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2012年3月

2012年3月27日 (火)

柏崎刈羽原子力発電所6号機の運転停止

120327kasiwazaki 東京電力のプレスリリースです。
 『当社は、平成24年3月26日から柏崎刈羽原子力発電所6号機(改良型沸騰水型、定格出力135万6千キロワット)の第10回定期検査を開始いたしますのでお知らせいたします(3/21)』
 『当社福島第一原子力発電所、福島第二原子力発電所が停止する中、柏崎刈羽原子力発電所につきましては、順次定期検査に入っておりますが、明日3月26日より柏崎刈羽原子力発電所6号機の定期検査を開始いたします。これにより、当社の原子力発電所全てが停止することになります(3/25)』
 3月日午前1時46分、東京電力の原発17基すべてが停止しました。ご承知のように稼働中の原発は、北海道電力泊原発3号機(91.2万kW)のみとなりました。日本の原子力発電所概要一覧を更新しましたので添付します。
 野田政権は、内閣府原子力安全委員会が大飯原発の3号機と4号機の「安全審査」を承認したとして、その「政治判断」によって、再稼働のための地元自治体の説得に入るとしています。地元福井県はもちろん、各地域で再稼働に対する阻止運動が広がっています。民主党政権の「政治判断」が注目されます。
 当地小田原市でも、先の市議会で「原子力発電に頼らない社会の実現に向けた決議」が25対2で可決されています(民主党議員などの反対もあり、満場一致ではなかった)。小田原市行政も、再生可能エネルギー事業を推進しているのですから、小田原市長として「原子力発電に頼らない社会の実現に向けた意見」を表明して欲しいものです。(画像はWikipediaから)

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2012年3月23日 (金)

小田原市議会3月定例会最終日の傍聴記

120323vote 久しぶりに市議会本会議の傍聴に出かけました。今日で小田原市議会3月定例会は閉会します。最終日に画像にしめした決議等もあり、雨の中駆けつけました。何度傍聴しても、この地方議会の議事進行や規則、慣例など、番号で呼ばれる議員諸兄姉、米搗き飛蝗のように敬礼ばかりする議員、市長、採決に際して直立不動する議会事務局職員、なんとも普通市民の感覚では馴染めない光景が続きます。何とかならないもんでしょうか。
 ともあれ、今日の本会議は盛りだくさんでした。3月定例会はどこの団体でも予算審議の会議になります。小田原市議会は「予算特別委員会」を組織して、13人の議員さんと大勢の行政職員が連日連夜?(最終日は9時までかかったそうです)慎重審議された結果を、今日の本会議に報告されるという仕組みです。「平成24年度当初予算、一般会計、特別10会計、企業2会計」が審査され、この委員会では(1)市民ホールの設計者選定などの委託経費(703万円)、(2)旧片浦中学校の再生活用の施設整備費(9290万円)、(3)退職手当の調整額引き上げ(4会計で800万円ほど)を削除すべしとの修正案が採決され、(2)のみ賛成多数で採択された旨の委員長報告があり、質疑討論されました。削除された(2)について、鈴木敦子議員などからは風光明媚なこの地の施設活用の優位性が熱く語られました。承認された(1)については、大村学議員から用地取得されていない(居住者が立ち退きに同意しない)敷地の設計者選定などあり得ないときつい発言があり、やはり承認された(3)については、この経済雇用状況の中で公務員だけの優遇は市民理解が得られないという発言などがありましたが、委員長報告が賛成多数で承認され、旧片浦中学校の再生費用の削除だけで予算案は成立しました。修正成立に市長が御礼の挨拶と敬礼。なんとも奇妙なものですね。
 そして、相次いだ行政の不祥事の責任として市長に対する給与60%の減額条例案(4月給与は39万円ほどになる)が上程されたところで、突如「休憩」。この「休憩」は30分ほどですが、時間に追われている傍聴者にはきついものです。しばしば発生する「休憩」は多分議員間の調整などに使われるのでしょうが、議場外での調整で、議場内ではセレモニーという風土があるのでしょうか。
 11時50分再開。市長給与減額条例案可決。市長が深々と御礼の敬礼。その後監査委員の再任などがあり、その後画像に示した「原子力発電に頼らない社会の実現に向けた決議」が上程されました。この案の発議は、女性議員6名全員によるもので、小田原市議会としては歴史的事例と評価されるものです。かつて2004年頃、浜岡原発の運転停止を求める意見書策定の陳情が小田原市議会委員会で審査されたことがありましたが、関野隆司議員と檜山智子議員(当時)のお二人だけの採択賛成で、委員会審査はあっという間に不採択となったことがありました。そのときを思い出しながら、この決議についての質疑と討論を聞いておりました。「安全が確保されない限り運転停止」とあるが、安全が確保されれば運転開始しても良いのか、なぜ決議で意見書提出ではないのかなどの質問もあり、引き続き3議員の賛成討論、反対討論なしで、採決に入りました。小田原市議会では、未だに賛否の公表がなされませんので、私の目視による確認では、井原義雄議員と俵鋼太郎議員が賛成の挙手をされませんでした。25人の賛成でこの決議は成立しました。
 井原議員は東京電力社員(現?元?)、俵議員は民主党(電力労組総連支持)と言う縛りがあったのでしょうか。全員賛成とはならず、賛成多数での可決でした。電力産業、原子力村がこの地方都市小田原をも支配していることに驚きました。でも、「原子力発電に頼らない社会の実現」を妨害はなさらないと信じ、この歴史的議決が小田原市の意思となるよう、議会だけでなく市長も意見表明されることを強く願うものです。私の傍聴隣席には、お母さんと一緒に中学生と高校生のお子さんが傍聴されていました。今日の光景をしっかり記憶されて、新しい地方政治を拓いて行かれる、本当に嬉しい日でした。

