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2011年5月

2011年5月31日 (火)

「史跡と緑の共生」

110531treemap 今月の11日に開かれた「平成23年度第1回史跡小田原城跡調査・整備委員会植栽専門部会」の会議を傍聴された方たちから、「運用指針」で示された「史跡と緑の共生」が危なっかしい状況になっていると言う声が寄せられていました。指針の担保と言う陳情は小田原市議会では採択されませんでしたが、「共生」は支持されました。にも拘らず、専門部会の一部部会員からは、「共生」以前のような発言が続いたので、傍聴者は強い危機感を持たれたのです。所管の部局には、対話の機会をつくって欲しいとの申し入れをしましたが、未だその対話はなされておりません。
110531camphortree 今日午後、久しぶりに二の丸広場まで散策に出かけました。二の丸主部の北東で、「植栽図」27番の樹木群が雄大な緑の景観を構成しています。余りに見事でしたので画像をアップしました。「天守閣の視界を遮り、地下遺構への影響も懸念される」ので「伐採並びに相当な枝下しが必要」と指定された樹木群です。確かに、ここを伐採すれば「天守閣」は良く見えるようになるでしょうが、そのために失う景観はあまりにも大きいのです。そのためにこそ「運用指針」が誕生したにも拘らず、「共生」を無視して史跡優位の発言が続くのは困ったものです。
 小田原城址の「緑」は、史跡と同等の価値を有していること、「共生」の理念での史跡整備することが小田原市の施策であることをもう一度しっかり確認し合わなければならないようです。

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2011年5月30日 (月)

巨大企業の「人災」

110530news7 私たちの暮らしはさまざまな技術革新や緻密な管理制度で支えられています。その中でも独占的な巨大公共サービス企業、電力・通信・鉄道などは、私たちにとって欠かすことの出来ない基礎的制度です。東京電力の公正さだけでなく技術力の脆弱さにも驚かされ続けていますが、画像の事故も見逃せないものです。
 北海道占冠村のJR石勝線・第1ニニウトンネル付近で27日(金)夜、特急列車「スーパーおおぞら14号」(6両編成)が脱線して全焼しました。4両目床下の推進軸が落下して線路のポイントをひずませ、衝突した6両目の燃料タンクが損傷、火災につながった可能性が高いと報じられています。
 JR北海道では、火災を起こした特急「スーパーおおぞら」の振り子型ディーゼル車「283系」は、2009年2月にも部品が脱落し、煙を上げる事故を起こしていたそうですが、国土交通省は、JR四国のディーゼル列車が25日に高松市内を走行中、車両下部の回転軸が脱落するトラブルを起こしていた。同じような構造を持つディーゼル車は全国のJRや私鉄など63社が3344両保有していると発表しました。
 また、JR北海道がこの火災事故を認知したのは緊急停止の2時間後で、運転士の対応が乗客の避難誘導の遅れにつながった可能性もあるとも報じられています。
 独占的な巨大公共サービス企業は、その公共性からさまざまな規制と支援を「日本国」から受けていますが、その日本国を構成している主要な部分である私たちは、これらの巨大企業の正常化にどう対処すべきなのでしょうか。私たちの国では「菅首相不信任」などという暢気な悲喜劇が登場していますが、こういう記録もあります。ご一見ください。国際環境NGOグリーンピース
(事故情報は北海道新聞と共同通信、画像はNHK NEWS7から)

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「浜岡原発」に学ぶ

110529genpatsu 今日の午後、「原発震災とどう向き合うか?浜岡原発の現場からの警鐘」とする勉強会が、「市民政治グループ@あしがら」の事務所で開かれました。これまでもたびたびこの会場で政治サロンなど開いてきましたが、今日の勉強会は「WEショップ21」との共催ということもあり、狭い会場に30人以上の方が熱心に講師の話に耳を傾け、質の高い論議をしました。(記事は「@あしがら」ブログにアップされます)
 講師の古長谷稔さんは、2004年から原発問題に取り組み、全国署名運動をされています。2005年2月26日には小田原の勉強会「おしゃべりサロン」で、浜岡原発の突出した危険性を熱く語られました。運動の過程で、小田原市議会議長に対しても、2004年11月10日に「原発震災を防ぐための施策を要請するよう求める陳情書(原発震災を防ぐ全国署名連絡会)を出されています。その経緯は「チェルノブイリ原発事故」(20周年)という記事に残しています。
 6年ぶりにお会いしましたが、その後のさまざまな活動で鍛えられたのでしょう、たくましくて整理された話し振りなどにはとても感心いたしました。「卒原発」論はたいへん論理性のあるリアリズムです。浜岡原発処分のキーマンは静岡県知事(川勝平太氏)にある、静岡県はもちろん近隣地域住民・自治体からの要請が強く求められるという運動路線を示されました。
 浜岡原発の危険性は切迫しています。私たちは住民として、暮らしの安全を求めることは当然ですが、同時に原発事故は、地域・国内に留まることなく、海洋汚染など、広く近隣諸国にも災害をもたらすことに、当事者としての責任に思いいたすべきです。IAEAの「査察」を受けるまでになったこと、私たちもその国家責任の一端を引き受けなければならないのです。冷静に、懸命に、着実に、そして早急に「卒原発」を実現する努力を強めねばなりません。

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2011年5月28日 (土)

