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2013年2月

2013年2月25日 (月)

住宅・建築物の省エネ改修と耐震対策促進

130225eco_taishin_2 国交省は2月20日、平成24年度補正予算による支援事業の説明会を開催し、当日配布の資料を公開しました。それによると補正予算は「省エネ改修支援」50億円として、成立日から14日後の応募締め切りと言う慌ただしさです(扱いは独法建築研究所)。平成25年度もこの支援事業は継続し、当初予算は171億円を組んでいるようです。
 また平成25年度には「耐震対策緊急促進事業」が創設され、当初予算には100億円の枠がとってあるようです。これは緊急輸送道路沿道や密集市街地、津波浸水区域等の避難路沿道の住宅・共同住宅に対しては事業費の3分の2を国と地方自治体で負担(その他は23%)するとしています。安倍政権の景気対策でもありますが、予算規模はこれで適正なのでしょうか。

130225town_shinsei_2_3  マンションは、区分所有法というやや不安定な法の下に存在していますが、この国の都市整備にとっては大きな存在です。所有が区分され共有部分もあるという資産ですから、その管理や修繕、処分などの合意が欠かせません。この画像は本年初頭から地域紙で報道された高層マンションの所有権の移動ですが、管理上良い方向に向かっているようにも思えます。
 特に、耐震性能の改善についてはすべてのマンションが直面している課題ですが、地域防災計画で定められている「緊急輸送道路」沿道の高層建物、この新幹線ビルのように鉄道沿線の建物は、その安全性は被災都市の緊急対応に決定的な影響を持ちます。
 それぞれのマンションの区分所有者、居住者が、共同体としての施設管理を向上させることが第一ではありますが、マンション管理への行政側からの支援、関与は避けられないものになっています。管理不十分のまま老朽化していくマンションの存在を、基礎自治体は放置したままにすることはできなくなります。早期の積極的な施策が望まれます。

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2013年2月24日 (日)

住民監査請求

130224tokyo_2 今日の東京新聞の大図解シリーズは「税金の見張り番〜住民監査請求」でした。ちょっと大きな画像ですが添付してみました。

 これによると神奈川県に対する住民監査請求(1998〜2008)は471件で勧告が出たのは17件(454件は棄却)だそうです。小田原市はどうなのかとサイトを見ましたが、請求6件で勧告は1件だけのようです(2007〜2012)。2007年以前の記録は公開されていません。6件の請求を古い順にレビューしてみます。

(1)請求2007年4月16日・監査結果公表2007年6月1日「城下町ホール建設事件」山本理顕事務所との契約、神奈川県との協定は違法、是正すべしという主張でしたが、請求人の主張には理由がないとして棄却されました。(その後住民訴訟が提起されましたが、ご存知の通りこの契約も協定も実行されませんでしたので、取り下げしています)
(2)請求2007年6月5日・監査結果公表2007年7月31日「広報別冊事件」毎月1日に発行されている公式広報誌「広報小田原」の別冊と称する「(城下町ホール建設)ボイス〜期待の声〜」なるものを自治会加入全世帯に配布しましたが、そこに記載された阿藤快氏の期待コメントは本人の了解なし、したがって速やかに回収し当該経費支出を小澤市長は補填すべしとする請求人の主張には理由がないとして棄却されました。
(3)請求2007年10月5日・監査結果公表2007年11月30日「お城通り地区再開発事件」本件にかかるすべての補助金支出決定を取り消すこと、(株)アーバンコーポレイションとの契約など行わないこと主張でしたが、請求人の主張には理由がないとして棄却されました。(その後住民訴訟が提起されましたが、ご存知の通りアーバン社補助金を受理したまま倒産し、事業は中止されませんでしたので、取り下げしています)
(4)請求2009年4月15日・監査結果公表2009年6月11日「市長交際費事件」加藤市長は、平和マラソンやあきんど会議に支出した交際費29,824円と関連諸経費相当額を返還すべしと言う主張でしたが、請求人の主張には理由がないとして棄却されました。
(5)請求2011年11月21日・監査結果公表2012年1月11日「賃料請求権放棄事件」ヒルトン小田原の家賃3カ月分の減免の事件です。加藤市長は、ただちに再考し公平・公正・公明な行政措置に変更し、市民が納得できる説明を行えと言う主張でしたが、請求人の主張には理由がないとして棄却されました。決定書末尾に「市民への説明責任を果たされるよう要望する」という付言があります。
(6)請求2012年9月3日・監査結果公表2012年10月26日「附属機関事件」市民ホール管理運営検討委員会は条例に定める附属機関ではないのに公金支出をしたので、加藤市長は委員、講師報酬などの違法支出を賠償し、設計者選定補助業務委託契約を解除すべしと言う請求です。監査結果、違法な公金支出ではあるが社会通念上不当な水準にある訳ではないので、賠償請求には理由がない。業務委託契約は議会承認も得ているので解除の必要はない。勧告「平成24年12月末日までに市民ホール管理運営計画専門委員会を適法な状態にするための措置を講ずること」これでも唯一の勧告です。

