« 小田原市議会の怪 | トップページ | 小田原市議会/「自治毀損条例」制定 »

2011年3月22日 (火)

浜岡原子力発電所(2)

110322hamaoka_map 原発の問題を、東日本大災害の惨状の中で考えなければならないというのは、たいへん辛いことです。私たち神奈川県の生活者は、東京電力からの配電で生活をしていますが、原発の立地はすべて東電営業域外にあるのです。福島第一(大熊町・双葉町、全6基停止・2基計画中)と福島第二(富岡町・楢葉町、全4基停止)は福島県、柏崎刈羽(柏崎市・仮羽村7基中4基運転)は新潟県にあり、共に東北電力の営業域です。東通原発(東通村、1号炉建設中・2号炉計画中)は、青森県にあります(六ヶ所村の北隣)。東電の営業域は、人口密集のため原発は作らない(作れない)のでしょうか。
 ところが、東京と名古屋、東海道の真ん中、御前崎市に中部電力の浜岡原子力発電所があります。満身創痍の原発で、1号機、2号機は2009年1月に運転終了廃炉、3号機は2010年11月以来検査停止中、4号機は本年3月2日、5号機は本年2月23日に運転再開したばかりです。中部電力の原発は、2000年に芦浜原発(南伊勢町)が計画白紙撤回したため、浜岡原発のみとなっており、4号機、5号機による原子力発電量は251.7万kW(総発電量7.5%)だけという状況です。
 浜岡原子力発電所は、東海地震の予想震源域にある原発として、かねてから運転停止を求め続けられています。
 我が小田原市でも、2004年11月10日の小田原市議会総務常任委員会で、「浜岡原発の運転停止の意見書提出を求める陳情(陳情者代表古長谷稔氏)」が審議されたことがあります。当時の委員会構成は、委員長は小松久信(公明)、副委員長は飯山茂雄(市民クラブ)、委員は杉山三郎(進友会)、檜山智子(社民・ネット連合)、井原義雄(駿世会)、相澤博(進友会)、小林俊夫(粋誠会)、関野隆司(日本共産党)の8委員でした(会派等はすべて当時、敬称略)。採決の結果は、檜山、関野の2委員が採択、5委員が不採択で、あっさり葬り去られました。不採択理由は、『そんなことしたら経済活動に支障が出るじゃないか、「現実的」じゃない』ということでした。7年前のことですが、鮮明に記憶しています。
 私たちの電力供用は、他県に立地した原発に1,730万kWも依存していて、今回の大災害で35%を超える大きな減衰に直面しています。東電は、利用者の節電と火力発電の強化で、この危機を乗り越えようとしています。中部電力も、浜岡4号機と5号機の発電量250万kWほどを、節電と火力水力発電の強化で補填していただければ、愛知、静岡、神奈川、東京という人口密集地域の安全に「現実的」に対応していただけるのではないでしょうか。
 昨年8月11日の地震後にアップしたブログもご一読願えれば幸いです。(画像は浜岡原発公式サイトから)

|

« 小田原市議会の怪 | トップページ | 小田原市議会/「自治毀損条例」制定 »

コメント

幸か不幸か、今回のことで原発や放射能について随分と学んでしまいましたね。不幸ですね。

投稿: おざまり | 2011年3月23日 (水) 23時22分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/139245/51189324

この記事へのトラックバック一覧です: 浜岡原子力発電所(2):

« 小田原市議会の怪 | トップページ | 小田原市議会/「自治毀損条例」制定 »