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2011年10月19日 (水)

ポーラ美術館

111018pola_m 箱根仙石原の「ポーラ美術館」に初めて行きました。1990年代の末に、小塚山の自然環境破壊が問われて長期の反対運動が続いていました。2002年に開館しましたが、この美術館だけは足が向きませんでした。今年の3月から開催されている藤田嗣治展に、意を決して出かけました。
 この美術館、自然破壊を最小限にとどめると言うことで、建物は地上部分を最小限にし、用地内に円形の壕を掘り下げその中に、ギリシャ十字形の施設を納め、4つの三円角ドライエリアを持たせるという構成をとっています。広大で美しいヒメシャラなどの自然林の中に、大きな円盤UFOが降り立ったような美術館です。深海の中の円形潜航艇のようなイメージでしょうか。
 日建設計の安田幸一氏の設計で、建築学会賞、BCS賞を得ています。環境保全論争の回答としては、開き直ったような建物ですが、せっかくのこの美しいヒメシャラ林にはいっさい手を出さないという孤立感が、この美術館のストイックさを強調しています。
 藤田の企画展は、新しいコレクションなどがあり、かなり丁寧な展示で快適に観ることができました。ただ、保存照明とかで、高齢者には光量不足でやや疲れました。難しい問題ですね。(高齢者割引200円でしたが)
 藤田については、さまざまな思いがありますが、希有のアルティザンとして、今後も高く評価されていくことでしょう。この美術館の収蔵品の主要部分になっていくのではないでしょうか。身近にある美術館が充実していくこと、嬉しいことです。今回は企画展だけしか観る時間がありませんでしたので、ゆっくり時間をとって、常設展示のコレクションを拝見したいものです。良い美術館です。

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