 この住民請求は、なんとも頼りないもので、棄却ただちに住民訴訟と進むべきなんでしょうが、訴訟にはかなりの費用と事務量を要します。そう簡単にできるものではありません。そのためこの住民請求権も形骸化してしまいます。昨年からの「ヒルトン小田原施設売却事件」も請求準備が進められていますが、かなりの作業量を要しています。

 現行の内部監査では、事業施策に対す売る住民請求はほとんどが「棄却」の運命にあります。監査委員は3名ですが、内1名は議会選出です。議会承認事案への措置変更請求、賠償請求に委員の「勧告」が成立するとは思えません。画像の資料によると、識見委員には、自治体OBも多いようですし、市長、議会が任命する委員がその行政措置に厳しい「勧告」をするのは難しいのではないかと思われます。うちうちではない「行政監査・会計監査」の仕組みをつくりたいものです。

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2013年2月23日 (土)

ガラパゴス

130221tokyo_3 「議会は聖域」よくぞ言ってくれたという思いでこの記事を読みました。昨日の東京新聞夕刊の一面記事です。

昨日来、久しぶりに小田原市議会ふたつの常任委員会の議案審査の傍聴に行ってみました。私の歳のせいでしょうか、小澤市政時代の議会から見ても退化したのではないかと思えてなりません。日本国の衰亡の反映でもあるのでしょうが、辛い思いです。議会制民主主義というのは本当に優れた政治制度なのでしょうか。地方議会(国政も多分)の議員文化風土というもの、致命的な制度欠陥から生まれだしたのでしょう。さすがのこの国でも、かなり世間離れした風土になっているようです。

130221tokyo2  時代離れした会議規則のためだけでもなさそうですが、ぼそぼそ、もぐもぐ、『聞こえないよ』と叫びたくなるような議員と職員(執行部とか)の問答、これが審査だとはとても思えない。傍聴の辛さは、「規則を守りご静聴ください」というしばり。「不規則発言」はつまみ出すぞという強権支配。そんな中で、平然と会議中休憩しての「不規則問答」。

 この夕刊記事のようなガラパゴス状況は、全国的なんですね。わが小田原市議会でも、市庁舎内ではとうに死滅した「喫煙室」がいまだ生存して、活況を呈しています。主権者とか言われる市民の代議を担っているのですから、その重責を果たすためにも世間並みになって欲しい。

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2013年2月20日 (水)

小田原市芸術文化創造センター設計者選定2

130108lot この件でしつこく言い続けるのには、自分でもさすがに辟易してしまいます。建築物の設計プロポーザルに当たって、その「敷地」が確定していない、そんなことがあっていいものでしょうか。設計者選定委員会委員のみなさんはそれなりの良識をお持ちの方だと信じますが、この状態で2月中に「選定」を済ませて、3月20日の設計案公開プレゼンなどができるのでしょうか。