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2012年3月10日 (土)

3・11に思う

120305gmap 昨日3月9日、3・11の地震体験をした同じ会場にいました。このホテルも部分的な建物破損があったようですが、何事もなかったのごとく華やかに営業されていました。被災地の1年後の姿に思いを馳せると、誠に心が痛みます。
 福島第一原発の事故は、地震・津波という自然災害に覆い被さって、これまでの復興施策と全く異なる状況にあるようです。その一方、停止中の原発の再稼働を求めている電力事業者の動向は最大の不安です。明日の3・11デーは、「原発NO、原発いらない」の声が各地で高まりそうです。ここ、小田原市でも、駅周辺商業地で「原発いらないよねパレード」が、川東地区では「震災復興支援・なくそう原発」が実施されます。
 この画像は、早川由紀夫氏の「放射能汚染地図(六訂版)3月2日」です。熱海、伊東も0.125μSv/hの領域に入っています。
120310speedi この画像は、「緊急時迅速放射能影響予測ネットワークシステム(SPEEDI)」が公開した3月12日から3月24日までの「内部被ばく臓器等価線量」をMapに図示したものです。避難指示に当たってこのSPEEDIの活用が求められましたが、全く機能していませんでした。米政府はすぐに把握したと言われていますが、官邸には届いていなかったそうです。この装備の設置経費はかなりの高額なものでしょうが、設置すること、費用を支出することにのみ意味があって、活用する仕組みは重視されていなかったのでしょう。何処にもある「箱もの行政」と同様だったのでしょうか。このことで、いのちを失った人びとも居られました。惨いことです。
120310hibakuzu この画像はとてもメルヘン調に描かれていますが、恐ろしいことを説明しているのです。(財)高度情報科学技術研究機構が作成した「気体および液体廃棄物中の放射性物質による一般構成員の被ばく経路」を説明する図です。既に、福島原発から80Km圏などは言うに及ばず、その影響圏は日本国の全土(水面も)、沿岸の海洋に広がっているのでしょう。惨いイラストです。
 今日3月11日、この日本は「追悼」と「原発NO」の声で、町もメディアも埋め尽くされました。この小田原でも二つの街頭行動がありました。この1年の行政府の無策と誤策が報じられていましたが、同時に「原発再稼働」の声も流れていました。多くの方が、TVの前で涙する中で「安全確認」が語られてもいたのです。
 なんとも先行きの不安が拭えない世情の中で、現行政府の無為に向かって、地方では荒々しい独善的な首長が出現し憲法など無視した「維新」が語られています。狂気と思えるほどに未熟な政治志望者には「維新」願望があるようです。明治維新をどのように評価されてのことでしょうか。明治政府が生み出した官僚機構の権力腐敗をどう考えているのでしょうか。明治政府の行き着く先が、67年前の「維新死・大敗北」だったはず。もう一度、明治政府の大失策を繰り返そうというのでしょうか。かのマッカーサー将軍が冷笑した「12歳国民」は、未だに12歳のまま?それとも、もっと若返った?
 この国には、日常的に地震災害があり、忘れ得ないうちに大地震が発生しています。自然災害には人為災害が連結すると言われていますが、つぎはどんな自然災害と人為災害がやってくるのでしょうか。東海地震と「維新政府の成立」?南海地震と「食糧難」?東南海地震と「東海道壊滅」?
 1年前の惨憺たる状況を忘れてはなりません。国レベルでも地方でも、まっとうな政治環境を生み出す努力が求められます。(画像は、上から早川由紀夫氏、文部科学省、(財)高度情報科学技術研究機構からです)

