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2013年7月14日 (日)

私の le quatorze juillet

130714david 今日7月14日は、1789年のバスチーユ襲撃の記念日。フランス革命が市民の実力行動として姿を現した日として、フランス共和国の最大の祝祭日となっています。

 昨日の蒸し暑さを言い訳に、一日ゴロゴロして物語本などで時間を過ごしていました。2008年11月に第1巻を出した「小説フランス革命(佐藤賢一)」の第11巻が先月末に出版されています(9月出版予定の第12巻で完結)。今日ベッドの中で読みつづけていましたが、いよいよロベスピエールの権力掌握、エベール、ダントン、デムーランの処刑という山場にさしかかりますが、「神々が渇く」という懐かしい表現が登場していました。

 アナトール・フランスの“Les dieux ont soif (1912) ”を初めて日本語訳にした水野成夫氏がその書名としたものです。1946年と言う出版界壊滅の時期の貴重な翻訳書でした。水野氏は戦時もしくは戦前に原稿を完成させていたのでしょうね。私は、その極めて粗末な装釘のペーパーブックを、幾度も読み返しました。フランス革命に初めてふれて、こころ動かされた少年の「革命」体験でした。

 この「革命」はご承知のように帝政、王政復古、第2帝政、パリコミューン、普仏戦争敗北などを経てやっと第3共和制にたどり着いています(1870年)。そのときアナトール・フランスは26歳、百年近く掛かった「革命」の終幕には立ち会っていたのでしょう。

 先週の7月10日は、天正18(1590)年小田原城の開城。徳川幕府の長期武家政権に道をひらき、その「国体」は300年近くも続きました。1867年の薩長連合による天皇親政クーデターによって近世君主国に変身、国際社会の一員として拡大を成功させて78年継続しましたが、その終末、1945年の敗戦により国民主権の「民主主義国家」となり現在に至っているわけです。敗戦後も「国体は護持された」とする象徴天皇制は、1950年の講和成立・敗戦処理以後は、「逆コース」を突き進みながらも、なんとか生き延びてきました。2013年の国政選挙では、「天皇元首」をめざす自民党が政権強化を成功させると、マスメディアは伝えています。

 日本民主国はすでに66年経過していますが、日本天皇元首国(君主国?)をめざそうという政治勢力が台頭して来ているのです。文筆業の水野成夫氏は、その事業経営の才覚を認められ、産経グループを拡大成長させ、マスメディアの逆コース路線の強化に貢献しています。

 「小説フランス革命」に「神々は渇く」を発見し、神の国「ニッポン」の神は何に渇いているのだろうかと、考え込んでしまいました。

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コメント

「小説フランス革命(佐藤賢一)」は、小説であり、歴史の資料ではありません。小説を読んだくらいで、フランス革命を理解したと思っているようですね。

小説というのは、フィクションなんですよ。作家が「読者をここで泣かせよう!」、この場面で読者を怒り湧かせよう!」と構成し、面白く読めるようにフィクションを作り上げているのが、物語であり小説です。松本さんが「小説フランス革命」が面白く何度も読んだのなら、それは作家の手の平の上で踊らされたわけで、作家の能力が高かったということかもしれません。フランス革命の悲惨さ、残酷さを知らないで、フランス革命を語るのは、児戯に等しいです。

ところで、松本さんは、「日本の皇室・天皇陛下」と「ヨーロッパの王室」の違いを全くご存知ではないのですね。それは、日本の文化を理解していないということです。古事記や日本書紀をお読みになったことないのでしょう。

投稿: マコ | 2013年7月14日 (日) 15時46分

産経新聞を読みもしないのに、産經新聞のことを批判できる松本さんの軽薄さに驚きます。

投稿: マコ | 2013年7月14日 (日) 15時49分

松本さんはフランス革命に関心を抱かれたのに、何故、詳しくお調べにならないのでしょう?生半可な知識で満足できるのでしょうか?
「フランス革命のウソ」に関して、お伝えします。

日本では、一般的にフランス革命は、王侯貴族に横暴な圧政に対抗して革命が起こり、自由、平等、博愛の精神が、フランスに生まれたような単純なイメージを持つ人も少ないようです。ですが、フランスでは、未だにフランス革命を非とする王党派(ロワイヤリスト)がいるくらい、疑問を持つ人もいます。