 昨日、『用地拡張について、最終的に1人の地権者の同意が得られず、この地権者の関係用地を除いて手当した用地でホール設計に突入のようです』という「事情通」の方からの情報提供をいただきました。画像に示した変形用地がさらに『虫食いになる』と指摘されています。

 平成25年度小田原市一般会計予算では、芸術文化創造センター整備推進経費 300,090千円が計上されています。その中身は「基本設計・管理運営計画策定関係費」69,003千円、「用地購入費等」145,900千円などです。こんなことだけが市民が知ることのできる情報のすべてです。厚生文教常任委員会は2月22日にあるようですが、どのような審査がなされるのでしょう。

 2007年の「設計案」廃棄という悲劇は繰り返したくありません。なぜこんな、建築設計を侮蔑するような非公開の「計画策定」をなさるのでしょうか。過ちをふたたび繰り返すのでしょうか。

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2013年2月14日 (木)

「小田原地下街再生事業」市民説明会

130214chikagai 標題の市民説明会は昨日13日には、市民会館で開催されましたが、あいにく「通夜」と重なり、今日「告別式」のあと、いささかくたびれてはいましたが、「マロニエ」という酒匂川右岸地域の市民施設での会に出かけました。

 画像は、その際配布された「実施計画案」の最終ページです。浜銀総合研究所にいたく調査させた「推計結果」の一部です。「地下街を再開した場合は、通行者が現状の1,360人程度から30,000人程度に飛躍的に増加する」と推計されています。素晴らしい委託調査結果です。

 この地下施設は私鉄資本を中心とした民間開発で1976年に完成したものですが、事業不振で事業者が撤退して、施設が小田原市へ無償譲渡されたという曰く付きの地下街です。その後破綻を重ね、2007年に閉鎖したまま今日に至っています。なんとかしなきゃいかんという施設ですが、今日まで右往左往して、JR東日本系のコンサルに企画委託して出現したのが今日説明された「実施計画」です。総事業費25億8千2百万円だそうです。高いのか安いのか分かりませんが、これで、飛躍的な活性化が実現するのであれば結構なことです。

 52ページの分かりにくい企画書を、駆け足でご説明されましたが、市民の不審感はとても解消されたようには思えませんでした。市民質問はたいへん制限的でしたが、おおぜいの方が発言されました。私もやっと「質問」させていただけましたので、「この事業が破綻した時に、どのような措置を想定されているのか?」と極めて簡単なお尋ねを市長にしたのですが「破綻時の措置は考えていない」とのことでした。まあ始める際に失敗した際のことは考えないのでしょうね。「再質問」と考えはしましたが、時間制限がありそのままになってしまいました。

 委託されたコンサルはどう考えているのでしょうか。小田原市が破綻で持て余した地下施設、解体撤去には大きな費用がかかる、なんとか引き受け手を見つけたい、一番身近で信頼熱い「JR東日本」さんに施設の無償譲渡を提案し、多少の持参金つきで引き取ってもらう、こんな想定が最も現実的なように思われますね。

 「東西自由通路」と同様に、市民負担でJR東日本の駅施設の一部か、駅中店舗で生き返らせていただくという結果になるか。小田原市議会3月定例会での論議が注目されます。

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2013年2月13日 (水)

お城をつくる〜天守閣を「木造」でつくる

120210donjon  先週末から続いている「葬儀の手配(私が葬儀委員長)」で、どこにも出られない中でしたが、今日の午前中、教育総務課に所用があり出かけたついでに「平成25年度小田原市予算書」を買ってきました。今夕には大和市の斎場で通夜を行いますので、一通り目を通すことしかできませんでしたが、気にかかる箇所がいくつかありました。

 教育費―文化財保護費(412百万円)ー史跡整備経費(325百万円)とあり、その中に「天守閣模型調査関係費」2,279千円が計上されています。二つ保存されてきた模型の調査外注費なんでしょう。委員会審査ではどのような評価がなされるのでしょうか。

