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2012年1月 5日 (木)

2012年は始まった “Is America Over?”

120105america 新しい年になった。平成の世も24年目。穏やかな日々を続かせたいものだが、ユーロが99円になったとか、きな臭い年になるのだろうか。
 平成3(1991)年の冷戦終結で USA 一国覇権の自由自在経済社会が続いていたが、平成13(2001)年1月に登場した Bush junior の世になってから、USA は迷走し始めたのではないだろうか。フロリダ州の奇怪な開票結果でこの世襲 junior大統領が、世界制覇の権力を得たばかりに、911の手ひどい攻撃を受けてしまった。その後の単細胞な反撃で USA と「同盟国」(善の枢軸?)を泥沼に引き込み8年間の「高価な戦争」で、民主主義の騎手 USA の手から「覇権」が消滅してしまったようだ。(Cost of War というサイトによると今日現在の USA の戦費支出は、イラクで7999億ドル、アフガンで4891億ドル、都合1兆2891億ドル、76円換算だと98兆円ほどになる!)
 自由自在経済政策は、USA 市民の1%と99%に信じがたいほどの所得格差を生み出し、貿易収支は巨大な赤字を続けている(6983億ドル/2008年)。かつての覇権帝国が、災害に喘いでいるこの日本国に、さらなる「思いやり」を求めて「平成の開国」を迫り、海兵隊基地の理不尽な負担を無理強いしなければならない苦境に落ち込んでいる。「資本主義完全勝利」の夢は「大統領選択」の不首尾から、はかなく落日を迎えようとするまでになってしまった。"Change"大統領は、今年の選挙はなんとか2期目を迎えられそうだが、落日のChangeは叶いそうもない。
 円高の日出ずる国は、消費税/TPP/普天間という「対日要求」に打ちひしがれつつも、落日の宗主国に殉じるしか道はないのか。「短命な政権」を揶揄されるが、ほんとうにそうなのだろうか。徳川政府が明治政府に権力を差し出して以来、この144年間、長期政権が続いているのではないだろうか。「政権交代」に希望をつないだ選挙民たちは、「交代」はあり得ないことを見せつけられている。
 ほんとうの「政権交代」は、この国が「自主独立」してからの話のようだ。1868年からの144年の内、その半分ほどの67年間が、USAの占領、軛のもとで制限自主権が引き継ぎされて来たに過ぎない。この軛を断ち切って始めて「民主主義」が成立して、選挙が意味あるものになるのではないだろうか。「傘」から抜け出したら「日本」経済団体連合会も「日本」銀行も、「全国」農業協同組合中央会も、やっと本気が出せるのではないだろうか。沖縄県民の選挙権も日本国民の選挙権も、やっと価値あるものになりそうだ。
 「絶望は虚妄だ、希望がそうであるように」Petőfi Sándor
(画像は米国外交評論誌 FOREIGN AFFAIRS 11,12月号と1,2月号)

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