自動車の二十四時間耐久レースで知られるパリ西方約120キロにあるル・マン市の公園で先月末、フランス革命で虐殺された反革命派の人びとの遺体約30体が衣服を着たままの姿で発見されました。その中には、女性や子供も含まれていたそうです。


フランス革命に最後まで抵抗したフランス西部は、最も熱心なカトリック教徒がいることで知られています。ブルターニュでは今でも、懺悔の行進祭(パルドン祭)が毎年行われ、伝統的カトリックの慣習が強く残っている地域です。


ル・マンから西方のブルターニュ地方やヴァンデでは、王制を支持する熱心なカトリック教徒が革命軍に激しく抵抗し、想像を絶する大量虐殺の犠牲の血が流された歴史が残っています。一般的にヴァンデの悲劇と言われているもので、フランス革命の恥部とも言われています。


革命派は王侯貴族だけでなく、権力に近いという理由で、カトリック聖職者を追放、虐殺し、教会を破壞しました。彼らの残忍さは想像を絶するもので、革命に反対する者を根絶やしにするため、女、子供も虐殺した記録が残されています。それはヴァンデの戦いとして映画や舞台にもなりました。


今回発見された遺体は、1793年12月12日と13日に革命軍によって行われた反革命カトリック教徒の虐殺によるものと確認されたそうです。遺体は、新しい文化センターの建築現場から発見されました。ヴァンデの悲劇を知れば、革命の背後に恐ろしい人間の狂気があったことを垣間見ることができます。

投稿: フランス革命のウソ」について本田政嗣 | 2013年7月14日 (日) 17時18分

フランス革命から214年たった。毎年7月14日革命記念日には、パリのシャンゼリゼで華やかなパレードが行われ、世界中から観光客が訪れる。だが一方でこの日を祝わないフランス人もいるのである。


革命から4年後の1793年、ロワール川南部のヴァンデ一帯で反革命の狼煙があがり「カソリック王党軍」が結成された。それにブルターニュやノルマンディーの「ふくろう党」と呼ばれる蜂起軍も加わり、各地で激戦を繰り広げるが、年内に共和国軍にほぼ制圧され以後はゲリラ戦が主流になる。いわゆる「ヴァンデ戦争」である。


それでも共和国は94年「地獄部隊」を送りこみ、フランスで語ることがタブー視されているヴァンデ一帯の大虐殺が起きた。無抵抗な住民たちの死体が累々と横たわる。女性や幼子も容赦なく殺された。人家にも畑にも火が放たれ村々は消滅した。この戦争全体の死亡者はヴァンデ側三十万人、共和国側十万人と推定されている。

投稿: フランス革命のウソ(2) | 2013年7月14日 (日) 17時19分

『安倍晋三が、日本を復活させる』という本が出ました。
著者は渡部昇一さんと日下 公人氏さんです。

安倍晋三をリスペクトしアベノミクスによる景気回復を期待しているだけの本ではありません。むしろ真正保守(渡部昇一)と新自由主義(日下公人)が連携して日本をより善き方向へ導く為の本だと思います。
 元々立派だった日本と日本人を貶めてきたのが、戦後利得者という左翼集団であり、上役や先輩の顔色を見ることを優先してきたエリートと呼ばれる人々であったりします。そんな相手から日本を取り戻すには、憲法を廃止し、外交や教育には官庁の力よりも民間の力を取り入れていく事が必要だとしています。それだけに安倍政権の使命は重大かもしれませんが、安倍晋三という総理一人に全てを押し付けるのではなく、真正保守や新自由主義の人が連携して、左翼や役人の言う事やる事に惑わされる事無く、立派な日本人として昔のような立派な日本を取り戻して、さらに発展させていく事が重要だと思います。

http://www.amazon.co.jp/安倍晋三が、日本を復活させる-WAC-BUNKO-渡部-昇一/dp/4898316808/ref=cm_cr_pr_product_top

投稿: マコ | 2013年7月17日 (水) 01時30分

『安倍晋三が、日本を復活させる』

[書評の紹介]

昭和ヒトケタ生まれの碩学者二人が、安倍晋三氏に大いに期待する所以が、本書で詳らかに語ら合われています。

渡部氏の著書『取り戻せ、日本を。 安倍晋三・私論』、
日下氏の著書『日本精神の復活 安倍首相が「日本の自立」と「世界の再生」を果たす 』、
この2冊のダイジェスト対談編といった趣もあります。
憲法改正、外交、教育、エネルギー問題など、これから日本が進むべき道について、縦横無尽、天衣無縫に語られています。
実にキレ味のいい提言の数々は一読の価値あり。