 2月11日(建国記念の日)に「NPOお城をつくる会」のお披露目があり、慌ただしい中でしたが、市民会館に出かけました。NPO三役のみなさん、裃姿でたいへんなサービスぶりでした。これからの道無き道を辿っていく労苦に立ち向かう門出を表現されたのでしょうか。さまざまな方が、それぞれ「伝統工法でつくること」を熱く語られました。時間を気にしながらお聞きしていましたが、なんと、どういう訳か「元映画助監督」と紹介された方(現行の城跡整備副委員長)がとんでもないご挨拶をなさいました。元々お騒がせな方ではありますが、今回の暴言はいささか信じ難いものでした。メモした訳ではないのですが『お城をつくる会とは何事か、お城は立派にあるではないか、名称変更したら応援してやろう。天守閣をつくる会に直せ。天守閣が四方八方からみえるようにしなきゃ天守閣つくる意味がない(樹を伐れと言うことのよう)』などなど、大演説をぶたれました。文化財保護、城跡整備には大きな影響力を行使されていられるようで、とんでもない「植栽計画」をぶち上げられ、大騒動を起こしたばかりですが、挫けない方です。

 小田原の商業者が中心になって、市民総出で新しい木造天守閣という夢に向かって一歩踏み出した祝典に、まさに泥をぶちまけたような結末でした。さすがに、当方は堪えきれず退席して、お城を抜けて「徒歩」で逃げ帰りました。この不始末を「つくる会」はどのように考えられているのでしょうか。文化財課は、如何なんでしょうか。RC天守閣には「耐震スリット」を入れるという賢い手法で耐震性をクリアして、この木造天守閣構想を側面支援するようですし、「天守閣模型調査」に踏み切られたのですから、市民支援が盛り上がるようにすべきではないのでしょうか。いつまでこんな傲慢な方を、大切な施策の中に抱えていくのでしょうか。
 「お城」は狂信的な一部の方のものではありません。小田原市民が総出で守り育てていくべきものです。正常な史跡整備をすすめましょう。
(やっと今、通夜から帰っていささかくたびれていますが、久しぶりの記事をアップしました)

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2013年2月 4日 (月)

10年連続二千円札ゼロ=来年度=日銀発表

130204d_bill 時事通信の報道です。『日銀は1日、2013年度の銀行券(お札)発注で二千円札はゼロとすると正式発表した。これにより二千円札は10年連続の製造見送りとなる。
二千円札は2000年の九州・沖縄サミット(主要国首脳会議)を記念して発行されたが、利便性の悪さなどで敬遠され、流通量が低下している。銀行券は、日銀が独立行政法人の国立印刷局に製造を発注している。13年度は一万円札を10億5000万枚とし、全体では前年並みの31億5000万枚を発注する。(2013/02/01-20:24)』

 このお札、賑々しく発行されてから13年も経ちますが、見事な「いじめ」にあっています。小田原のタクシー運転手は、受け取りを拒否しました。その反面『わあ珍しい使わずにとっておこう』などという方も居られます。極めて不思議なヤマトンチュウ風土です。先日沖縄に出かけられた安倍さんも、日銀総裁に二千円札の利用促進をお願いされていないようです。表面は沖縄の「守礼門」の図像ですが、裏面は「源氏物語絵巻第38帖鈴虫」ですよ。美しい日本を取り戻すには、このお札こそと思いますが、やはり守礼門がこの国の敗戦と沖縄の悲惨を想起させて、気に入らないのかな。

 「利便性の悪さなどで敬遠され」ていると言いますが、金融機関こぞって利便性を悪くしかけているんではないですか。千円札を止めて二千円札だけにしたら、2%物価上昇なんて軽いかもしれませんよ。どこのATMにも入っていない、両替機にも入っていない、ひどいいじめですが、受け取り拒否されることはありません(小田原の一例を除いては)。非常に使い易いお札ですよ。このお札の運命が、この国の運命にならないように、せっせと銀行窓口で50枚ずつ手間ひまかけて両替してもらってます(50枚超えると手数料!!)。

 みなさんも、是非是非「二千円札流通促進運動」にご協力ください。Save Okinawa!

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