« Happy New Year! | トップページ | 公営カジノで「美しい国」? »

2014年2月 3日 (月)

独立行政法人 国立病院機構 箱根病院

140203hakone_hospital 所在地は、小田原市風祭ですが「独立行政法人 国立病院機構 箱根病院」という名称の可愛い病院があります。小高い丘の上にある200床ほどの入院施設を持った、「神経筋・難病医療を専門とする病院」です。

 日露戦争の負傷兵のため、明治40年(1907年)に設置された廃兵院が、大陸での戦争拡大にともない「傷兵院」と名前を変えて、この地に移転してきたのが昭和11年(1936年)。以来多くの傷兵を抱え、長期の療養生活を支えてきました。最後の傷兵、浅木加寿義さんは、日中戦争開戦間もなく脊椎を銃撃によって損傷して以来、療養生活を続け、平成20年(2008年)10月21日に亡くなられ、遂にこの病院から「傷兵」は消えました。
 彼が入院していた第1病棟、その前にあったリハビリ用の屋外プールなどが取り壊されて、この写真の「新病棟」が年度内に完成するようです。歴史遺産的な国立病院らしく、病棟前庭には「奉安殿(天皇の御真影を保管する施設)」が現存しています(戦争をバックアップする「傷兵院」「廃兵院」が再登場しないことを信じたい)。
 お気に入りのこの病院、裏山には広大なグランドを持っていますし、かつては利用されていた温泉導引施設も残っています。現在は、遠慮がちに細々と経営されていますが、まだまだ再利用、機能拡大の余地を豊富に持っています(民営化などとは言い出さないで欲しい)。とても優しく、物静かな得難い病院です。
 診療科目は、神経内科/整形外科/泌尿器科/リハビリテーション科などと限定的ですが、高齢者にとってはほんとうにありがたい柔らかな病院です。
 (画像は、やっと養生シートが外されて、姿を現した「新第1病棟」の工事中の外観です)

病棟工事については、概要が公開されていません。web site では下記の告示のみ。

----------------------------------------------------------------
当院では、平成24年3月から病棟建替え工事を実施しております。
1 第3・第5病棟改修工事  平成24年6月完了
2 第1・第2病棟、ディケア棟、プール解体工事  平成24年8月末完了
3 病棟新築工事  平成25年12月末完成予定
4 第3・第5病棟解体工事  平成26年3月末完了予定

|

« Happy New Year! | トップページ | 公営カジノで「美しい国」? »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/139245/59064356

この記事へのトラックバック一覧です: 独立行政法人 国立病院機構 箱根病院:

« Happy New Year! | トップページ | 公営カジノで「美しい国」? »