放射線量の簡易型測定器の購入

110526kanagawa 小田原市議会6月定例会(6月1日開会)は、5月25日に告示され、一般会計補正予算案(補正額1億3200万円余)も提出されました。この画像の神奈川新聞の報道によると、災害対策強化費が6300万円と伝えています。その中に「簡易型放射線測定器」を市内の61ヶ所に置き、調査公表していくとの記事です。地下水についても30ヶ所で水質測定を行なうとのことです。これまでのモニタリングは、外国での事故に際しての環境汚染調査が目的でしたから、小田原市の「踏出した」措置は評価されるべきでしょう。(議案がサイトに公開されていないので、詳細は分かりませんが、所管は環境部なんでしょうか。防災部は被災後対応の部署なのかな。月曜日に問い合わせてみましょう)
 5月12日の記事「小田原市行政の QUALITY? ETHICS?」で、「小田原市にモニタリングの設置がないのであれば、代替の手法によってでも発表すべき」といった主旨の要請をしたことの記事を書きましたところ、『室温計や体温計、血圧計や体重計は、通常、個人が所有しますが、放射線観測装置は何故行政に所有するように求めるのでしょうか?そして、そのうちの国でもなく、都道府県でもなく市町村であるところの小田原市に求めるのでしょうか?放射線のような市町村の行政境を大きく越えて影響が及ぶものは、国か都道府県が観測すべきではありませんか?--小田原市に観測装置を設置するように求めるのは間違いです」と言う、お叱りのコメントをいただきました。「高度な専門的な知識を持った専門家でないとできないはずです。小田原市にそんな専門職員や、対応を依頼できる専門業者、有識者、関係者がいるとも思えません。----同じ行政でもそれぞれ事務分担が決まっているのですから、無駄な二重行政にならないように」とも言われました。
 地方行政にお詳しいお若い礼節ある方のようでしたが(まさか行政関係の方ではないと思いたい)、今回の措置は、簡易な測定のようですから、決して二重行政ではないとご寛容いただけるでしょう。3月14日に小田原市に要請してからまだたったの2.5ヶ月ほどの時間しか経っていませんので、小田原市としては、素早い措置と前向きに捉えましょう。
 コメントをお寄せいただいた「すみお」さんは『松本様が、小田原市に要望を出せば、その対応に大きな労力が費やされて、必要とされる市民サービスが後回しになってしまうことも考えられます。私としては、そのようなことはすべきではないと考えています』とのこと。損害賠償請求が来るのかな。
 もう一つ別件で「公判で知り、驚き」のこと。記事が隣り合わせでしたので、画像に含めました。架空発注などというのは、日常的なことなのでしょう。いちいち「内部告発」するほどのものでなし、それでどうした、ということかな。ちょうど3年前の2008年5月26日に市長職に就かれた加藤憲一氏は、「公判で知り、驚き」と語られたそうですが、いまだにかなりの市長室情報遮断が蔓延しているのでしょうか。コンプライアンス推進以前の、腐敗体質改善が求められます。任期残1年、「寝食を忘れて」とまでは申しませんが、勇気ある「全力投球」を願うのみです。

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小田原市のコンプライアンス監視は?

110524compliance 小田原市は「職員の不祥事再発を防止するとともに、法令等の遵守を徹底し、市民全体の奉仕者として誠実かつ公平な職務の実施を推進するための庁内組織として、「小田原市職員コンプライアンス推進委員会」を立ち上げました。この委員会では市長を委員長として、副市長、教育長、監査事務局長を除く全部局長をコンプライアンス推進委員に、各所属長をコンプライアンス推進員として位置づけ、個別の不祥事防止対策として策定した推進計画に基づき、全庁一丸となって市民の信頼回復に努めてまいります」として、「小田原市職員コンプライアンス推進体制について」を先週24日に公開しました。画像のような「推進体制」をお作りになるそうです。しっかりやっていただくには、特に変わったことは何もないようで、会議が増えるだけの話しになりませんか。表紙だけの事案にならないようお願いしたいものです。
 この「仕組み図」によると、担税者の市民は「公表」をお待ちするだけの存在のようですね。市民などに監視されては堪らないということですか。行政側の都合の良いことだけには「協働」とかで、ただ働き?。市民はいつまでたっても発言できない傍聴者?天井桟敷の野次馬?
 二元代表制の議会は、市長部局の監視ができるし、報告も受ける権利がある。市長部局は、議会の監視などできないのですね。議会のコンプライアンスも監視が要りますね。何となく「市議会楽園」感が広がっているようで、退職後の再就職先などになりそうですが、市民監視は要りますね。相変わらず、「議運」の傍聴はさせてもらえないとか。
 些か時代遅れの「推進体制」に失望と悲哀を感じます。
110528kanagawa 今日土曜日の神奈川新聞の社説です。『半数を超える職員が「契約業者の偏り」を感じていた』『見て見ぬふりをする事なかれ体質は深刻』『職員からも「身内に甘い」と不満の声』『市が取り組み状況の公開や広報に消極的』『施策の実行に市民の協力は欠かせない』などと厳しく指摘されています。職員諸兄姉それぞれは、誠実で優秀な人材ですが、それが組織として構成されると「事なかれ」「茹で蛙」状況になってしまうのは、まさに理事者、管理者の危機感の希薄さと怯懦を生み出す人事管理に尽きるのでしょう。
 公務員は、この厳しい社会状況の中では、身分と生計はかなり保証された「うらやましい職業」になっています。神奈川新聞は『被災地では、自治体職員が寝食を忘れて住民のために働いている。--公務員本来の姿がここにある』と述べています。被災という状況下では、小田原市職員さんももちろん「公務員本来の姿」を示されるでしょうが、平時においても自らの立ち位置を ethical な視点でチェックしていただきたい。「若手職員の特命チーム」というアイデアには、市長の苦渋が感じられますが、『自己満足に終らせない』真剣な「推進」が強く求められます。

