« 今日の城址公園 | トップページ | タケダワイナリーを守る(お願い) »

2011年1月30日 (日)

小田原城跡御用米曲輪の整備

110129castle 昨日の土曜日、1月29日、「御用米曲輪整備計画(実施設計)市民説明会」が行なわれました。快晴に恵まれましたので、現地での説明会は大変スムーズに、1時間足らずで終了しました.みなさん、「北東土塁(旭丘高校側)」に鬱蒼と茂っているクスノキの大木の間で、トレンチ調査された外側石垣や蔵基礎、水路跡など興味深く見学されました。整理された調査結果の報告が待たれます。この土塁上のクスノキ、約40本、ていねいな樹木調査が始まったようです。それぞれ、かなりの樹齢と思われますが、誠に見事な姿を見せています。城址の中で最も美しい樹林と言われていること、みなさん十分に納得されたようでした。これらのクスノキ40本、すべてを伐採するとした「植栽管理計画」の策定は信じ難い思いがします。
110129kanagawa 現地見学会に引き続き、三の丸小学校の立派なホールでプロジェクターを使用しての「整備計画」の概要説明がありました。「実施設計素案」は画像の神奈川新聞の報道の通り、植栽管理計画策定委員会による事業と様変わりして、樹木については可能な限り残すという「緑保護」を表明しました。市民意見はさまざまありましたが、記事で触れられていないいくつかの主要な意見を紹介します。(神奈川新聞と毎日新聞の記事)
① 史跡整備と緑の共生という新しい指針にそって、「整備基本構想(平成4年度)」そのものを見直す作業にかかるべき(回答:整備委員会でも点検する時期に来たという意見も出た。今後検討が進みより良いものに進むと思われる)。
② 伐採する樹木についての記述が曖昧だ。伐採整理については、一本一本市民に説明するというのが約束だ(回答:まだ決めかねる状況だが、約束通り一本一本の説明は実行する)。
③ 城址は国の史跡に指定されている。市民公園ではない。預かっているものだ。この整備は「当面」のものか(回答:緑との共生のもとに整備実施する。修景の整備である。当面かどうかの回答は回避。バランスを考えた整備)。
④ お城には本来樹木などないはず。城址の樹木はすべて伐採すべし。市民説明ではなく、議会の承認を得るだけで良い。教育環境などという意見は身勝手な考え。自分で環境を作れ(回答:新しい指針で素案を作った。理解して欲しい)。
⑤ 事業スケジュールは?(回答:3月中旬に実施案が決定される。3年間の事業です。)
 長時間(午後1時から4時45分まで)の説明会でしたが、小田原城址に対する市民の皆さんのさまざまな心持ちが示されたとして、疲労を覚えながらも納得して帰宅。(もう少し賢い手法があるのではないかと残念な気持ちも同居していました。)

|

« 今日の城址公園 | トップページ | タケダワイナリーを守る(お願い) »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/139245/50727005

この記事へのトラックバック一覧です: 小田原城跡御用米曲輪の整備:

« 今日の城址公園 | トップページ | タケダワイナリーを守る(お願い) »