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都立高校の入試問題

120224mainichi 先月末から2週間ほど、仕事場を休んでいましたが、久しぶりに出かけたところ女子職員が保存してくれていたのが、この毎日新聞東京版「入試問題」記事です。みなさまも回答に挑戦してみませんか。小田原市民でしたら苦もなく解けることでしょうが、東京の中学3年生がこの問題に取り組んでくれている姿を思うのは嬉しいですね。5万人ほどの受験者のようですが、小田原駅東口からお城通りを経て旭が丘高校を左折し、お堀端通りを通って三の丸小学校で右折して藤棚まで、紙上とはいえ散策してくれたのです。
 出題者は小田原出身者?ありがとう!(毎日新聞2月24日)

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2012年3月 9日 (金)

3・10 の記憶

120310ruin_ryogoku 1945年3月10日未明0時7分、飛来した325機のB29による空爆が始まりました。38万1300発、1783トンの高性能焼夷弾と爆弾による絨毯爆撃で東京は焦土と化し、10万人を超える死者と行方不明者を生み出しました(当時の警視庁発表8万3793人)。
120310boeing_b29_2 USAF第21爆撃集団司令官としてグアムに赴任したカーチス・エマーソン・ルメイは、木造家屋密集都市むきの新たな空爆戦術を立案します。徹底した焦土戦術です。B29の搭載量を最大化するため搭乗員数を減らし防護用の装備さえ撤去したと言われています。従来の高高度からの爆撃ではなく1800mという低空からの爆撃を命じています。当然B29の被害も拡大し、3月10日の攻撃だけで54機を失っています。戦争終結を急いだ大胆な戦術だったのでしょう。戦後、このルメイ将軍には、日本国航空自衛隊の創設に尽力したとして、勲一等旭日章が贈られています。
 保護者のすべてを失った子供たちは「戦災孤児」と呼ばれ、路上生活、地下道住まいに追いやられ、治安の悪化もあり「戦災孤児狩り」が連日のように行われていました。同世代の私には、恐怖と惨さの記憶を消すことができません。国家同士による殺し合いは、戦争として政治化していますが、明らかな大犯罪です。一夜にして非戦闘員、一般市民10万人を殺戮するという凶悪犯罪です。あの日から67年、風化させてはならない大惨事です。(画像、記事資料はWikipediaによりました)

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2012年3月 6日 (火)