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あぁ 小田原の花火 原発被災か

110515odawalife 小田原市の最高のイベントが、「酒匂川花火大会」です。1990年から始まったそうですが、92年に転居して以来、わが家では最大の楽しみとしているお祭りです。その楽しみをお裾分けしたいと、東京の友人知人をやたらと招いてきました。今では、その方たちが家族連れで出かけて来られます。東京では、大川開きの花火などいくつもの大規模な花火大会が開かれますが、観衆の多さで「花火見物」などという優雅な風物ではなく、汗だくの悪戦苦闘と身の危険さえ覚える苦行になります。近年は酒匂川花火もやや人出も多くなりましたが、それでもまだまだ「優雅な夏の風物詩」と言えるゆとりが十分にあります。転居後初めての花火見物で、いたく感動しましたので、翌年からは「東京苦民」たちに小田原のゆとりを見せつけるように、さまざまなグループを呼び寄せてきました。みなさん全員、こんな楽しい花火見物は初めてと、大満足でロマンスカー最終便に駆けつけて帰られます。「アフター花火」で、一泊していかれる方もいました。協賛金募集など、市民上げての支援をし続けたいものです。
110528town_news ところが、今日のタウンニュース紙で、中止の報道を見て、驚愕しました。小田原市のサイトでも、観光協会のサイトでも、一言も「中止」のトピックスはありません。タウンニュース紙の誤報であって欲しいと思うとともに、「安全」の配慮にも頷きはいたします。でも、東京などの大規模大会のように、一旦何かがあれば、パニックが予想されるような状況とはかなり違って、酒匂川花火大会が、群衆パニックになる危険性は極めて低いのではないでしょうか。「計画停電が実施された場合は交通機関や信号機の停止も考えられ、事故が発生する可能性も懸念される」「安全の確保が困難」とのことですが、酒匂川大会場所の周辺環境を考えれば、何か唐突な決定ではないかと思います。
 小田原最大のイベントが、消えてしまうことはなんとも悲しい限りです。

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2011年5月24日 (火)

日本国の司法・二つの地裁判決

110524kato_etsuro 今日、水戸地裁で「府川事件再審判決」があります。1967年の強盗殺人事件で、20歳と21歳の青年の犯行とされて無期懲役(29年間服役)に服した事件です。裁判の誤謬は明らかで、無罪が予想されていますが、警察、検察の捜査、裁判所の誤審がどこまで解明されるかが注目されています。被告たちの43年間を、国家はどのように償うことができるのでしょうか。(追記:午後、無罪判決がでました)
 明後日26日には、神戸地裁で「名誉回復と国家賠償訴訟」の判決があります。これは1950年10月の旧逓信省神戸市電報局職員の突然の解雇、住居侵入容疑での逮捕など、「レッドパージは不当な国家犯罪」であるとしての訴訟です。当時の「米ソ対立」の緊張度の高まりの中で、「連合軍総司令部(GHQ)の指令」による措置としての国家的蛮行でしたが、1万人以上の方々が職を失い、悲惨な状況に追い込まれました。当時私は中学生でしたが、その時代の「反共・逆コース」の嵐はしっかり記憶しています。60年も前のことです。
 私ごとですが、1958年、東京都建築局(当時)の技師として地方公務に就きましたが、まだ「レッドパージ」の余韻が残っていました。建築局をパージされた方が、民間ゼネコンに再就職されて苦労されているのを目にすることもありました。日本戦後史の最もくらい事件の一つです。「新憲法」の誕生による「民主」日本の歩みは、このような非民主政策の果てに急ブレーキがかかり、米国との安保条約(1952年)の縛りの中に組み込まれていく過程を絶望感の中で記憶しています。
 原告たちも、60年間の屈辱を経てかなりの高齢になられていますが、今後もまだまだ長い「裁判」になっていくのでしょう。人権を守る「民主日本」は夢なのでしょうか。
 画像は、加藤悦郎さんの発表できなかった「政治風刺画」です。吉田茂宰相の顔がとてもリアルで、当時の感情が蘇ってきます。(ジョン・ダワー「敗北を抱きしめて(増補版・岩波書店 2004)」の挿絵から)

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2011年5月22日 (日)

小田原市の ETHICS

110521kanagawa1 企業活動であれ、公共事業体の活動であれ、市民活動であれ、その倫理性は常に高く求められます。昨日の神奈川新聞の報道を紹介します。小田原市の「コンプライアンス推進委員会」が初会合を開いて、市長が『---不祥事による口惜しい思いはここまでにしたい----』として対策の徹底を求め、『外部の専門家から助言などを得るための推進アドバイザーも設ける』そうです。小田原市の幹部職員のethicalな業務保全がまず求められます。いよいよ外部監察制度が必要ですね。
110522taskforce こちらは、文化部が設置したという「市民ホール基本計画策定専門委員会第1回会議」開催のお知らせです。小田原市公式サイトトップ>暮らしの情報>生涯学習/文化>市民ホール>トピックスと追っていくと「専門委員会を開催します」にたどり着きます。(小田原市公式サイトトップ>市政情報>審議会等の公開>会議開催のお知らせ>市民ホール基本計画策定専門委員会のお知らせ、と追ってもたどり着きますが)
 小田原市公式サイトには、かなりの頻度でアクセスしていますが、このお知らせには気がつきませんでした。「市民ホール基本計画策定専門委員会」なるものが設置されたことなど、まったく知りませんでした。この事業の建設準備会などに関わって来られた熱心な市民の方からお聞きして始めて知りました。
 文化政策課市民ホール建設係のお仕事が、どんな風に進んでいるのか知るすべはありませんが、どんな専門委員が、小田原市の市民ホール基本計画に参与されるのかは、強い関心があります。
 2005年6月(6年も前のこと)の「城下町ホール基本構想」の発表以来、市民からの大きな異議申立が続き、その施策の失敗があからさまになる中、小田原市は市民の声を無視して「実施設計」まで完成させ、工事契約の寸前まで進めて、無駄な出費を重ね続けました。最大の「不祥事」です。その「不祥事」の中で、前市長は身を引かれました。この事業はその後、先祖帰りのような迷走を続けていますが、用地拡張問題が進展しない中、相変わらずのたてまえに引きずられて、時間と公費を浪費し続けている有様です。
 この施策の状況、こんな不祥事による口惜しい思いはここまでにしたい。こんな状況を放置して、きれいごとを並べ続ける小田原市政府の倫理観、市民への責務はどうなっているのでしょうか。信じ難い崩壊状態です。
 市民ホールは、現有駅前用地に計画すると言う「唯一の解決策」に立ち返るべきです。小田原市政府の理事者も議会も、過ちを二度と繰り返してはなりません。

