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2013年5月 3日 (金)

憲法を守る

130502constitution

 今日は「憲法記念日」、先月末この国の政権は、妙な祝賀祭典をやりましたが、なにをやったのか可視化していないようです。秘事だったのでしょうか。今日の祝日は、憲法を圧殺する秘事をやるのかな。

 昨日5月2日、「憲法9条 守る?変える? 全国投票」の運動に呼応して、小田原駅東口前でささやかに1時間ほどシール投票をやりました。「投票総数」137票「守る」が97票(70.8%)「変える」が17票(12.4%)「分からない」が23票(16.8%)でした。

 私は投票板を抱えて座らせてもらいましたので、投票者すべてと顔を合わせました。「守る」が70%と高率ですが、女性投票者が多かったからです。「変える」17票の内16票は20〜30代の男性、30代の女性が1票でした。「守る」97票は、10代の男女高校生、全世代の女性、高齢の男性が中心でした。

130503higuchi  憲法施行以来、今日までの66年間、日本国は武力行使をしていない、一人の戦死者も一人の戦争殺傷者も出していません。武力行使の担い手である若者たちが、この恩恵を廃棄して銃を手に戦場に向かおうというのでしょうか。有無を言わせぬ「徴兵」の不条理を承認しようというのでしょうか。そうではないのでしょう。彼らの日々は非正規雇用に曝され、社会保障に不安を抱き、高齢化の負担増に怯え、未来が描けない。現状をぶっ壊すこと、憲法をぶっ壊して、新たな地平を開きたいと言うことかもしれない。彼らにとって、現在の「平和」は生きづらいものになっているのかもしれない。就業制度や社会保障に展望を見いだせるような施策が全くみえない。ますますきつくなって行くに違いない。そんな苛立が「変える」のシールからみえてくるようです。

 「日本国憲法」が、痛めつけられながらも、国家の暴走を引き止め、一人一人の「個人」を守ってくれた。母親は徴兵で子供を失うことはなかった。子供たちは空爆で逃げ惑うこともなかった。しかし、この命綱の憲法を失い、個人を縛り義務づけを課す「国家主権憲法」が登場することの恐ろしさを、どのようにして理解させれば良いのだろうか。駅頭での1時間、考えつづけていました。

130503tokyo (追記)今朝の東京新聞の神奈川面にカラー写真つきで報道されていました。極めて単純なゲーム的街頭行動ですが、1時間の間の通行者生態の観察、たいへん勉強になりました。この後、地元会計事務所主催の第45回「人権と憲法を考える日」の講演会「いま、『憲法問題』をどう考えるか〜『戦後日本』を『保守』することの意義〜」に伺いました。講師樋口陽一さんは1934年生まれで、井上ひさしさんと同級生とのこと、私より1歳年長ですが同世代の時代認識を強く感じました。胸を熱くさせる良い講演でした。自らの老け込みぶり、ここでも反省しました。

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コメント

改憲論者も皆、平和を求めています。日本の平和と自由、独立を守るために憲法を改正しようと主張しているのです。
現行の憲法9条は、憲法前文にあるように
「平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して」定められたものですが、現実は、そんな諸国民などどこにもおらず、中国は軍事力を拡大し覇権主義を露わにし、韓国は竹島を侵略し、北朝鮮は日本人を拉致し核ミサイルの開発に血祭を上げ、ロシアは北方領土を占領したままです。

平和憲法によって日本の平和が守られているのではなく、アメリカの核の傘によって守られているのです。
憲法に「平和」と書いておけば日本の平和が守られるのなら、「日本には新型インフルエンザは発生しません。大地震は来ません。」と書いておいてください。
9条など、そのくらい意味のないことです。

投稿: 貫太郎 | 2013年5月 4日 (土) 15時27分

戦後、日本人の戦争の犠牲者がいなかったのは、貫太郎さんのおっしゃる通り「米国の核の傘」のおかげだと思います。また、ベトナム戦争では韓国軍が参加しましたが、その後ベトナムと韓国が戦争したことはございません。

松本さんは、樋口陽一氏の新書を紹介していますが樋口氏は護憲派であり、日本憲法学全体の見解ではございません。樋口氏の憲法を理解するには、「憲法 」を読まなければならないと思います。 http://www.amazon.co.jp/gp/product/442373110X/ref=cm_sw_r_tw_alp_UrkJrb1KDKHWZ @AmazonJPさんから

しかし、司法試験受験者の多くは、樋口陽一氏の基本書にしません。芦部信喜、高橋和之、佐藤幸治さんらの著書です。

ところで、樋口さんの憲法9条に関する考え方が、次のHPに掲載されています。樋口陽一『憲法』第一部 第三章 第二節「平和主義の原理」http://www.eris.ais.ne.jp/~fralippo/demo/review/HGC040125_constitution/

しかし、重要なことは樋口さんの憲法に関する見解というのは、大学の教室で解説される「理想論」だということです。現実の社会に対応した見解ではございません。

例えば、日本のタンカーがインド洋で北朝鮮の軍艦に砲撃された場合に、その近くにアメリカの軍艦が航行していたら、日本のタンカーを守るべく北朝鮮の軍艦を攻撃してくれるでしょう。しかし、逆の場合、アメリカのタンカーが攻撃を受け、そのそばを日本の自衛艦が航行している場合に、日本は何もできません。

こんな不条理が許されるでしょうか?

投稿: マコ | 2013年5月10日 (金) 16時57分

国防軍を保有している国家の一例
<北欧>      <中欧>
スウェーデン    スイス                     アイスランド    オーストリア
デンマーク
ノルウェー
フィンランド

上記の国防軍は、多くの犠牲を払ってきたのでしょうか?
松本さんが、「日本が国防軍を持つこと」を恐れるのは、文民による統制のシステムの方法を知らないからだと思います。

日本の技術では、北朝鮮のミサイルが発射台に並び、飛ん寸前に、日本はピンポイントで空爆できます。しかし、憲法第9条により、北朝鮮のミサイル発射を空爆できず、そのミサイルが松本さんの隣家に落ち、大破したとします。松本さんは、どう考えますか?運が悪ければ、隣家に落ちたミサイルで松本さんの愛妻も大怪我をし、自立歩行困難な状態になるかもしれません。「北朝鮮許せ〜ン!!」と叫んで、気持ちを整理なさいますか?もし、日本が先に北朝鮮のミサイル基地を空爆していれば、そういうことには、ならなかった状況下です。

北朝鮮軍に、肉親や家族が目の前で何十人と惨殺される状況を見た時、それでも「ただただ黙認すべし」と松本さんは、憲法9条によって、叫ぶおつもりですか?

投稿: マコ | 2013年5月11日 (土) 00時57分

憲法9条が、日本国家の暴走を引き止めていた、9条改正が国歌の暴走を招くとご心配をされていますが、中国や北朝鮮の暴走は日本国憲法では防げません。

結局、松本さんは、日本の政府や自衛隊よりも、中国や北朝鮮を信頼しているということですね。

自分の奥さんよりも、隣家の奥さんの方を信頼して、自分の財布を預けるようなものです。隣近所では、その隣家はやくざと思われているのにです。

投稿: そうた | 2013年5月11日 (土) 09時27分

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