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2011年8月 6日 (土)

HIROSHIMAーFUKUSHIMA

110806a_bomb 66年前の私たちの国は「狂気」のただ中にいました。アメリカ合衆国はどうだったのでしょうか。敗北寸前となっていたこの国の都市住民の上空で、未知の破壊力を持つ「新型爆弾」を炸裂させました。日本国政治指導者の決断の遅れがあったとしても、日本国の無条件降伏は自明のことだったはずです。8月6日と8月9日の原爆使用は、あきらかに国際協約に反する暴虐行為です。アメリカ合衆国の歴史における最大の汚点であり、米国流民主主義の欺瞞をさらけ出した蛮行です。
Fig1 これが1945年のこと。完全敗北した日本国はアメリカ合衆国の忠実な同盟国になることで「国体を護持」して、「新国家建設」を目指します。50年代に入り、54年3月にはビキニ環礁において、米国水爆実験による第5福竜丸の「被曝」事件を経験しますが、「原子力平和利用」という新たな命題が米国から持ち込まれます。核アレルギーの日本人に対し「毒をもって毒を制す」という宗主国の思惑なのでしょうか。米国流の産業組織「JAPAN ATOMIC INDUSTRIAL FORUM.INC.(JAIF 現在の組織名日本原子力産業協会)」がつくられます。米国主導による核エネルギー開発のスタートです。
Fig2 前のブログ記事でもふれましたが、このJAIFが、1960年に「大型原子炉の事故の理論的可能性及び公衆損害に関する試算」によって、計り知れない危険性の存在を明らかにしているのですが、このレポートの存在は完全に隠蔽され、1968年には「日米原子力協定」が締結されます。「原発反対」という国民の声を押さえつけてこの国に「大型原子炉」が東海村を皮切りに、全国に17カ所54炉出現することになったのです。しかし、1970年代以降の新規立地計画は、すべて頓挫しております。最近では中国電力の上関計画の停止などが報道されました。
Fig3 このような中でのFUKUSHIMAの事故です。日本国の事故情報の隠蔽は呆れるばかりです。何かおかしい。「原子力安全・保安院」なる政府機関が、電力産業の手先になっている姿など、恥ずかしくて正視できません。まるで日本国行政組織には責任能力が欠如しているかのようです。親分の指示が明確でないからでしょうか。
 今日66回目の「8月6日」を迎えました。そして66回目の8月15日です。私たちの国は、ほんとうに正念場を迎えているようです。
(原子爆弾画像はWikipedia。原子炉画像は公益財団法人原子力安全研究協会の「医療関係者のための原子力まめ知識」から。上から沸騰水型原子炉(BWR)、加圧水型原子炉(PWR)、チェルノブイリ原子炉の構造)

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