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2011年5月21日 (土)

花より賭博の「公営事業」

110521sakura_demolish さらにしつこいようですが、今朝のwalkingがてら、雨水渠竪坑工事現場を見てきました。立派な工事底版と仮囲いができたいました。競輪臨時駐車場はしっかり確保されていました。この車路の分(4mほどか)、工事場を北によせる施工計画なら、3本の古木の桜は生命長らえたはず。公共工事の荒々しさはいつまで続くのか。「あじさいの小径」と勝手に命名していた散歩道が無惨に、醜い仮設フェンスで遮られてしまった。これからの1年間はこのフェンスで不愉快で悲しい朝を過ごさなければならないのですね。
110521waste 競輪客にふんだんに配られているのでしょう。冗談のように路上に投げ捨てられています。公営事業が、廃棄物の大量排出に励んでいていいのですか。「ごみの減量化の推進 5Rを基本とした経済活動やライフスタイルへの転換を啓発するなど、発生抑制や再使用に重点を置い たごみの減量化を進めます(新総合計画)」というのも冗談ですか。「ごみの大量排出の推進」ですか。

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2011年5月20日 (金)

小田原競輪場事業

110520litter しつこいようで気がひけますが、再度競輪ごみです。昨日は少なかった競輪客のポイ捨て、今朝はひどい状態。拙宅のわずか100mほどの範囲での路上ごみです。ウイークデーですから、観光客のごみは見かけませんでしたが、車券ごみが散乱していました。開催後の清掃だけはきちんとやりますとのことでしたが、昨日は清掃作業をお忘れになったのでしょうか。些か腹立たしく、出かける前に慌ただしく、しつこく記事にしました。小田原市公営事業部の誠実な業務遂行を求めます。

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2011年5月18日 (水)

東京電力東通原子力発電所

110518higashidori_map 青森県下北半島の東、再処理工場を持つ六ヶ所村から国道338号線を北上すると、太平洋に面して長大な下北砂丘があり、東北電力の「東通原発(1機110万kWh)」が平成17年12月8日から営業運転しています。この原発に接して、新たな東京電力の原発が昨年末に「着工」されています。この村の北端、尻屋崎には縄文期の遺跡も残されている歴史ある地ですが、集落が点在しているため、1889(明治22)年に村制が施行されてからも隣町に役場を置いているような村でした。その静かな村が、東北電力と東京電力の「原発」開発によって大変貌しています。
1965(昭和40)年 東通村議会、原子力発電所誘致決議
1981(昭和56)年 東北電と東電が第一次開発計画発表(両者とも110万kW×2基)
1988(昭和63)年 東通村砂子又地区の大規模な整備事業完成
 誘致から23年後、その整備の様子です。
110518higashidori1 保健福祉センター野花菖蒲(のはなしょうぶ)の里『館内は、ヒバの利用により太陽光が十分に取り入れられた構造になっています。温泉浴室、機能訓練室などを利用したデイサービス、リハビリテーション、ホームヘルプサービスなど、福祉分野としての機能をはじめ、介護に関する相談などを受け付ける在宅介護支援センター、老人への食事サービスが行われています。また保健分野では、検診ホールにおいての健康審査、健康教育、医療の情報提供、そして、生涯学習を支援する福祉工房などの教育的な機能も併せ持っていることから、福祉、保健、教育の三分野を通じて、高齢者と子供たちがさまざまな形で交流できるように配慮されています』
110518higashidori2 東通村診療所『ゆとりの広さを活用した機能的な配置が施され、検査機器をはじめ個人データのコンピュータによる管理保存など、デジタル機能を採用した最先端の技術が導入されています。また、自然の豊かさをイメージしたレリーフ、インザウッズがゆとりの空間をかもし出し、癒しの空間をつくりあげています。内科、外科、小児科、整形外科、リハビリテーション科といった総合診療により、在宅療養者への訪問看護・診察、夜間・救急患者に対し、むつ総合病院と連携のもと、受入態勢を整えています』
110518higashidori3 東通村庁舎『当村は、明治22年の村制施行以来、隣接するむつ市に役場庁舎を置く、全国でも珍しい自治体でした。村制施行100周年を契機に、村民の願いでもあった役場庁舎の村内移転を果たしました。役場庁舎そして隣接して、交流センター、体育館等を整備し、現在中心地整備を進めています。役場庁舎・交流センター・体育館が、三角・丸・四角という形をしており、それぞれで天・地・人を表します。通りかかった観光客などが珍しそうに見物しています』
110518higashidori4 東通村体育館『東通村の中心地の象徴となる三角形の庁舎、ドーム型の交流センター、そして四角形の体育館です。アリーナは、バスケットボール、バレーボールコートが2面、専用マットを敷くことにより、ゲートボールやソフトテニスも使用出来ます。また、1階には、シャワールーム付きのロッカー室もあります。2階は576席の観客席とトレーニングルーム及び、1周165メートルのジョギングコースがあり、3階は控室、研修室となっています』
1993(平成5)年  東京電力東通事務所開設
2001(平成13)年 環境現況調査開始
2002(平成14)年 環境現況調査終了
2005(平成17)年 環境影響評価書について経済産業大臣から確定通知受領(8月) 第1次公開ヒアリング(11月 経済産業省主催) (12月 東北電力1号機運転開始)
2006(平成18)年 第2次公開ヒアリング開催(8月 原子力安全委員会主催)
2010(平成22)年 1号機の原子炉設置許可を経済産業大臣より受領(12月)
2011(平成23)年 東通原子力発電所1号機が着工(1月)
 東通村の公共施設は豊かに整備され、念願だった村役場も立派に完成。今後の維持管理に努められることと思いますが、その維持負担は、二つの原発施設の担税力の継続が保証されることが絶対的な条件になります。
東通村(平成23年4月末現在人口7,303人)
〒039-4223青森県下北郡東通村大字小田野沢字南通2-303
電話:0175(48)2121(代表)FAX:0175(48)2019
(画像・情報等は東通村・東電・東北電のウェブサイトから)

