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2013年9月 7日 (土)

なんとも不思議な古書市場

130907kappa 「少年H」に引き続き、妹尾さんのことです。画像の文庫本、まことに興味つきない歴史的博物記録です。個性あるクリエーターをはじめ政治家の仕事場まで、実に克明なイラスト(例によって正確な俯瞰図など)は美しい。

 レーガン大統領の「執務室」では、ビクトリア女王から寄贈された、まさにビクトリアンスタイルのデスクの詳細なイラストまで(デスク上には“IT CAN BE DONE”の銘板がある)描かれています。ロン&ヤス時代でしたが、ヤスの執務室、総理大臣執務室は未だかつて一般公開など考えてもいないと断られたそうです。
 前田外科病院の手術室、見事な俯瞰図に圧倒されます。妹尾さんは手術で大騒ぎする患者だそうですが、観察は鋭く詳細ですね。先々月の外科手術の前に知っておきたかった。
 建築家の斉藤義さんの建築現場というのもあります。斉藤さんには、2007年の城下町ホール事件の際、K君とともに事務所をお尋ねしてご教示をいただきました。「もういい加減に、変な劇場を建てるのを止めてください」と言い続けている妹尾河童さんらしい劇場装置のイラストもありますよ。小田原市の「芸術文化創造センター」ご関係のみなさんも、このお二人には、ぜひ一度お教えを乞うた方が良いかもしれません。
 先年亡くなった井上ひさしさんの書斎や雲の名人島倉二千六さん(ご存じないかもしれませんが彼の絵にはみなさん全員お世話になっているはず)のアトリエ、山下惣一さんの田圃など、興味ある観察が登場しつづけます。

 ところで、この文庫本は1円で購入したものです。送料250円負担で251円でした。私が購入した本の中で最高のコストパフォーマンス?ネット市場と言うのはなんとも不思議な世界ですね。みなさんもトライしてみてください。

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