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2011年9月11日 (日)

もうひとつの911 조선인민공화국

110911seodaemun_prison 私のブログにも、やはり乱暴なコメントが送られてきます。特に「朝鮮」にかかわる記事には過敏に反応されます。昨日のは、かなり古い8月21日の「官幣大社朝鮮神宮」へのコメント。投稿者「反日日本人に鉄槌を!」記事は『左翼の反日日本人め!朝鮮の手先め!』という短いものです。たくさんのブログ相手でご多用なのでしょう。私は朝鮮の手先ではありませんが、国籍をおく日本もかつて日本とされた朝鮮も同様に「愛して」います。日本人の「朝鮮蔑視」が「朝鮮敵視」に変貌していくのはとても悲しく危険なこと、日本社会の縮小を促進することだと思います。うるさく思われる方もおいででしょうが、しつこく記事にします。
 画像は「西大門刑務所」です。大日本帝国が1910年に併合して以来、さまざまな「民族独立」の運動があり、まさに「反日日本人」も「反日朝鮮人」も収容され、処刑された政治犯刑務所でした。私の住まいは京城府西大門区竹添町二丁目(1980年代に京畿大学校に再開発された)で、この刑務所は我が家から1Kmほど北にありました。10歳の私には恐ろしいところで、親からも決して近づかないように言われていた刑務所でした。
 1945年8月15日の夕刻に、大きなトラックに見慣れない旗を持ったおおぜいの人たちが大きな声で何事か叫びながら走り去るのを目にしました。あれほど強かった警察官は、ただ呆然と見送っているだけでした。理解しがたいけど、何事か大変化があったことは強く感じました。66年経った今もこの光景は私のこころの原点です。
 8月15日以後、朝鮮総督府は日本統治の崩壊で無政府状態になるのを恐れ、平和裏に権力委譲を図ることを急ぎました。上海の「大韓民国臨時政府」の呂運亨が、8月15日に組織した「朝鮮建国準備委員会」は、朝鮮総督府から行政権の委譲を受けて、9月6日に京城府において「朝鮮人民共和国 조선인민공화국 チョウソンインミンコンファグク」の設立宣言をします。
 しかし、9月8日に米軍が侵攻しこの臨時政府を否定して占領軍による軍政庁の統治を始めます。行政権は再び朝鮮人の手を離れ、9月11日、この共和国は崩壊しました。1週間足らずの幻の朝鮮独立国家は消え去ったのです。その後は、ご承知のように朝鮮半島は大きな混乱の中で、大邱や済州島での悲劇的な軍事制圧などを経て、南には李承晩による「大韓民国(建国1948年8月15日)」、北には金日成による「朝鮮民主主義人民共和国(建国1948年9月9日)」の二つの国家が成立し、冷戦の中で朝鮮戦争という悲惨な経過を辿り、分断状況はいまだに継続しています。
 私たち日本人の間には、民族分断の国家が未だに存在し続けている朝鮮半島の状況を生み出した原因責任の意識はほとんどないようです。アジア諸国の拡大発展を横目に見ながら縮小する日本国。911で覇権国家の座を失い始めた米国、それに追随して311以後の半年の時間をむなしく浪費し、放射能汚染に怯えている日本。まだまだ漂流は続くのでしょうか。
 「反日日本人に鉄槌を!」を下しても、自虐史観から他虐史観乗り換えても、何が解決するのか冷静な考察をしていただきたい。(画像はWikipediaから)

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コメント

 いつも拝読しております。
 恐縮ですが、浅学の身ですのでお教えください。
 民族分断国家が存在する朝鮮半島の状況の原因は日本人に責任があると書かれていますが、何を指してそのようにおっしゃっているのでしょうか。
 当時、欧米列強がアジア・アフリカ地域での植民地支配を拡大していましたが、すでにロシアが侵略と略奪を繰り返して領土を拡大し、太平洋まで来ていました。
 日本がロシアの植民地支配から逃れるためには、朝鮮半島をロシアに渡さないことが生命線だと考えられていました。
 そこで、朝鮮に国力をつけさせるために併合し、日本の予算でインフラを整備し、学校を造ったのです。
 台湾にも同様にしましたが、台湾人は日本のおかげで学校に行くことができた、町がきれいになったと喜んでいます。フィリピンも、かつてスペインに植民地支配され、その後アメリカに支配されて、ただただ搾取されるだけでしたが、日本が来てくれたら、フィリピンも韓国や台湾くらいに経済発展することができたのに、と残念がっています。
 歴史に、もし、・・・たら、は意味がないことですが、もし日本が韓国を併合しなかったら、また、アメリカが出てこなかったら、韓国はロシアに支配され、北朝鮮と同じになっていたかも知れません。
 少なくも日本は朝鮮半島において欧米列強がしたような、搾取するだけの植民地支配はしていません。同じ日本として日本の国家予算を投入して、朝鮮半島の国づくりをしてきたのです。
 中華思想に影響され、野蛮人の日本人に学校などを造ってもらうのは屈辱だと独立を志向する朝鮮人もいたでしょうが、当時の朝鮮は国力もなくインフラもなく識字率も低く、両班、奴婢などの理不尽で厳しいで身分制度がある状況では仕方なかったのです。
 そして、その時の日本が造ったインフラなどが今の韓国の経済発展の礎になったのです。
 また、当時朝鮮半島において日本人と朝鮮人はそれなりに仲良く暮らしていたとも言います。
 終戦後は、どさくさに紛れて、日本に密入国した朝鮮人は数十万人に及びます。
 どうして、朝鮮にひどいことをした野蛮人のいる日本に、わざわざ来るのでしょうか?
 日本が朝鮮にひどいことをしたというのは事実ではないからでしょう。
 ところで、松本様のお父様は朝鮮に何をしに行ってたのでしょうか。まさか、日帝の手先となって、朝鮮人から搾取し隷属させていたのですか?もちろん違うはずです。
ほかの日本人だってそれは同じです。
 松本様は、いつも日本を愛しているとおっしゃりながら、自虐史観に軸足を置き、「縮小する日本国」などと蔑むのです。
 韓国や中国は国家の方針として、国家予算を投じ反日教育を繰り返しています。そしてその内容のほとんどは嘘と捏造によるものなのです。
 朝鮮に日本がひどいことをしたのなら、失礼ながら松本様のお父様もその片棒を担いでいらしたということでしょうか。

