会議員も選挙となりますが、10人を超えるような新たな候補者が名乗りを上げられているようです。悪意なく眺めても、何となく再就職活動のように見えます。公務員、教員、団体職員などの退職後の「天下り」のようにさえ思えます。現役の勤労者あるいは自営業者などには、市民の代議者などとても勤まりませんので、このような余裕のある方が出現するのもやむを得ないのでしょうか。出勤時、退勤時の駅頭に、寒風にも負けずただ立ち続けている候補者、「お早うございます。いってらっしゃい」と連呼されている候補者、このような姿が現在の制度の貧困さを示しています。(車内でのアップなので、今日はここまでとし、どう止めるか、項を改めて記事にします)

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