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2011年2月25日 (金)

本丸・二の丸整備基本構想の見直し

101026birds_eye 23日(水)に開催された「平成22年度第2回史跡小田原城跡調査・整備委員会」の報告です。この委員会、昨年の第1回委員会(11/26)では、「録音」不許可とされましたが、今回は許可に同意されました.何を基準に判断されているのでしょうかね。少しずつでも「開かれた行政」になることは歓迎ですが、小田原市政府の行革はいささか遅すぎます。
 委員会の議事は、①植栽管理計画(専門部会設置とその後の経過) ②御用米曲輪整備実施設計 ③三の丸外郭新堀土塁(アジアセンター跡地のこと)整備 ④史跡小田原城跡の第8次指定 ⑤その他、となっていました。①植栽管理については、「運用指針」に基づいて、市民意見を確認しながら「ていねいに」実施していく。②御用米曲輪については、素案・そのパブコメなどから、実施設計を年度内に策定する。その後「年次計画」に従って整備を進める。③アジアセンター跡地については2/23の記事の通り。④史跡第8次指定は、静閑亭土塁など総構の4ヶ所が2月7日に拡幅(4,362.48㎡)指定された。⑤その他は、1992年度制定の「本丸・二の丸整備基本構想」の見直しについて、その方向が示されました。
 事務局からの発言要旨。『植栽とも絡んで浮かび上がった/都市公園としての位置付け/鳥瞰図の不手際/点検必要/作業の準備進める/プリンシプルとしての評価/あまり軽々にはしない/項目を洗い出す/庁内で取り組む/史跡整備テキストに沿う/期間は2年ほど/コンサルの協力を得て/再点検の先進事例を知りたい/どのくらいのスパンでやるか/平成23年度第1回委員会で示す』委員長のコメント『構想は憲法のようなものという発言も記憶する、軽々にはいじれないかも/事例を確かめながら』委員発言『憲法ではないので20年近く経って見直しは妥当/他は良く聞き取れない』委員長『来訪者はほとんど学橋からで正規ルートからは僅か/案内板(正規ルートの)を出したら』などなど。(聞き取りにくい録音から発言要旨を拾いました)
 裸のお城はダメと観光客に揶揄されたように、環境意識、史跡保存意識が大きく変化していることを無視した無謀な計画に、市民からの大反撃でやっと「構想見直し」が動き出します。「江戸末期復元」という市民合意を得ていない曖昧な「プリンシプル」が、かえって史跡保存の足を引っ張る結果になりかねません。しっかりした歴史観に支えられた「復元」事業でなければ、市民の支持は難しくなると思います。新たな年度では、専門性に支えられた学識経験者委員諸兄姉の適正な選出を強く求めます。
110223structure さらに、この委員会の議事以外のその他(連絡確認事項?)で、新年度組織機構の改変が報告されました。教育委員会事務局より市長部局に組織する方が相当とするものなどで、新たな「部」が設置され、「課」「係」という市民に分かりやすい呼称に変えるというものです。
 文化部が誕生し、文化政策課に文化政策係、文化交流係、市民ホール建設係、文化財課に文化財係、史跡整備係、埋蔵文化財係が置かれると報告されました。確かに分かりやすいですね。良い仕事をしていただけることを念願します。
 ところで、平成22年11月19日付け小田原市教育委員会『史跡小田原城跡本丸・二の丸植栽管理計画』運用指針はどうなるのでしょう。この「運用指針」の市長による確認を求めた陳情は、2月2日の市議会で不採択とされましたが、再度市長名の新たな「運用指針?」をお出しになるのでしょうか。
 「分かりやすい」「市民が納得する」市議会、市の執行部であって欲しいと、強く強く求めます。

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