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2012年1月23日 (月)

暮らしの博物館

120123daikaishou 昨日の日曜日、わが家の至近にある小田原-清閑亭で、絵巻「大海嘯絵図」の1.3倍拡大コピーの展示を見てきました。
 かねてより、播磨晃一氏の「小田原カランドリエ」の挿画で知った「小田原大海嘯(福山金兵衛画)」を拝見したいものと思い続けていましたが、コピーとはいえ念願が果たせました。たまたま加藤市長も見えていたこともあり、コピー作成者平井太郎氏のていねいな説明などもお聞きすることができました。
 1902(明治35)年9月28日の小田原大海嘯については、毎日新聞の展示紹介報道が良く伝えています。(加藤市長もブログ記事「大海嘯絵図」で紹介しています)とても興味深い貴重な郷土の歴史文化資産です。市長のブログによると、明治35年当時、小田原の浜町界隈に住んでおられた福山金兵衛さんが、この大海嘯に遭遇され書き残された絵図巻物2本が、昨年12月14日、ひ孫の福山真由美さんから小田原市に預託されたようです。
 清閑亭のやや薄暗い倉の中での展示でしたが、先人の被災驚愕の声が聞こえるような絵図を眺めながら、ヨーロッパの都市に必ず設けられている地方博物館の展示を思い出しました。ロンドンのV&Aミュージアムは大規模な生活文化の歴史博物館ですが、豊富な生活記録画の展示、パリのスービーズ館の革命時代のイラストコレクションなど、生々しい時代遺産が目に浮かびました。昨年秋に訪ねた「札幌村郷土記念館」の農具展示なども思い返しました。
 国立博物館のような考古遺産の展示館は、もちろん貴重なものですが、近現代の地方的な生活・文化の保存展示機能、教育機能を持った施設こそ、これからの都市文化の中心に欠かせないものだと、痛感しました。我が小田原市は、小田原城址という最大の遺産を持っていますが、「暫定利用」などとして、長期に放置している三の丸の公有地は、先人の声が聞こえるような「郷土博物館」の立地として得難いものです。都市経営の永続生をしっかり考えて、適切な都市整備、公有地整備を進めて欲しいものです。
(画像は「小田原カランドリエ」播磨晃一著 1993年タウンニュース社刊 から転載)

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