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2012年1月24日 (火)

浜岡原発「報告書における誤り」

120124kashiwazaki 東京電力柏崎刈羽原発5号機は、明日から定期点検のため運転を停止します。6号機は3月に定期点検入の予定です。これで東電の原発はすべて運転を停止することになります。5号機については、先週1月20日に「定例の動作確認試験における制御棒1本の動作不良について」を発表しております。画像に示した1本です。1ノッチ挿入試験で11ノッチ(168cm)挿入という異常があり、出力を7万kWほど落として運転継続しているとのことです。原子炉の制御は、なかなかデリケートなものですね。柏崎刈羽原発の2機が停止すると240万kWhほどの供給能力減になります。現在のピーク時供給力5,460万kWが、5,220万kW程度になります。東電サイトの速報値で見ると今日の9時55分現在で4,578万kWですから、当面の供給力不足は発生しないと思われます。
120124hamaoka 中部電力浜岡原発では、やはり先週の1月20日に「“浜岡原子力発電所における緊急安全対策について”等の報告書における誤りの有無の再調査結果について」という発表をしております。これは、2011年4月20日の国への報告書に間違いがあったので、その事実をリリースしますと言うことのようです。原子力 安全・保安院からの指摘で、昨年9月に記載の誤りを訂正しておりますが、今回再度の訂正をしましたという発表です。
 誤りの内容は、9月訂正は「冷却系電源の容量誤り(7kVAも低く報告)」「制御室の海抜高さの誤り(2.8mも高く報告)」などでしたが、今回の訂正は「原子炉圧力に対する冷却材の飽和温度の誤り」「仮設窒素ボンベの内容量の誤り」「屋内配管圧力損失の誤り」「災害対策用発電機に必要な電源容量の計算式の不統一」「がれき撤去用重機の仕様の誤り」「5 号機開閉所設備の設計地震力に対する裕度の誤り」などで、なんと55個所もの訂正が報じられました。原発の安全管理の揺らぎを感じざるを得ません。
120124hamaoka2 浜岡原発は、『東京電力福島第一原子力発電所に襲来した津波(海抜15m程度)などを踏まえ、海抜18mの防波壁を新たに設置するとともに(総延長1.6km)、両端部は盛土で約20mにかさ上げをおこないます』として、厚さ2mの鉄筋コンクリートの巨大塀を建設中です。高さは地上に12m、地中に15~40mとするのだといいます。世界最大の壁です。1.6Kmの長大な壁が、軟弱地盤を堀りきっても活断層のエネルギーを制御できるのでしょうか。無茶な巨大塀に」1,000億円を投じるそうですが、とてつもなく単細胞思考の「ゼネコン事業創出」に思えます。「浜岡原発は本当に大丈夫なのか?」というサイトがあり、工事状況の速報がアップされています。ご一見ください。
(中段の画像はこのサイトからの転載。下段の画像は浜岡公式サイトからの転載)

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