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2011年11月12日 (土)

小田原城址の古木を救出しよう

111031dead_pine 本年度から整備事業が始まった御用米曲輪には、貴重な古木が見事な景観を作っています。この画像の伐採されたクロマツの古木(樹木番号168 幹周292cm)は、植栽専門部会でもたびたび論議になりましたが、主幹がかなり傾向して土塁整備工事の大きな支障になる、サポートするためには大きな費用がかかる、惜しい古木ではあるが伐採せざるを得ない、所管課の判断を止むを得ないものとして5月の部会会議で伐採を承認したものです。
 伐採した結果、このクロマツは樹齢220年と計測されました。我が国では寛政の改革がはじまり、仏蘭西では「人権宣言」が発せられた時代に誕生した古木です。
 江戸末期(1870年)大久保時代の姿に復元整備するために、樹齢220年の古木を伐採する「苦渋の決断」、保存費用がかかりすぎるという判断、ほんとうにこれで良かったのでしょうか。先のブログ記事にも書きましたが、「緑と史跡の共生」という指針にもかかわらず、整備優先を唱え続ける一部部会員の自然環境感はいかがなものでしょうか。小田原城を北条五代、戦国時代の城として、小田原市のランドマークにしようという市民意識に反して、江戸末期の小田原城を復元する、そのために貴重な古木を伐採し続けるというのはあまりにも貧困な都市政策です。
110925dead_tree 平成22(2010)年の「史跡小田原城跡本丸・二の丸植栽管理計画」と平成20年(2008)年の「史跡小田原城跡の植栽管理について(提言)」を廃止しなければ、城址の緑は「史跡と共生」などできません。緑の保全は、この都市の最も大切な命題です。
 そして、平成5(1993)年の「史跡小田原城跡本丸・二の丸整備基本計画」を全面的に見直して、小田原城跡の保全について新しい時代の「基本構想」を組み立てるべきです。「江戸末期復元」のために、自然環境を破壊するなど決して許されるものではありません。
 小田原城址の緑、小田原市の貴重な自然環境資源を、復元整備による破壊から守り続けましょう。

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