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2012年6月23日 (土)

鞆の浦 海面埋め立て事業の中止決定

120622tomonoura 昨日、22日広島県知事が、標記事業の免許交付をしないことを決定したと報道されました。ご承知のように2009年の広島地裁では、この免許交付の差し止めが認められ原告勝訴となりましたが、被告の広島県が控訴していて今日まで3年近くの間、広島県と福山市による模索が続いてきたようですが、「埋め立て架橋計画」の撤回が発表されたということのようです。この「埋め立て架橋計画」は鞆の浦沿岸に新たなバイパス道路を設けて、自動車交通の効率化を図るものでしたが、その経済的利便より「景観保全」が優先されるという選択がなされたのです。2010年5月に設置された住民協議会の報告を受けて湯崎英彦広島県知事と羽田皓福山市長が事業撤回を合意されたことはとても大きな「事件」です。
 画像の記事は東京新聞昨日の夕刊です。今朝の神奈川新聞には、この事件の報道は全くありませんでした。神奈川県でも、大磯町から小田原市南部にかけての相模湾沿岸に「高架自動車専用道路(民営の有料道路)」が存在し、国道1号線の補完道路となっています。そのために、貴重な相模湾沿岸の景観は無惨に毀損され、まさに経済優先の象徴のような姿をさらし続けています。
 2007年9月7日の「台風9号」による猛烈な波浪で、このバイパスが崩落して、長期にわたって使用不能になったことがありました。仮設的応急修理で臨時通行をしていましたが、鞆の浦の原告勝利地裁判決が出た時期、2009年10月14日に、中日本高速道路株式会社などによる 「西湘バイパス復旧工事現地視察見学会」が行われました。その後かなり大変な復旧工事が長期にわたって継続され、現在も多くの車が沿岸自動車専用道路を通行しています。
 この道路のために20Km以上にわたって貴重な海岸の景観が失われています。自動車交通は、本来的に国道1号線を整備して交通事情を改善し、この「高架自動車専用有料民営道路」は撤去されるべきです。安易な公共事業選択の過誤は、速やかに修正されるべきです。神奈川県も神奈川新聞も、「景観保全」にもっと歩みだして欲しいものです。昨今の「マンモス婚礼施設」の横浜市有地での建設計画など、驚愕の事態が進行しています。美しい「県土整備」を望みたい。

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コメント

東海大病院の帰りに素晴らしい富士の眺めを堪能されたようですね。
しかし、それは自然を破壊して建造された小田原厚木線の上ですよね。
ご自分が利用する小田原厚木線は許せて、利用されない西湘バイパスは許せないのですか。
エゴ以外の何物でもないと思いますが。

投稿: 土谷建 | 2012年6月24日 (日) 14時22分

小田厚とバイパスは河野一郎氏の置き土産でしたね。
洋平さんはあまりこの手の大型事業はもってきてくれませんでしたが、つゆき順一さんなんかが当選すると大型公共事業を持ってきてくれそうです。箱根外輪山トンネルとか、駅前ホールとか、いまや絶滅状態となった利益誘導型政治家です。

投稿: 小田原不良市民 | 2012年6月25日 (月) 12時19分

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