その上で、平成の御意見番おふたりが口を揃えて称賛する
「安倍晋三」という政治家の魅力(センスと実績)に大いに共感。

投稿: マコ | 2013年7月17日 (水) 01時32分

松本さんのブログを読んで驚いたのが、基本的な日本の歴史に関して、ほとんど知らないことでした。

日本という国は、古代の神話の時代から、国と民の安寧を祈り続けてきた天皇をいただく国です。日本の国民は、建国以来、その天皇を国民の統合の拠り所として、専断を排して衆議を重んじ、尊厳のある近代国家を形成しました。

山紫水明の美しい国土と自然に恵まれ、海洋国家として独自の日本文明を築いてきました。四方の海をはらからと願い、和をもって貴しとする精神と国難に赴く雄々しさを育んできたのです。

その中で、天皇は、神話の時代から祈る主体、祭祀王でありました。


一方、松本さんがお好きなアメリカは、祖国イギリスと税の多寡を巡って激しい戦いを経て独立を勝ち取ったのですね。戦火の中から生まれたアメリカは、日本とは全く国柄が異なるのです。松本さんは、そのことを認識していらっしゃいましたか?

日本の現行の憲法は、米国が日本の価値観とは全く異なる数種類の演説の部分部分を抜き取り、接ないだものを日本に持ち込んで創ったのが現行の日本国憲法なのです。ですから、現行の憲法には、日本の深い歴史への敬いや理解が全く見られないのです。

投稿: マコ:日本の歴史 | 2013年7月18日 (木) 18時37分

松本さん 先程、知人から松本さんがfacebook で私の記事を公開して下さっていることを知りました。どうもありがとうございます。
しかし、誤解されている点があるようです。

>私のブログのコメント担当者は、若い方のようですが、

「担当者」というと、何かチームで活動しているように聞こえますが、
全く、私個人の意志でコメントしております。私の友人もコメントを寄せているようですが、相談しながらしているわけではありません。

>偽名による書き込みですので、公開します。

私は自分のハンドルネームで投稿しているのです。

投稿: マコ | 2013年7月21日 (日) 10時57分

>天皇制の問題を「象徴」という新概念に押し込んで来ました

1)「天皇制の問題」というのは、松本さんは、天皇制のどの点を問題になさっているのでしょうか?

2)「『象徴』という新概念」ということですが、果たして新概念でしょうか?特に幕府が政治を執行していた鎌倉幕府以降の「天皇」をどのように考えていらっしゃるのでしょうか?

3)朝鮮戦争という米ソ対立の激化により、戦後処理は放棄されたまま

これは、松本さんの勘違いだと思います。国際法上、戦後処理はとっくに済んでおります。

これは、松本さんの

投稿: マコ | 2013年7月21日 (日) 11時10分

>この国の自立性喪失が、「天皇元首」という国体再編の主張になったようです。

松本さんの考える「国家の自立性」とは、どのようなことでしょうか?
よくわかりませんけれど、日本の国家が自立性を喪失したことはないと思います。GHQの占領下にあっても、国民は主権回復を求め、政治家、官僚、学者は、それを実現すべく尽力しました。

戦後、「国家の自立性」を失わせようとしてきたのが、反日運動や左翼活動だったのではないでしょうか?彼らは、日本の文化や歴史を否定することによって、日本人のアイデンティティを失わせ、欧米のような共和制を接ぎ木しようとしてきました。

左翼活動家や左翼の政治学者は、「日本には市民革命が起きなかったのが問題だ」と言います。しかし、日本には必要なかったのです。明治維新で無血開城を実現したことの意味を理解できないのでしょう。西南の役などありましたが、フランス革命のような多くの市民を巻き込むようなむごたらしい惨状を起こさなくても、穏やかな、平和的にものごとを前に進めて行くのです。日本人は「和をもって貴しとする」のですね。

フランス革命を称賛する松本さんは、日本の文化や精神を理解されていなのだと思います。

投稿: マコ | 2013年7月22日 (月) 10時53分

私のブログは、メールアドレスの記載を必須としておりますが、虚偽登録を厚顔無恥に平然と実行される方のコメントは、今後すべて削除します。

投稿: 松本茂 | 2013年7月28日 (日) 19時31分

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