6月25日そして6月30日
1950年6月25日、米ソにより南北2分割(北緯38度線)占領されていた朝鮮半島で戦争が始まりました。私は、この年の4月に新制高校(初の男女共学)に入学したばかりでした。戦争の激化、日本工業界の戦争協力(特需ブーム)で、一部階層は敗戦後初めての「好景気」に沸き立っていました。私の高校は明治通り(環状5号線)に面していたので、元帝国陸軍赤羽工廠に向かう破損した米軍戦車の陸走車などの往来で異様な光景が展開されていました。戦争終結後わずか5年でまた戦争です。警察予備隊、保安隊と「再軍備」の進展、そして労働運動(主に国労)に絡む謀略事件の多発、血のメーデー、レッドパージ、共産党の非合法化などなど、いま思い出しても身の毛のよだつような、「非民主化」「逆コース」が強行され、マッカーサー占領政策の大転回(日本の恒久的浮沈空母化)で戦後民主主義は崩潰してしまいました。冷戦の開始、私にとっては「政治」理解の出発になりました。
今週末の30日(日)午後2時より、小田原市川東タウンセンター「マロニエ」202号室で上原公子さん(元国立市長)をお呼びして「自民党憲法草案から、安倍政権のめざす国を読む」政治サロンを開催します。先週から資料づくりに入っています。草案全文はもちろん、改憲をめぐる貴重な資料を用意しています。
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