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2011年9月18日 (日)

工学技術の悲しい成果

110918hukusima_cover 福島第一原発の「原子炉建家カバー」の模型です。
 W42.3m×D46.9m×H54.4m という巨大カバーで建家全体を覆ってしまうという実にアナログっぽいプロジェクトです。でもすごい土木技術ですね。1号機から4号機までそれぞれスーパーゼネコンに緊急発注されたようで、先月から突貫工事が始まり、現在は「巨大パネル(24m×15mほどか)」の取付中です。現場作業を最小化すべく、部材はすべて小名浜港で巨大ユニット化され、巨大クレーンで建て込むような施工計画だそうです。その作業の仕組みは、東京電力の計画概要で発表されています。
 さすが土木大国、見事な取り組みのようです。スーパーゼネコンにとっては「原発工事」は、きわめておいしい仕事と伝えられています。今回の突貫・特攻工事の受注も多分そうなのでしょうが、国家的 final project ですから、東電さんも破格の発注をされたのでしょうか。それとも受注者側が、これまでの恩義のお返しに、大出精値引きなどなさったのでしょうか。高度放射線環境での作業で、作業員も監督職員も短時間しか従事できないようです。新たな事故の発生だけは避けて欲しいものです。
110918final_mission 米国ケープカナベラルでは、スペースシャトル Atlantis による The Final Mission があり、何事も無く無事にシャトルプロジェクトの幕が閉じられたようです。9・11の追悼行事も、さほどのリアクション無く「無事」に幕が閉じられました。Memorial の地に、再び巨大ファイナンシャルセンターを「復興」させようと努力が続けられています。
 原発やら、スペースシャトル、巨大スカイスクレーパー、そしてこの巨大「放射能ごみ飛散カバー」、どれもこれも立派な工学技術の成果ではあるのでしょうが、なにか物悲しい FINAL をイメージさせてしまいます。

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