投稿: 平山和夫 | 2011年9月11日 (日) 14時54分

平山和夫さん 平和なお名前ですてきですね。
「自虐史観」と荒々しく批判されるみなさんの基準的立場のようですので、ここでご指摘された個々の事項にお答えはいたしません。
平山和夫さんに強くお願いいたします。私たちの「国家」が国際的に大きな地位を得るまでには、さまざまな被害と加害の経験をしてきております。ぜひ、私たちの加害の事実をしっかり認識することが、若いみなさんのの持続可能な将来を開くことになります。ご賢察を切望いたします。

投稿: 松本茂 | 2011年9月12日 (月) 12時18分

ありがとうございます。
是非、持続可能な将来を開くことにしたいと思います。
ですから日本がどのような加害をしたのか、ご教示ください。そうすれば松本様のご希望通り、しっかりと認識できるようになると思います。
よろしくお願いしします。

投稿: 平山和夫 | 2011年9月12日 (月) 20時16分

平山さん ご自分でお調べください。

投稿: 松本茂 | 2011年9月13日 (火) 15時00分

≪「反日日本人に鉄槌を!」を下しても、自虐史観から他虐史観乗り換えても、何が解決するのか冷静な考察をしていただきたい。≫
≪賢察を切望いたします。≫
おっしゃっていることとは裏腹に、「賢察」のヒントも与えず何も示されようとしないのはどういうことなのでしょうか。
日本のことを「悪い、悪い」と声高に批判されル人は、その内容をいつも示していただけません。
ああ、やっぱり日本の悪かった所はなかったのだと思いたくなります。実際、それが事実なのでしょう。
日本は悪くないのに、悪いと嘘を言っているだけなのです。
これを反日と言わずに何と言ったらいいのでしょうか。
松本様が、それは違うとおっしゃるのなら、そのヒントでも結構ですから、ご教示ください。


投稿: 平山和夫 | 2011年9月13日 (火) 19時27分

平山和夫さん
つぎの詩をお読みになって、「ヒント」を探してください。

『ヒロシマというとき』(1976年3月)栗原貞子

〈ヒロシマ〉というとき
〈ああ ヒロシマ〉と
やさしくこたえてくれるだろうか
〈ヒロシマ〉といえば〈パール・ハーバー〉
〈ヒロシマ〉といえば〈南京虐殺〉
〈ヒロシマ〉といえば 女や子供を
壕のなかにとじこめ
ガソリンをかけて焼いたマニラの火刑
〈ヒロシマ〉といえば
血と炎のこだまが 返って来るのだ
 
〈ヒロシマ〉といえば
〈ああ ヒロシマ〉とやさしくは
返ってこない
アジアの国々の死者たちや無告の民が
いっせいに犯されたものの怒りを
噴き出すのだ
〈ヒロシマ〉といえば
〈ああヒロシマ〉と
やさしくかえってくるためには
捨てた筈の武器を ほんとうに
捨てねばならない
異国の基地を撤去せねばならない
その日までヒロシマは
残酷と不信のにがい都市だ
私たちは潜在する放射能に
灼かれるパリアだ
 