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「東京電力からのお詫びとお知らせ」

110518tepco2 昨日、東京電力から請求書などとともにこのリーフレットが届けられました。
 ①福島第一事故のお詫び ②収束に向けての全力取り組み表明 ③計画停電のお詫び ④節電のお願い ⑤引き続きご不便掛けるとの予告 などです。そして「計画停電等に伴う電気料金の割引について」も掲載されています。この措置は先月の15日に発表されています。「計画停電」1回当たり基本料金の4%を割引するそうです。こんな制度があったとは思えませんので、新たに設けたのでしょう。でも、4%などという数値の算定根拠には何も触れていませんが、何らかの判断基準があるのでしょうね。思いつきではないですよね。
 始めて、「電気使用料のお知らせ」をじっくり眺めました。確かに今月(4/14〜5/16)の使用料は少ない。親切にも昨年同期の使用料も記載してあり、比較すると使用量は64.2%に低減しています。それなりに「節電」はしましたが、大幅低減は計画停電のおかげですね。1回当たり109円の割引で5回停電分で546円割り引いていただいています。おかげで、今月の電気料金はこれまでになく低額になっています。今回の精査で、あらためていろいろな割引があるのを発見しました。①燃料費調整額381円 ②電化厨房割引165円 ③口座振替割引52円などです。
 太陽光促進付加金8円というのもあります。需要者による太陽光発電を普及させるために、余剰購入電力は1kWh当たり48円(売電価の2倍ほど)で買い上げているので、その負担を全需要者で補填するということのようです。ありがたいことで、拙宅屋根の「小峰発電所」は、今月13,296円も売上がありました(これも設置以来最高)。でも、この付加金制度はあまり正当性はないですよね。発電パネルを設置できない需要家が、設置した需要家の利益を図るというのはおかしいですよね。
 東京電力自らの太陽光発電事業は、0kWhなんですね。地熱が3,500kWh、風力が500kWh。単位が3つ4つ桁が違う、一寸おふざけが過ぎていますよ。需要家に「太陽光促進付加金」を押し付け、その財源で買電する、許しがたいですね。福島第一、第二、柏崎刈羽の供給力に代わる再生エネルギー発電施設の整備に、「全力を挙げて懸命に取り組んで」いただかねばならない責務があるのではないでしょうか。

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桜が根こそぎ「一時撤去」された

110514sakura4 土曜日の記事の続報です。しつこいようですが、「一時撤去します。工事完了後に復旧」という告知に、なんとも言えない悲しさをおぼえていましたが、実にさわやかにお祓いなど済ませてあっさり「一時撤去」なさったようです。復旧していただけるそうですから、我々民草は、神業だか、神風だか、神頼みするしかないのでしょう。
110518sakura_demolish_2 今日は水曜日、「きれいさっぱり無くなったよ」という家人の声に促されて、とぼとぼと現地に行き寂しく撮影してきました。梅が2本、桜が3本抜根されていました。結構な大工事だっでしょうに、お祓いのおかげか何事もなく静かに変貌していました。来年4月には、あらためて悲しい思いをさせられることでしょう。
110518sakura_map2 この画像は「平成20年度公共下水道雨水渠第1工区工事(大連寺第一雨水幹線)平面図(到達立坑部)」の一部を転載したものです。(5月11日の専門部会の資料です)伐採①樹木番号279(桜)、伐採②樹木番号280(桜)、伐採⑤樹木番号281(桜)は今週月曜日に、伐採③樹木番号なし(梅)、伐採④樹木番号なし(梅)は先週に「一時撤去」されました。この図で分かるように,30m×15.3~9.4mの作業場を設け、8.5m角ほどの竪坑を掘り下げて作業をするということのようですが、梅林駐車場(小田原競輪臨時駐車場)は更地で現存しますので、この程度の作業場を設けることには、大きな困難はないはずです。平面図で判断する限り、駐車場を残存させるために、無造作に樹木伐採を前提とした作業場の位置決定のように思えます。
 下水道部は、市議会の委員会には事業計画の報告などはなさっていることで、議会承認(つまり市民合意)とされるのでしょうが、そこでは「一時撤去、工事完了後復旧」ではなく、「伐採」と説明されたはずですね。雨水渠の整備は、大切な事業だとは思いますが、樹木保存の努力があまりにも欠けているのではないでしょうか。競輪保存より樹木保存が大切です。

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2011年5月16日 (月)

美しい5月の小田原競輪

110516litter 5月は、この国で最も美しい月ではないでしょうか。今日もさわやかな美しい一日でした。
 昨日まで続いていた小田原競輪も、今日と明日はひと休みです。明後日水曜日から月末までほぼ連続開催。今月は16日開催です(月間6日開催という約束は忘却の彼方)。些か腹立たしくなり、ポイ捨て競輪ごみを引き取りに来てもらいました。画像はその記念撮影。意気地ない嫌がらせのようで、悲しさが募ります。「競輪事業の段階的撤退に向けての検討開始」も忘却の彼方なのですか。何もしない「茹で蛙」の幸せに浸られても困ります。競輪のない、ごみも立ち小便もない5月を過ごしてみたい。

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2011年5月14日 (土)

