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2011年2月 6日 (日)

駅なか? 駅まえ? 駅した?

110205kanagawa 3大懸案事業の中で、この事業がもっとも悩ましい事案です。「親の因果が子に巡り」といった「負債解決」事業ですね。無理だよと簡単に切り捨てたいのですが、そうも行かないのでしょう。
 この地下商業施設、基本的な施設計画に無理があるように思います。JR東日本(日本国有鉄道時代の)と箱根登山鉄道による開設当初から、さまざまな欠陥にぶち当たっていたのではないでしょうか。商業施設は、集客動線の優劣で決まると言われています。都市計画道路とか国有鉄道施設のいろいろな制度的制約があったのかも知れませんが、この無理な設計の施設でかなりの期間、営業を成立させた努力に感心します。
 小田原市が運営主体ということですが、初期投資と事業リスク負担の主体ということなんでしょうか。「運営主体」と報じられていますが、まさかSCの運営を小田原市(あるいは三セクなど)がやるんではないですよね。JR東日本(ラスカなども)は経営ノウハウを提供するだけなんでしょうか。SCを成立させるためには、どこをどう改修するのでしょうか。22億円の半分で済むのでしょうか。小田原市企画部のみなさん、今日のSCの姿、駅なかSCの様子などはしっかりご覧になっているんですよね。
 この施設の開設者であるJR東日本という霞ヶ関立大私企業の、強固なバリアと貪欲な利益追求のもとで、どんな契約がなされるのでしょうか。市議会議員さんには説明があったそうですが、基本合意の覚書締結は議決案件ではないのですね。資産の処分ではないかも知れませんが、施設改修予算が議会承認されなかったらどうなるのでしょうか。契約先行で良いのでしょうか。単なる運営ノウハウの提供にかかる契約ということなんでしょうか。
 小田原市の公式サイトのトピックスにも、記者発表の公開欄にも記述されていませんので、事情も分からずの心配です。市民に相談する案件ではない。『市民がいちいち心配することはない、市民の代議者である市議会に委せれば良いのだ』と史跡整備の市民説明会でいわれましたが、本当にそれで良いのでしょうか。3度目の破綻にうなされて、今夜も快眠が訪れそうにありません。

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