後期高齢者医療 滞納保険料の差押え

120305akahata 一昨年の1月、私学共済から強制的に脱退させられ、この後期医療保険に加入させられた屈辱もあり、この記事には注目しました。日本共産党の田村智子参院議員が厚生労働省に公開させたようです。差押えられた人は1,792人。この保険料は、年金から天引き(特別徴収)されますので、滞納はなさそうですが、天引き額が年金額の1/2を超えると天引きできない制度のようで、(後期高齢者の年金は、個人住民税、介護保険料と後期保険料を天引きする制度になっています)天引きされた方は滞納のしようがありませんから、別途納付(普通徴収)の方たちの滞納についての差押えなんでしょう。私も最初の保険料額決定(限度額)を通知されて、天引きされるものとばかり思っていましたら、別途納付しろと言われて、「1/2」のことを知りました。
 年金額が18万円未満の方と「1/2」超の方は、天引きしないそうですので、ほぼこれらの方が滞納差押え対象者と思われます。この記事によると2カ月分の年金13万円の振込と同時に差し押さえられたケースもあるようですが、この方の生計はどうなるのでしょうか。
 私自身は、ありがたいことにいまだに勤労所得等があり、各種の公的保険料も税もそれなりに負担できていますが、低額な年金生活に入られている方たちの保険料負担はかなりきついのではないでしょうか。問題を抱えたままの後期高齢者保険制度で、低額滞納の差押えを執行するというのはいかがなものでしょうか。憲法25条空文化の典型のような施策に思えます。
 私の乏しい経験から気がついたのですが、所得額が620万円を超えると、保険料算定額は「限度額50万円」となり、あとは10億円の所得者でも50万円なのです。75歳以上の高齢者には、高額所得者も多くいられます。所得割率は現在7.42%ですから、この算定に上限を設けずに高額所得者の負担を増やすべきではないでしょうか。格差拡大のいま、富裕層の負担を増やそうというのが国際的な流れになっています。保険料も累進負担に配慮するべきではないでしょうか。
(記事はしんぶん赤旗だけの報道で、全国紙地方紙での報道は見当たりません)

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2012年3月 5日 (月)

「小田原の慎太郎」?!?!

120303town_news 石原慎太郎氏は、お騒がせの好きなTV政治家のようです。かの有名な石原裕次郎の兄ですが、愛する弟『裕次郎が倒れた際に小笠原諸島から海上自衛隊飛行艇を呼び寄せて帰京し、公私混同として問題になる。燃料代は160万円かかっていた』とWikipediaに書かれています。この手の話題づくり以上に印象深い方です。1975年の都知事選では美濃部亮吉氏に敗退していますが、24年後の1999年に当選して以来都知事の座を4期占めています。後楽園競輪復活やらカジノ構想、「都立」銀行の設立、オリンピック再誘致などなど話題にことかきません。
 わが小田原の市長に名乗り上げた市会議員が、この「怪人」を目指しているとは信じがたい事件です。民主政治社会の選挙は一体全体どうなっているのでしょう。『私は小田原の慎太郎になると意を決した』というこの寄稿文、何度も虚心に読み返しましたが、お考えになっている政策の姿が見えてきません。
 5月に迫った小田原市長選挙、小田原市民はどのような選択をなさるのでしょうか。
(ここ10日ほど、家事、育児(トイプードル)に追い回され疲労困憊。昨日やっと家人が復帰しましたが、正気に帰るにはいま少し時間がいりそうです)

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2012年3月 2日 (金)

小田原地下街再生事業(2)

120302escarator2 小田原市は、この再生事業についての「市民説明会」の開催を避けているようです。「説明」できない事業なんでしょうか。これまでの施策所管は企画政策課でしたが、2月20日の委員会審査以来、都市部市街地整備課に引き渡したようです。
 この再生事業は、小田原市政府がその力量と責務力を試される「典型事業」になりそうです。フィージビリティーでは否定的要因が山ほどありますが、あえて正面突破を試みる冒険に出発しようとしているのでしょうか。それとも市民意見に施策を否定されて、撤退の口実を得るためなのでしょうか。既にかなりの額のコンサルタント費用が支出されていますが、その浪費のアリバイを作ろうとしているのでしょうか。
 決してそんなことはない。小田原市は「中心市街地活性化」の基幹要素として、必ず成功させる秘策をお持ちなのだと信じたい。その説明を、市民に直接話しかけて欲しい。そんな願いの中にいますが、小田原市はまず市民の意見をお聞きしようと言うことのようです。3月5日から「市民意見募集」が始まります。『市民説明はしませんが、「小田原地下街再生計画(案)」については平成24年2月20日(月)開催の市議会建設経済常任委員会に報告いたしましたので、それで済ませます。説明を聞きたい市民は、議員さんからお聞きください』ということです。
 本気でこの事業を成功させようとお考えなのでしょうか。失敗してもたかが25億のはした金、騒ぐほどのことではないのですか。

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