小田原市下水道部・桜の「一時撤去」

110514sakura1 先週の水曜日5月11日に「平成23年度第1回史跡小田原城跡調査・整備委員会植栽専門部会」の会議が開催されました。20人ほどの市民が傍聴されたそうですが、私は所用でお聞きすることはできませんでした。「緑と史跡の共生」という運用指針が揺らぎ出していると傍聴者は感じられたようです。このことはあらためて、精査したいと考えています。
 この席で、下水道部からの報告が最後にあったようです。2月の部会でも下水道部の報告があり「大蓮寺第一雨水幹線到達竪坑の工事のために、梅2本伐採、桜2本伐採、桜1本枝打ちします.ご了解ください」とされていましたが、今回の部会報告では、「枝打ちでは済まなくなったので、伐採します」とされたようです。閉会間際の報告ですので、部会員も傍聴者も草臥れきってあまりよく聞いていないようです。
110514sakura2 画像は、今朝の写真です。梅2本は伐採されていました。桜3本には、この張り札が打ち付けられていました。3本ともかなりの樹齢のようです。「この桜は工事のため一時撤去します。工事完了後に復旧します」とありますが、古木の「撤去・復旧」という芸当をなさるのでしょうか。何とも、不誠実な表現ですね。樹木の足許には切白紙が散乱していました。お祓いをなさったのでしょう。来週初めの伐採のようです。来年のお花見は寂しくなります。
110514sakura3 代表する1本には「工事告知」が荒々しく打ち付けられていました。雨水渠の工事は、確かに大切なものですが、この桜たちは市民にとっても観光来訪者にとっても失いたくない光景です。樹木を大切にして欲しいのはもちろんですが、もう少し丁寧な住民周知をすべきではないでしょうか。少なくとも小田原市サイトの「トピックス」欄に掲載するくらいの配慮はできないのですか。ethical な行政を求めます。

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2011年5月12日 (木)

小田原市行政の QUALITY? ETHICS?

110313liquefaction 基礎自治体は、住民にとって暮らしの命綱ですし、住民の暮らしは基礎自治体にとって最大の行政目的だと信じています。国政などと違っておたがいに顔の見える間柄です。鬱陶しいことかも知れませんが、さまざまな情報を求めたり、施策についての希望を伝えたり、時には住民として得た情報を伝えたり、まさに共有・共生の付き合いを続けています。
 3・11の体験はこの付き合い、間柄にも大きな緊張、あるいは絆が生まれたのではないでしょうか。ひとつの事例を記事にします。E-Mail でのやりとりです。
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日時:2011年3月14日 14:20  差出人:松本茂
件名:放射能測定の件  内容:原子力発電所の放射能漏洩が発生しております。小田原市における時間毎の放射能測定値を発表してください。担当課:【問】防災対策課
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日時:2011年3月14日 14:22:46JST  差出人:faq@city.odawara.kanagawa.jp(自動返信)
件名:【小田原市】お問い合わせありがとうございました  内容:松本茂様 お問い合わせを受け付けました。担当課から改めて回答させていただきます。なお、ご質問の内容によっては、回答までにお時間を頂戴する場合がありますので、ご了承ください。本市業務に直接関係がないご意見、営業や勧誘、宗教に関するもの、誹謗中傷に類するもの等にはお答えいたしかねますので、ご了承ください。
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日時:2011年3月17日 14:43:34JST  差出人:小田原市環境保護課○○
件名:「放射能測定の件」について、回答いたします。  内容:こんにちは。小田原市環境保護課の○○です。初めに、お返事が遅くなったことに対し、お詫びを申し上げます。お問い合わせいただいた「小田原市における時間毎の放射能測定値」については、小田原市では調査をしておりません。申し訳ありませんが、
神奈川県のホームページで、「県内の環境放射線情報」(http://www.pref.kanagawa.jp/sys/bousai/portal/6,3982,14.html)として、
公表されていますので、そちらをご参照ください。よろしく、お願いします。電話 33-1482
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日時:2011年3月17日 15:30:29JST  差出人: 松本 茂
件名:Re: 「放射能測定の件」について、回答いたします。  内容:小田原市環境保護課○○ 様
ご返信についてお尋ねします。「県内の環境放射線情報」のお知らせありがとうございます。拝見しましたが、川崎市と横須賀市の2工場の監視が目的とされています。両地域の測定値の把握で、小田原市の環境放射線情報にすることができるということでしょうか。私の申し入れ趣旨は、小田原市民に対し、居住地の「環境放射線情報」を小田原市が発表するべきということです。(私が知りたいということではありません)小田原市にモニタリングの設置がないのであれば、代替の手法によってでも発表すべきです。対応について、ご返信ください。
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所管課からは未だに返信はいただけていません。今日の「加藤けんいち日記」です。
『---県の名産である足柄茶から放射能が検出されたというニュースが流れ、その影響をたいへん心配しています。まさに今、新茶の出荷ピーク、県西部の茶葉にどうして放射能が・・・との思いは拭えませんが、各方面の冷静な対応が必要です。それに関連し、今日はこれから県庁に出向き、現在県下では川崎と横須賀、茅ヶ崎にしか設置されていない放射能観測装置(モニタリングポスト)の県西地域への設置について、2市8町首長連名での要請書を知事に届けてきます。』
 「モニタリングポスト」の設置は、基礎自治体ではできないのでしょうか。時間の余裕はないはずですが、県でなければできない?お金がない?3・11から、もう2ヶ月を超えていますが?
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もう一つの事例
日時: 2011年3月13日 10:10:48JST  差出人:松本 茂
件名: 小田原市水路管理ご関係者様宛 「液状化泥土流出?」の通知  内容:通知者 近隣居住者 松本茂(住所等は下記の通り) 3月11日の太平洋沖地震によるものと思われますが、添付写真の水路(城山4丁目1番/先の城山墜道上の雨水排水路?)に、液状化した泥土の流出が見られました。現在は、乾燥した泥土で水路底面が覆われています。添付写真はすべて、13日午前9時15分撮影の、泥土乾燥後のものです。防災施策等のご参考になればと思い通知いたします。しかるべく、ご処置ください。
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このメールは、回答を求めているものではありませんが、未だになんらの連絡もありません。文頭の画像は、添付写真4枚のうちの1枚です。「ご心配なく」「液状化はない」「調査は不要」でも良いから、返信は欲しかった。