〈ヒロシマ〉といえば
〈ああヒロシマ〉と
やさしいこたえが
かえって来るためには
わたしたちは
わたしたちの汚れた手を
きよめねばならない

投稿: 松本茂 | 2011年9月14日 (水) 14時01分

お忙しい中、とてもご丁寧にありがとうございます。
恐縮ですが、意見を述べさせていただきます。

この詩を読んで感じることは、どうしてここまで卑屈にならなくてはならないのかということです。
原爆投下は、アメリカによる日本人に対する人体実験です。
被爆者はみな、その怒りを当時の天皇と軍部に向けているのでしょうか。
日本は国際法で認められている自存自衛の戦いをしました。それは、後にマッカーサーも米上院議会で証言しているくらいですから、間違いありません。
昭和19年に本土空襲が始まって、もう既に日本は敗戦を覚悟し、アメリカと降伏の条件を秘密裏に交渉しました。しかしアメリカの示した条件は、昭和天皇を処刑すると読める内容だったのです。これでは御前会議が開けません。
それはアメリカは百も承知していたのです。そして日本の降伏を引き延ばし、核実験を繰り返していたのです。そして、2種類の原爆が完成したので、ウラン濃縮型を広島に、プルトニウム型を北九州の小倉に投下する計画でしたが、小倉が雨だったので、被害の状況を目視で確認し録画することができないため、長崎に投下したのです。
昭和天皇はこの惨状をお知りになって、もう自分はどうなってもいいからと、処刑されることを覚悟されて、御聖断を下されたのです。
そもそも日本が日米開戦を決めたのは、東アジアの国々を欧米列強の植民地支配から解放しようとする日本をABCD包囲陣による経済封鎖などにより、弱体化させようとする不当な対応に対抗せざるを得なかったのです。こんなことされれば、どんな小国でも宣戦布告するだろうと東京裁判のパール判事は述べています。
南京事件は、大部分が捏造です。ほとんど証拠というものがありません。
当時南京には20万人しかいませんでした。南京事件の1か月後にも20万人いたと南京に駐留していたイギリス軍が報告しています。南京は、周囲を高い城壁で囲まれ、簡単に行き来ができなったにも拘らずにです。
南京事件を唯一伝えたイギリスの通信社の特派員は、中国の宣伝部から、報酬を得ていました。もちろん戦時中ですから、全く戦闘がなかったということはないでしょうが、この特派員の嘘の報告が世界をだましたというのが真実です。
マニラの場合についても、米軍の砲爆撃が市街地を壊滅させました。その責任をマッカーサーが日本軍に責任転嫁したのです。以前マニラを敗走したマッカーサーが、
「I shall Ruturn.」と言ったように、日本に罪をかぶせてその復讐をしたのです。そんな日本に対する復讐裁判が、各地で行われたのはご存じのとおりです。

それにしても変な詩です。
日本の軍隊を悪く言うのなら、わからないでもありませんが、なぜヒロシマを悪の象徴のように表現するのでしょうか。要するに、日本で最も同情されるべき、ヒロシマを悪く言って、さらに日本全体を悪く言いたいのでしょう。
どうしてここまで卑屈になるのでしょうか。
歴史を正しく認識されていないからこんなことになるのです。世界の想像を超えた残虐さを認識されていないのです。
太平天国の乱、大躍進政策、文化大革命で、自国民を何千万人も虐殺した中国、アジア、アフリカを植民地支配し、略奪と侵略を繰り返してきた欧米列強、先住民を野生動物のごとく虐殺したアメリカ人やオーストラリア人、ベトナム戦争で、アメリカの手先となって、最も残虐に強姦と緑脱をした韓国兵。
この詩人はどれだけ知っていたのでしょうか。知っていても知らぬふりをしていたのでしょう。
日本人くらい、優しく平和的な民族は世界にいません。
僭越ながら、ご賢察を切望いたします。

投稿: 平山和夫 | 2011年9月14日 (水) 22時56分

栗原貞子さんの詩には、朝鮮に対する日本の悪事がありませんが、日韓併合時代、日本が朝鮮にした「余計」なことを箇条書きさせてください。

食糧、衛生状態等の改善により人口が2倍に増加した
平均寿命が24歳から30歳伸びた
奴隷を解放した
幼児売買・売春を禁止した
家畜同然の扱いをされていた女性にも人権と名前を与えた
標準朝鮮語を作った
朝鮮語の教材を大量に与えた
5200校の小学校を作った
239万人を就学させた
識字率を4%から61%にした
3800キロメートルの鉄道を敷設した
港、道路、橋を建設した
耕作地を2倍にし、1反当りの収穫量を3倍にした
6億本の木を植林した
ため池を造った(現在の半分のため池は当時のもの)
(その他多数)

日本が日本の予算でこんなに援助したのに、朝鮮が反日教育をするのなら、朝鮮などと関わらない方が良いのです。それは、ロシアの高官も、主に北朝鮮に対してでしょうが、同じことを言っています。

投稿: 平山和夫 | 2011年9月14日 (水) 23時20分

考え方を変えるべきだと「切望」されながら、結局、無視されて、反論も何もないんですね。

議論を挑んでも、自虐史観の人はいつもそうです。
私の説明に対し、沈黙し無視する。私の態度や口調が良くないからだと思いますが、さびしい気がします。
事情がよくわからなくても、日本が悪いと認め、謝罪すれば、自分が人格的に優れていると思われる、とでも考えていられるのでしょうか。日本人同士ならその通りですが、国際的には、特に朝鮮人、中国人には付け込まれるだけです。
松本様も、日本人向けにブログを公表されているわけですから、日本を悪く言うのなら、その根拠を説明する必要があるのではありませんか。
日本人である私たちの祖父や父を悪く言っていることになるわけですから。

投稿: 平山和夫 | 2011年9月19日 (月) 23時25分

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