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2011年10月17日 (月)

御用米曲輪クスノキの森

111017forest1 小田原城址、御用米曲輪北土塁とされているところは、見事なクスノキの森です。地方都市といえども、市街地の真ん中に昼なお暗い森があること、誠に得難いことです。史跡整備と緑の保全というナーバスな問題をはらんだまま、この森の枝落とし作業が先週の木曜日から始まりました。画像中央の高所作業バスケットにはお二人の作業員の姿が見えます。ここのクスノキは30mを超えていますので、伐採作業は目もくらむような高さでチェーンソーを使って行わなければなりません。
111017forest2 地上の監理者からの指示を聞き取りながら、一本、一本巧みに枝を落としていきます。「植栽専門部会」での合意にそって、森全体の姿、スカイライン、空間バランスなど慎重なもくろみの中で枝が詰められていきます。伐られた枝は、悲鳴を上げるかのようにうなりながら落下します。
111017forest3_2 枝によっては、切り落としたあと、静かに地上に降ろされるものもありました。バルーンに乗って空中を散策しているような錯覚を覚える光景です。クレーン操作員の巧みなハンドルさばきで、滑らかに移動がおこなわれていました。これまで全く人の手が入っていなかった高所に、大型重機による剪定作業が続いていきます。
111017crane 「剪定」という人為作業が加わると森の姿は変わってきます。軽快感、親しみ易さのようなものも出てきますが、この森の重厚感は失われていきそうです。樹木自身にとっては、のびのび、せいせいという感じなんでしょうか。今後、史跡整備と緑環境の共生というテーマの実現が市民合意のもとに進展していくことを願わずに入られません。
 それにしても、この高所作業のためのクレーン、見事な高さです。3枚の写真を合成してのっぽ画像をつくってみました。高所恐怖症の当方、恐る恐る写真を撮りましたが、ぞくぞくし始めてあわてて終了しました。こんなクレーンにぶら下がって作業する方の平静さに敬意を持ち続けて帰宅しました。
(この枝降ろし作業は、しばらく続きます。ぜひ作業見学にお出かけください。「植栽専門部会」の本年度第2回の会議が、11月7日に開催されるようです。史跡整備、城址公園整備、ともに大切な市民課題です。ぜひご関心を持って、会議の傍聴などにもお出かけください。)

 こののっぽクレーンの「jpg画像」も添付しておきます。お使いください。

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