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2011年5月 9日 (月)

浜岡原発と私たち

110509hamaoka 浜岡原発の運転停止が決まったようです。長年問題指摘をし続けて来た多くの人々にとって、どのような思いで受け止められたのでしょうか。原子炉は、福島第一、浜岡など、全国に54炉あります。これからのエネルギー開発など将来展望を拓いていく第一歩にしたいものです。
 私のサイトに、2004年11月10日の小田原市議会総務民生常任委員会(当時)に「浜岡原発の運転停止」の意見書を求める陳情の審査があり、2対5で不採択となった記事があります。「小田原ボートピア阻止」という記事の中の一節です。「総務民生委員会の休会中審査」の標題で書いています。
 この陳情書を提出された古長谷稔さんは、原発震災を早い時期から大きな問題として全国的に運動を粘り強く続けて来られた方です。先月の地方選挙で「ストップ浜岡」を掲げて、三島市議会選挙に出てトップ当選をされています。
 彼が語る「正しい知識を、そして真剣な選択を」、このあしがらの地で学ぼうと、勉強会を開催します。5月29日(日)午後2時、場所は小田原駅西口「市民政治グループ@あしがら」事務所(小田原市城山1-6-33)です。ご参加ください。

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Elisabeth Louise Vigée Le Brun

110509le_b 連休中の息抜きに、短時間でしたが三菱一号館美術館に出かけました。標題の画家を含めた18世紀末19世紀前半時代の女流画家の企画展です。この国では珍しい企画ですし、標題の画家についてはかなりの拘りを持っていた画家でしたので、無理して出かけてみました。最終日に近かったせいか、けっこう賑わっていました。
 Vigée Le Brunについては、かなり旧い(13年前)記事を見てください。なかなかの女流画家ですが、この当時の女性たちは、私たちの時代人が考えているより、ずっと強かったようです。その強い女性、自画像が出色の画家です。自らが最高の画題だったのでしょう。さまざまな作品があります。記事にも書きましたように、この画像作品は、Kimbell Art Museum( Fort Worth, Texas)所蔵のものですが、何とも愛くるしいポートレートですね。彼女が26歳のときのものです。
 シリアスな状況の日々を送っている、一人の日本人として、フランス革命の時代を「堂々と」泳ぎきったこの女性にはいたく尊敬の念を抱きます。これが、ほんとうのヨーロッパ魂なのかも知れません。日々の自然変動、政治混乱、世情の力の低下などのただ中で、この別世界で過ごした1時間少々は、貴重なものでした。もし、ご興味があったらKevin J.Kellyさんのサイトも覘いてあげてください。別世界があります。

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2011年5月 8日 (日)

小田原市・市民ホール整備事業の迷走

 いまどき、この事案を取り上げるのはたいへん気が重いのですが、あえて気持ちを奮い立たせて記事にします。長かった「GW」は終りました。「北条五代ウイーク」も盛大に終了。城址のにぎわいは嬉しいものです。
110508hall_progress1 小田原市は「市民ホール基本構想」を策定し、その本編と資料編をこのほど公開しました。両編で117ページに及ぶ大部なものです。昨年11月に建設準備会(桧森隆一委員長)が基本構想(案)を纏められ、文化交流課が昨年度内に、外部コンサルなどの助力を得ながら策定されたものです。(この準備会、当初委員長は「城下町ホール」時代のコンサル近江哲郎氏でしたが、平成21(2009)年度で辞任されています)
 資料編の冒頭にこの「経過一覧」が記載されています。昭和61(1986)年9月「市民会館の建て替えの検討を位置付け」てから、すでに25年の年月が費やされているのです。平成17(2005)年6月の「(仮称)城下町ホール基本構想」の発表以来、市民の間から「用地選定」の問題が指摘され続けてきました。小田原市は、それを無視して設計者を選定し、実施設計まで見識なく進めてしまいました。平成20(2008)年5月の市長選挙では、ホール問題が大きな争点になり、用地の変更をマニフェストに掲げた加藤憲一氏が、新市長に就任し「市議会6月定例会において所信表明を行い、ホール建設地として駅前再開発事業用地を提案」しました。経過一覧には8月「議員説明会が開催され、小田原駅・小田原城周辺まちづくりに関する基本方針が発表される」と記されていますが、市長にそのマニフェストを撤回させ「ホール用地を駅前から三の丸に戻す」ことを強いたのです。その根拠は、平成3(1991)年6月の「敷地についてのアンケート調査(母数不明)から、現市民会館に近く、小田原城を間近に臨み黒松、梅、桜を持ったお堀の石垣と水辺に面した場所が最適とされた」によるとしています(1992年3月の調査報告書から)。
 このアンケートの設問は「市民会館の場所はどこが適当だと思いますか.1.小田原城周辺 2.現在地 3.現在地以外の場所(具体的に---)4.どこでも良い」というもので、現在地が42%、小田原城周辺が25%、67%が三の丸選択と判断しています。もちろん駅前用地は選択肢に入っていません。市長選挙による意思表示より17年前のアンケート調査が優位と言うことになりますが、つまるところ、これまで小澤前市長の三の丸敷地(わずか5,900㎡)が抱える問題に盲目であった議会のメンツがかかっていたのでしょう。
110508hall3 これが、今回の基本構想の資料編にある小田原城址と「敷地」との関係を示す広域配置図とその断面(高度)を示す図です(2010年5月の第6回準備会資料3を参考に建物を赤べたで示してみました)。網掛けの敷地は9,000㎡ほどだそうですが、基本構想では『市民ホールを整備する計画区域は、小田原駅・小田原城周辺のまちづくりを推進するため、現在の市民会館に近く小田原城を間近に臨む歴史の趣と緑豊かな環境に恵まれた「三の丸地区」内とする。市民ホールの建設地は、現有地と拡張予定地を合わせたエリアとする。なお、建設地内には、市道2197及び市道2198が位置しているが、現有地と拡張予定地を最も効率的に利用するために、市道2197を廃止するとともに、敷地南側に4メートル程度の生活道路を整備する必要がある』という記述で済ませ、敷地の詳細は不明です。「拡張予定地」の大部分は未だ公有地化されていません。今後も長期の買収交渉と多額の取得資金を要することでしょう。用地未定の座り心地の悪い基本構想です。
110508hall_process 「整備スケジュール」です。用地取得を平成24年度までとしていますが、全域取得はかなり困難と思われます。再度敷地変更などして設計作業に入るのでしょうか。それとも再度のスケジュール変更なのか。市民ホールは、小田原市民が25年の間、待ち望んでいる公共施設です。駅前に所有する9,000㎡の公有地と一部民有地を利用することこそ、唯一実現性のある事業の筈です。「過去」に拘って、三の丸に巨大建造物を作ることは、取り返しのつかないまち壊し、将来に大きな禍根を残すことになります。市長も議会も、自らの立場や経緯に縛られず、市民利益に視点を置いて、勇気を持って冷静な判断をして欲しい。構想ごっこはもうたくさんです。過ちを二度繰り返さないでください。

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2011年5月 6日 (金)

史跡小田原城跡調査・整備委員会植栽専門部会のお知らせ

 「平成23年度第1回史跡小田原城跡調査・整備委員会植栽専門部会」の開催が、今朝発表されました。相変わらずアクセスしにくいデザインで、気づかれない方が多いと思いますので、その開催通知(なんと5日後の5月11日!!)をアップしました。
 文化財保存、史跡整備の事業は「専門性の高い」施策であることは承知していますが、小田原の町、市民の暮らしにとっても、大きな、重要な事業です。この植栽問題、相変わらず、こりもせずに軽視し続けるのでしょうか。異議申し立てが続き、署名運動が始まり、新指針などが出現して「緑保存」と「史跡整備」を共生させることで、事業が進むものと市民は考えていましたが、そう安易なことではないようです。
 みなさんのご参集が、この事業監視を担保する力です。緊急のことですがぜひお出かけください。

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2011年5月 5日 (木)

「GW」北条五代ウイーク

110505castle1 「GW」という標記は、どうも原子力空母 George Washington を思い浮かべるので、気に入りませんが、まず今日5日で一区切りとなりました。東日本大震災に配慮された「苦渋の開催」なのでしょうか、『今年は、ゴールデンウィークを「北條五代ウィーク」として、期間中の既存のイベントや新たなイベントと連携して、小田原を盛り上げていきます』ということにされたようです。期間中のイベントを列記します。
110505castle2【小田原城北條六斎市】
【おだわら青空ライブ】
【がんばれ東北物産展】
【小田原北條武者隊出陣】
【東日本復興応援イベント】
【小田原城名物市】
【小田原まちなか市場inほっとファイブタウン】
【北條ジャズフェスタ】
【北條氏の小田原城めぐり】
【みこし渡御(松原・大稲荷・居神神社)】【囲碁大会】【将棋大会】
 期間中2日ほど雨模様でしたが、まずまずのウイークでご同慶の至りです。私も、【がんばれ東北物産展】の錦通り開催で、「相馬あしがら尊徳募金」としてのささやかな参加と【北條氏の小田原城めぐり】で、東京からの参加者にささやかな接遇など、ささやかに「小田原を盛り上げ」ました。この期間中も城址の散策は止めませんでしたので、密かに、つましく回遊しましたが、どう考えても「六斎市」が『近隣諸国との経済交流』のイメージにつながるとは思えませんでした。このお城でいつまでこんなことを続けて行くのでしょうか。
 110505castle3 散策中、堪え難い思いをしたこと。私だけではないと思いますが、耳を聾する「スピーカー音」です。銅門広場特設ステージでの大音響は、散策を楽しんでいる来訪者を退去させたいかのようです。ライブに参加している聴衆にお聞きいただければ良いのでは。無関係の来訪者の耳をつんざくのは困ります。
 三の丸広場のこの花たちで、少しほっとしますが、ここにいても大音響は届きます。イベント主催者は一体どういう環境感覚なのでしょうか。
110505castle4 藤棚がある「箱根口」からは、多くの来訪者、特に自動車での来訪者は、藤棚側のお茶壺橋(小峰橋)から城址に入られています。ここからは、藤棚、蓮池そしてこの古木たち、こういう「修景」こそ来訪者の「アライバルセンス」を高めるものです。城址の環境デザインディレクションをもっと真剣に考えて欲しい.史跡の保存も、北条の歴史も重要なことですが、小田原城址ならではの環境デザインこそ魅力ある「まちの資産」を高める重要なことです。もう少し城址を大切にした賢い利用を考えたいものです。

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2011年5月 4日 (水)

小峰発電所(17)4月の発電量415kWh

110504hatsuden 昨年12月以降の報告をいたしておりませんでした。
 12月の発電量224kWh、1月の発電量266kWh、2月の発電量233kWh、3月の発電量352kWhです。4月は計画停電などもあり、先月4月の消費電力量438kWh、月間発電量415kWh、自給率は94%でした。これまでの自給率最高は昨年5月の87%ですから、4月としてははたいへん成績良好ということ、です。今月5月は最高の季節ですから、なんとか消費電力量を下げて、自給率100%突破を目指して「がんばろう」。

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